商工総合研究所(商工中金のシンクタンク部門)が主催する「2025年度・中小企業懸賞論文」に経済学部・近廣昌志ゼミナールのチームが応募し、金融部門で最上位賞となる本章に輝きました。

論文投稿のゼミ生
近廣ゼミの論文内容とチームメンバー
懸賞論文のテーマ:機関による事業承継支援
応募論文:「従業員承継による新規市場の開拓 ―新たな金融スキーム『J-CFI』構想―」
参加学生:伊東真里菜・今野圭・水嶋空・小島勇晴・西澤祐輝・廣澤盾
論文内容:後継者不足による日本の中小企業の廃業が深刻な社会課題となっています。この課題と問題意識のもと、従業員による事業承継を金融面から支援する「J-CFI(日本事業承継支援金融機構)」構想を提案しました。J-CFIは、労働者協同組合への融資と貸付債権の証券化を通じて、金融機関がリスクを分散しながら中小企業の承継を支援する仕組みです。本稿は、血縁関係ではない従業員承継にも力点を置いています。地域金融機関が公共性と収益性を両立させながら、中小企業の持続的な経営を支える新たな可能性を示しています。
本論文は商工総合研究所の研究雑誌『商工金融』2026年3月号に全文掲載されるとともに,受賞については『週刊 東洋経済』と『週刊 エコノミスト』でも取り上げられました。
学生代表コメント
会社を経営する両親の影響もあり、事業承継の問題には特に興味を持っておりました。金融の力で中小企業を支える仕組みを考えたいという思いから、近廣先生のご指導の下、本論文を執筆いたしました。困難を抱える中小企業について研究を進める中で、多くの学びを得ることができました。今回の受賞を励みに、今後も金融分野の学びを深めて参ります。
経済学部准教授 近廣 昌志(指導教員)コメント
この度は私ども学生の執筆論文を審査・ご評価いただきありがとうございました。問題の大枠の捉え方や主軸とするものを考えるうえで、ゼミ生たちはとてもよく勉強してくれました。日頃よりゼミの研究教育活動を支えてくださる本学の環境や、石井記念証券研究振興財団からのご支援に感謝します。
研究内容に関する能力が向上したことはもとより、複数人で一緒に仕事を進めて良い結果を得るという体験になり、ゼミナール教育をより一層充実させたいと思います。

