社会理工学部

人間総合理工学科

人間総合理工学科における卒業の認定に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

1.人間総合理工学科において養成する人材像

人間をキーワードとした諸科学分野の修得を通じて複眼的な視野を身につけるとともに、高いコミュニケーション能力を備えた豊かな国際性を育み、それらを自身の人間力として生かすことで、21 世紀の社会が抱える諸問題を世界規模で解決できる人材を養成する。

2.人間総合理工学科を卒業するために身に付けるべき知識・能力・態度

本学部を卒業するために身に付けるべき知識・能力・態度に加え、人間をキーワードとした広範な分野の基礎的専門知識と豊かな国際性を生かし、異分野間の円滑なコミュニケーションの要となって問題解決に取り組むための能力として、以下の専門性を獲得しているものとする。

1)理工学的な基礎に根ざしたデータ解析力を駆使して、人や世の中の動きや流れを的確に予測し、その予測に対応して実践的に行動できる能力

2)複雑な課題を総合的かつ俯瞰的な視点からバランスよく理解し、科学的な根拠に基づいて論理的に判断して、複数の異なるステークホルダーの視点に立って関係者に状況を説明することで、円滑な解決に導く課題解決推進力

3)確かな英語力に裏付けされた国際的素養と、プロジェクト型学習を通じて身に付けたコミュニケーション能力を生かし、地域から地球まで幅広いスケールの問題に対して複数の専門家をつなぎ、課題を解決していく能力

4)人間の心や体、地域環境に関する深い理解に基づいて、各個人に適したウェルビーング(クオリティ・オブ・ライフ)の向上策を提案できる能力

5)物質やエネルギーについて、収支の概念を持って様々な規模の循環・再生システムを構築できる能力

6)人・自然・都市の特色を十分理解した上で、特色を生かした地域や暮らしをデザインできる能力

人間総合理工学科における教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

人間総合理工学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に従って、「人間と自然の共生」「人間の心と体」に関連する幅広い理工学の諸分野を、「人を知る・測る」「人の健康」「人と生活環境」「人と物質・エネルギー」の4領域8分野から横断的に学ぶカリキュラムを編成して、実施する。

1年次:専門科目を学んでいくための学問的な基礎を身に付ける年次と位置づけ、本学科の4領域それぞれの基礎となる科目を学ぶ。また、学ぶ分野が広範な本学科の特徴を鑑み、必修科目である「フレッシュマンセミナー」では4領域の専門性と互いの関連性、将来の進路へのつながりの概要を示し、大学4年間で何を学んでいく必要があるのか、学生自らが考えるための場を提供する。
2年次:1年次に引き続き4領域の基礎となる科目を学ぶとともに、さらに専門的な学びへの移行を進めるための技法を身に付ける。健康や環境、都市デザイン、資源・エネルギーなど、人間を取り巻く諸問題とその解決方法を、授業を通じて学ぶ。また、必修科目である「ソフォモアセミナー」では、1年次よりも具体的なキャリアデザインを考える。3・4年次からの高度な専門教育のための土台を固める重要な年次となる。
3年次:4領域の分野横断的な実験・実習を通して、理論面のさらなる理解と基本技術の体得を進めつつ、それらを用いて実用的な考え方を修得する。「人間総合理工学演習」は「PBL(Project-Based Learning)」と呼ばれる新しい演習形態で構成され、4領域における問題発見、情報収集、課題解決、発表のプロセスを体験しながら知識を深め、協働作業を通じて課題解決へとつなげていく方法論を学ぶ。
4年次: 4年間の集大成としての「卒業研究」に取り組み、学びの目標を達成していく年次となる。3年次までに築いてきた学問的基礎・技法および分野横断的な応用力をベースにして専門性を研磨し、高度な専門知識と実社会で生かせる応用力を身に付ける。卒業研究は4領域8分野に分類される研究室に属して行うが、広範な専門領域を有する学科の特長を生かして、複数の教員の指導の下、分野横断的な研究をすることも可能である。なお、「卒業研究I」「卒業研究II」は必修科目であり、卒業研究における目標の共有や達成度の評価を行う際には、観点を明示するためにルーブリックを活用する。そして、豊かな国際性を培うための英語教育には4年間を通じて注力しており、英語科目以外の授業においても様々な取り組みを進める。