ビジネススクール
プロジェクト研究において、Pathfinder株式会社 代表取締役 小野崎悠介氏によるオープンセミナーを実施
2025年03月05日
2025年1月25日(土)、中央大学ビジネススクール(CBS)MBAプログラム「プロジェクト研究」(担当:遠山亮子教授)において、Pathfinder株式会社 代表取締役 小野崎悠介氏をお招きし、講演を実施しました。

●概要
「リーンかつビジネスモデルの妙で挑む、巨大自動車産業への挑戦」と題した講演では、Pathfinder社・小野崎氏に、実際に使用したリーンキャンバスなどを示しながら、情熱を持って語っていただきました。Pathfinder社は、片道専用レンタカーのマッチングサービス「カタレン」で他レンタカー会社・航空会社・鉄道会社と協業し、MaaS(Mobility as a Service)事業に取り組んでいる会社となります。講演ではPathfinder社の事例をもとに、MaaSの現在地と未来をはじめ、「移動のハードルを下げ、大切な人とのぬくもりを」というビジョンがどのようにビジネスモデルによって実現され、どのような社会課題の解決へと向かうのかについて、語っていただきました。また、小野崎氏のシリアルイノベーターとしての経験から、リーンスタートアップについてもお話しいただきました。質疑応答も活発に行われ、受講生にとっては多くの学びを得る機会となりました。

●受講生の感想
・「コストを価値に変える」というコンセプトに感銘を受けました。
最終的に利用者が負担している、レンタカー乗り捨ての営業所返却コスト(陸送費)を、利用者/レンタカー会社の関係に当社が入り込むことで、利用者とレンタカー会社の双方に価値として還元されています。それを実現するDXの力と、リーンキャンバス(ビジネスモデルキャンバス)の力にも感銘を受けました。
・アントレプレナーとしてご経験豊富な小野崎さんの話がとてもリアリティがあり示唆に富むものでした。理論を理解された上でビジネスモデルイノベーションを起こされているので、リアルと理論が紐ついた学びが心地よく感じられました。
・実際にアントレプレナーの最前線を走っている方からリーンキャンバスやビジネスモデルに関してのフレームワークを取り入れつつマイルストーンを構築していることを教えていただき、あらためて基本のフレームワークが重要である事を再認識できました。
・最新のビジネスについて、技術革新や業界動向、環境を踏まえた戦略・実務課題ともに深く知ることができ勉強になりました。また、小野崎氏のアントレプレナーシップを間近に感じ、モチベーションが高揚しました。
・興味のある分野で活躍されている方のお話を直接伺うことができ、大変満足いたしました!!
●CBSについてもっと知りたい方へ
「プロジェクト研究」は、2年間の集大成を作り上げる必修科目です。各自の課題意識に基づき、CBSでの学びと受講生の実務経験を、専任教員からの指導を受けながら1年間にわたって練り上げることで、論文や事例分析、事業計画書などのオリジナルのアプトプットを作成していきます。遠山教授のプロジェクト研究では主にビジネスモデルイノベーションと知識創造をテーマとした研究が行われています。今回のご講演はプロジェクト研究の補講として、CBSの在学生・修了生を対象としたオープンセミナーとして開催されたものです。
CBSのカリキュラムの全体像は、以下のリンクをご覧ください。
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/pro_graduateschool/business/mba/