ビジネススクール

ヘルスケアマーケティングにおいて中央大学名誉教授 田中洋氏による講演を実施

2022年12月01日

●概要
2022年10月5日(水)、中央大学ビジネススクール(CBS)MBAプログラムの専門コア科目(該当科目区分挿入)「ヘルスケアマーケティング」(担当:真野俊樹教授)の授業において、田中洋氏(中央大学名誉教授)をゲストとしてお招きし、『病院/クリニックのブランド戦略』というテーマで授業内講演を実施いただきました。

<略歴>
1951年名古屋市生れ
京都大学博士(経済学)
日本マーケティング学会会長、日本消費者行動研究学会会長を歴任。
1975~1996 21年間、㈱電通勤務。
1996~1998 城西大学経済学部助教授
1998~2008 法政大学経営学部教授
2003・4年度コロンビア大学ビジネススクール客員研究員
2008~2022 中央大学ビジネススクール教授
2022~ 中央大学名誉教授
元・東証一部上場・ソウルドアウト株式会社社外取締役
関心領域:マーケティング論・ブランド論・広告論

 

●受講生の感想
病院のマーケティングにおいて、STPが非常に大きな役割を担うこと。そしてマーケティングプロセスの中で、ブランド戦略が非常に重要な意味を持つこと。
具体的には、1.状況分析(競合、診療圏、患者、待合室調査)、2.価値とアイデンティティ制定(①コンセプト;どのような病院と理解してもらうか?②理念;どのような考え方やスピリットをもった病院なのか?③ビジョン;どのように世界が見えているか、将来どのようになるか?④ミッション;何を達成すべきか)、3.価値を伝達する(想い、ミッションを①コミュニケーション活動に反映させる、②患者さんとのコンタクトポイントでその想いを伝達する、③病院組織内に浸透させる)という病院のマーケティングプロセスを学ぶことができて非常に有意義だった。
また、ブランドを発信していくには、そこで働いている従業員の情熱ややる気が重要である(星野リゾートの例)を考えると、医療従事者の働き方改革は非常に重要な課題、改善事項であると改めて思った。

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CBSでは、戦略、マーケティング、人的資源管理、ファイナンス、経営法務分野の学術業績をもった研究者に加え、実務家教員も講義を担当しています。CBSの教員について詳しく知りたい方は以下のサイトから。

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