2023年4月11日（火）、経済学部の1年次対象科目「経済入門」の初回授業が行われました（担当：江川章）。この科目は科目等履修生制度によって高校生にも開かれており、都内など本学多摩キャンパス近郊からは制服姿の高校生が訪れ、授業に臨みました。
また今年度前期は北海道、埼玉県、神奈川県、静岡県、愛知県、兵庫県、鳥取県、長崎県、熊本県からも、高校生がリアルタイムのオンライン受講で授業に参加しています。
授業前、やや緊張ぎみ（？）の高校生
初回ということで、まずは講義の進め方や成績評価、試験方式などのガイダンスからでしたが、その後にさっそく経済学の講義が始まりました。この日は「日本経済の全体像をみる」と題して「経済学とはなにか」「現代経済の仕組み」の各章がレジュメに沿って解説されました。新一年生と高校生からなる受講生は、需要と供給、市場、ストックとフローといった用語や、経済思想などを、ときに教員からのクイズを交えながら学んでいきました。
今年度 前期「経済入門」担当の江川章先生
最後に受講生が7～8チームに分かれてグループディスカッションが行われました。 「現時点で日本経済が直面している課題を次の観点で考えよう。①短期（1～2年）と長期（5～10年） ②国内面と国際面」に対し、短い時間ながら各チームともいくつもの課題を挙げ、発表しました。
時間の都合でオンライン参加の生徒はグループディスカッションができませんでしたが、各々課題について考え、チャットで回答を送ってくれました。
受講生たちはこれから7月まで全14回をかけて、日本経済の現状と仕組みについてさまざまな角度から学んでいきます。
経済学部 科目等履修生制度について
大学生の授業を受講できる「科目等履修生制度」について、経済学部では、高校１年生から出願できます。
高校生は審査料・登録料・科目履修料がすべて無料となるほか、中央大学経済学部に入学した場合、修得した単位は申請にもとづき、本学部の単位として認定されます。
大学生と通常の授業を一緒に受講することで、大学の学びを体感し、将来の学部選択に役立てることができます。
興味のある方は是非ご出願ください。
また、科目等履修生として「経済入門」を履修することは経済学部の特別入試「高大接続入学試験」の出願資格の一つにもなっています。（※履修の上、一定以上の成績を修めた者。）
