文学研究科

【究める Vol.1】教員紹介 宮間純一(文学研究科)

2019年06月07日

「究める」では、大学院で携わる人々や行事についてご紹介します。第1回目は日本史学専攻の宮間純一准教授にお話を伺いました。

 


日本史学専攻

宮間 純一 准教授

みやま じゅんいち

教員紹介


専門分野 

日本近代史、アーカイブズ学


担当科目 

日本近代史演習ⅡA・B

日本近代史特殊研究A・B

 


 

仕事で一番大切にしていること

研究で得られた成果は、自分だけのものにせず発表する


座右の銘

努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る(井上靖)


趣味・特技

マラソン、旅行、娘と過ごす


 

指導学生から紹介します!

学部時代から宮間先生の授業を履修していました。幕末、明治期を様々な視点から分かりやすく解説してくれたので、毎回得ることが多い授業でした。また、卒業論文作成の際も丁寧かつ適切なアドバイスを何度もしていただきました。今後も宮間先生の下で多くの事を学びたいと思っています。

(博士課程前期課程1年 Nさん)

研究テーマ

明治維新を二つの目から研究しています。一つは、同時代の人びとにとって「御一新」とは何であったのか、という視点。もう一つは、<いま>にとっての明治維新、というまなざしです。歴史は、自然物ではなく<いま>を生きる私たちが過去を振り返ることによって誕生する物語です。つまり、現在語られる歴史のあり方を考えることは、それを生み出す<いま>とは何かを問う作業になります。このようなことを史料と対話しながら考えています。

論文・著書・学会発表

『天皇陵と近代-地域の中の大友皇子伝説-』(平凡社、2018年)

 

「地域における明治維新の記憶と記録」

(『日本史研究』679、2019年)

『天皇陵と近代-地域の中の大友皇子伝説-』(平凡社、2018年)

「近代日本における災害のアーカイブズ化-行政組織による「災害誌」編纂事業-」

(『国文学研究資料館紀要 アーカイブズ研究篇』13、2017年)

『戊辰内乱期の社会-佐幕と勤王のあいだ-』

(思文閣出版、2015年)

『国葬の成立-明治国家と「功臣」の死-』(勉誠出版、2015年)

 

など

                       

 

最近のトピックス

日本近代史の他に、アーカイブズ学に関心があります。近年たびたび話題になる公文書管理や、失われていく民間資料の保全に関する研究・実践も行っています。机上でものを考えるよりも、手足を動かして研究を進めるタイプなので、あちこちに史料調査に出かけます。学生のみなさんにその楽しさ、重要さを伝えていくことも大切な役割だと考えています。

受験生のみなさんへ!

大学院のゼミは、教員と学生が共同でつくる学びの場です。

日本近代史ゼミでは、緊張感をもちながら毎回良い雰囲気で議論を重ねています。

百聞は一見にしかずです。

進学を悩んでいる方は、是非研究室を訪ねてください。