ビジネススクール

松下光司教授の共著論文が 「Food and Humanity」誌に掲載

2023年12月05日

●概要
中央大学ビジネススクール(CBS) 松下光司教授(マーケティング分野)の共著論文が、「Food and Humanity」誌に掲載されました(日本時間2023年5月27日オンライン公開)。


松下光司教授は、中央大学の有賀敦紀教授、北海道大学大学院生の市村風花さん、東京大学の元木康介講師との共同研究において、飲料を飲むときのグラスの厚みが緑茶の味に影響を与えることを明らかにしました。

これまでの研究では、グラス等の容器の材質や手触りが飲料の味や香りに影響を与えることが報告されてきました。本研究では、同じ材質かつ同じ手触りのグラスであっても、飲み口の厚いグラスは緑茶の甘味を増大させ、飲み口の薄いグラスは緑茶の苦味を増大させることが明らかにされました。本研究の知見は、同じ飲料であっても、グラスの厚みを変えるだけで、消費者に多様な味覚を提供できる可能性、すなわち個人の好みに合わせた飲用体験を提供できる可能性を示唆しています。


より詳細な説明は、以下をご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/communication/press/2023/06/66260/

※なお,本研究は長谷川香料株式会社の支援を受けて実施されました。

発表雑誌:Food and Humanity
論文タイトル: The tactile thickness of the lip and weight of a glass can modulate sensory perception of tea beverage


著者: Fuka Ichimura, Kosuke Motoki, Koji Matsushita, & Atsunori Ariga
DOI:https://doi.org/10.1016/j.foohum.2023.05.011

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