総合政策学部

総合政策学部 3年 南 琴里さんがヒロイン役を務める
うわの空・藤志郎一座「ただいま!」の公演が紀伊國屋サザンシアターで行われます

2016年04月20日

Kotori Minami
総合政策学部 3年 南 琴里さん

総合政策学部 3年 南 琴里さんはこのたび、うわの空・藤志郎一座「ただいま!」の公演においてヒロイン役を務めることになりましたのでご案内いたします。

 

芝居を始めたきっかけや、学業と芝居の両立などについてお話を伺いました。

-琴里さんって本名ですよね?「ことり」なんて凄く可愛らしい、芸名みたいで素敵なお名前ですね!

南:ありがとうございます。琴里という名前は、母が世界中にあって、説明することのできるものから名前をつけようと考えて、「世界中に羽ばたくことが出来るようになって欲しい」との思いを込めて琴里という名前をつけたそうです。琴は日本で昔から高貴な女性のたしなみとされてきた楽器であることから琴という漢字を使用し、里は、琴の里という響きと雰囲気が優しく可愛らしいから選んだそうです。

 

-今回、うわの空・籐志郎一座の「ただいま!」という舞台のヒロイン役を務めるそうですが、芝居をやろうと思ったきっかけはあったのですか?

南:小学生の頃に「のだめカンタービレ」というドラマが面白くて、面白くて。漠然とお芝居って楽しそうだなぁと思ったのがきっかけです。本格的に始めたのは大学に入ってからで、芝居に限らず色々なオーディションを受けています。

 

-きものクイーンコンテストやミスブライダルモデルなどの賞も受賞されてますもんね。
今回の舞台は、その色々なオーディションを受けた中の一つだったってことですか?

南:今回はオーディションではないんです。

 

-そうなのですね!どういう経緯で「ただいま!」のヒロイン役をやることになったのですか?

南:今回の舞台の一年前に、このうわの空・籐志郎一座の「Palm-タナゴコロ-」という舞台のオーディションを受けたのがきっかけで、一年間こちらの劇団にお世話なって、その中で今回の舞台「ただいま」のヒロイン役のお話をいただきました。

-それは凄い!きっと一年間の努力が認められたんですね。ヒロインに抜擢された時はどういうお気持ちでしたか?

南: ヒロインに抜擢された時は、正直、恐怖と不安の気持ちで一杯でした。1月の初旬にそのお話を頂いたのですが、当時の私は全く声も出ないし、芝居をはじめて約1年でサザンシアターという大舞台のヒロインが務まるのか本当に不安でした。でも、まわりの方々が励ましてくださり、頑張ろう!!と思うことができました。「怖いと感じるのは、ちゃんと向き合っている証拠で、ふざけて適当にやっている人は怖いなんて思わない。怖いと思うその感情は正しいことなんだよ」と言われた時に、とても有り難く、素直に頑張ろう!と思えました。今思うと、すぐに喜べば良かったのに、まわりの方々に気を使わせてしまって申し訳なかったです。その分、皆さんの胸を借りて精一杯頑張ろうと思います。

 

-芝居の勉強をしたいなら、演劇学校へ行くという選択肢もあったと思うんだけど、なぜ中央大学の総合政策学部を選んだのですか?

南:進路を決める時に悩みました。でも役者になるには、まず人として色々な経験をしたいと思いました。演劇学校だと演劇に特化しているので幅広くは学べないのではないかと。そこで、専門分野に限らず、幅広い分野の学問を学べる総合政策学部を選択しました。例えば英語以外にも9種類の言語を学ぶことができます。私は他ではなかなか学べないヒンディー語を選択していますが、語学と共にインド映画を観ることもあり、インドは映画がとても盛んな国なので、映画の勉強にもなり、とても楽しいです。1年次で履修した黒田絵美子先生(専門分野:現代アメリカ演劇)の「法と文学」の授業では、映画を観て演劇の勉強もしますが、その映画に絡めた法律も勉強することができました。こういう学びは他ではできないのではないかなと思います。

 

-もうゼミは決まってるんですか?

