総合政策学部

総合政策学部の2年生が「ボランティアセンター設立5周年シンポジウム」に登壇しました

2018年03月30日

「面瀬学習支援」代表 梅森さん(左)と
「はまぎくのつぼみ」代表 今野さん

3月16日、本学多摩キャンパス・Cスクエアにて、中央大学ボランティアセンター設立5周年を記念するシンポジウムが開催されました。ボランティアセンターは、東日本大震災の被災地支援として始まり、現在、学生の活動は継続的な被災地支援の他、多摩地域ボランティア、防災活動へと広がりを見せています。

 

シンポジウムには12名の学生が登壇し、ファシリテーターの進行により、5つのテーマに分かれ1年間の活動を振り返りました。政策科学科 2年の梅森隼さん、今野陽介さんは、それぞれが所属する本学学生団体の代表を務めた経験から、「チームマネジメント」をテーマに各団体の活動を紹介しました。

 

「面瀬(おもせ)学習支援」の代表を務めた梅森さんは、「代表になった当初は、メンバーを引っ張っていかないと、というプレッシャーがありました」と話しました。チームマネジメントの大変さは、とにかく仕事が多いこと。地域との連携・連絡、会議の議題決めやファシリテーション、スケジュール管理など一人で抱え込んでしまう業務は多々あります。仕事ができてみんなに尊敬されるリーダー像と、自分の持っている力量との間にギャップを感じていた梅森さんですが、1年間の活動期間を経て「自分の個性を認め、それを代表の仕事に反映することで気持ちが軽くなった。その余裕から、状況に目を配れるようになった」と話しました。

「はまぎくのつぼみ」代表の今野さんは、自分が代表に適しているか不安を感じていた時に、顧問の先生や先輩方から「支えられる代表像もあるのではないか?」とアドバイスを受け、「すべてをひとりではできない、周りに頼り手伝ってもらうことを学んだ」と話しました。仕事が多く、調整も多い一方、現地に行く機会が少ない。「何のためにやっているのだろう」と目的を見失いそうになったときは、いつも「宮古の人たちに喜んでもらいたい」と初心に戻ります。現地での活動を終えて東京に帰る日に「また来るね?」と声をかけてもらえたことは、活動の意義を実感する大きな心の支えとなったそうです。

 

組織の代表として、周囲と協力しながら課題をひとつひとつ解決し、自分なりのリーダー像にたどり着いた2人。「ボランティア活動を行う上で一番大切なのは、継続すること」「震災を風化させないためにも、定期的に現地を訪れることを一番大切に考えています」と話しました。