南:1.2年で履修した黒田絵美子先生の授業に心惹かれたので、黒田先生のゼミを履修します。

 

-学業と芝居の両立は大変だと思うけど、ゼミではどんなことをしたいですか?

南:学業と芝居の両立…そうですね、紀伊國屋サザンシアターの公演の後は大阪、名古屋と公演が続くのでどうしようという感じですが、公演が土日や祝日なので、なんとか授業は出席出来ると思います。ゼミについては、まだ「これ!」というのは決まってないのですが、1.2年で、映画や法にも興味を持ったので、これからは以前の自分では観なかったような映画や芝居をたくさん観て勉強し、舞台をフィールドワークの場として色々な経験をして、何を研究したいかを決めたいと思います。今回は大きな劇場ですが、小さい劇場の時などは、設営で高い所に登ったり、照明なども自分たちでするので、勉強になります。

 

-最後になりますが、今回の舞台の見どころを教えてください。

南:「ただいま!」はうわの空・藤志郎一座の代表作で、新宿の紀伊国屋サザンシアターでは初の公演です。小さな島のとある家族と、島の人たちの笑いあり、涙ありのあたたかい物語です。台本がない「口立て」で、毎回違う生きた舞台となりますので、是非お越しください。

 

-体調に気をつけて頑張ってくださいね。舞台楽しみにしています!本日はお忙しいところありがとうございました。

 

話を伺うちに、可愛らしい印象からは想像もつかない、自分の力で未来を切り拓いて行こうとする、南さんの内に秘めた力強さを感じることができました。辛いことも、楽しいことも、全てを人生の肥やしにして、名前の由来のように、世界中へ大きく羽ばたく「琴里」になって欲しいと思います。

 

向日葵まぶしい夏、とある、小さな島で。

明るく自由に生きる家族と

彼らを囲む島の住民たちの、いつもの時間。

海の向こうに見えるは、憧れの東京。

なんでもなくって、楽しい日々。

 

ほんとうのことは、言わなくても伝わる、

私たち、家族だから---

 

うわの空・藤志郎一座の代表作、サザンシアター初進出公演にて上演。東京コメディ×泣ける物語。台本がない「口立て」で創られる生きた空間は、他では見られない、ワンアンドオンリー。お見逃しなく。(「ただいま!」フライヤーより)

 

詳しくは下記URL うわの空・藤志郎一座 公式サイトをご覧ください。

http://www.uwanosora.com/info/tadaima2016.html

 

中央大学の学生のみなさんへ

中央大学の学生に限り、特別に5月4日の夜18:00~の会のみ半額の2,500円で観劇することができます。

お申込みは下記URLよりお願いします。その際中央大学の学生は「学生O」を選択して下さい。

http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=33876&

※割引は前売り券のみとなります。当日券をお求めの際は、割引はございません。お間違えのないようご注意ください。

 

タイトル ただいま! うわの空・藤志郎一座 第45回本公演
作・演出  村木藤志郎
CAST 南 琴里/村木 藤志郎/高橋 奈緒美/島 優子/藤田 翔子/福田 美幸/水科 孝之/西田 静市/荒木 太郎/林 俊行/一色 亮佑/高村 めぐみ/濱川 恭次/飯村 幸子/松井 冬望子/二宮 響子/井上 友里奈/日下 詩帆/池谷 恵美/美齊津 舞/小島 美恵子/おくみき/つちだ さゆり/三原 美雪/柳瀬 晴日/田邊 浩仁/野田 翔太/川合 由士/高田 光洋/丸山 陸歩/丸山 哲弘/小林 三十朗/他
公演日程 2016年5月3日 (火・祝) ~2016年5月5日 (木・祝)
劇場 紀伊國屋サザンシアター