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総合政策学部
三つの方針

  • 学位授与の方針
    (ディプロマ・ポリシー)
  • 教育課程編成・実施の方針
    (カリキュラム・ポリシー)
  • 入学者受け入れの方針
    (アドミッション・ポリシー)

学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

総合政策学部が養成する人材像

グローバル化が急速に進む今日、人類の存在にかかわる諸問題は複雑に関連し、どのように対処するかが問われています。いずれの問題も人類の営みが総体として反映された結果によって生じたものであるため、個別専門分野のみからのアプローチでは、問題の一側面しか見ていないことになり、真の解決をもたらすことができないばかりか、大きな副作用を生んで事態を一層の混迷に落とし込むことになりかねません。問題の背後で複雑に絡み合っている様々な要因の関係性を全て明らかにするためには、広範な知識の体系と強靭な思考力が必要であり、すべての国の人々との協働を可能にし、それを推進するための十分なコミュニケーション能力が不可欠となっています。
こうした現代社会の要請を背景として、本学部は専門分野横断的に科学と人文学の知の統合を通して、複合的問題の解決を可能にする「統合的実践知」の教育を行い、併せて国際的合意を形成する上で必要な共通言語を身につけさせるプログラムの提供を通して、人類の課題に果敢に挑戦し国際的に活躍できる人材、すなわち建学の精神「實地應用ノ素ヲ養フ」を体現する人材を養成します。

  • 多分野にわたる統合的で実践的な知を有し、物事を多面的総合的に捉える能力を持ち、不屈の精神をもって人類社会の抱える問題の解決に努力する人
  • 論理的な思考力・記述力、自らの考えを発信することのできる表現能力、世界の人々との協業に欠かすことのできないコミュニケーション能力を具え、人類の厚生に貢献できる人
  • 高い外国語運用能力を持ち、国際的にリーダシップを発揮できる人
  • 異文化を理解し、多様性を尊重し、人間としての価値を尊重できる人

総合政策学部を卒業するにあたって備えるべき資質・能力

卒業・修了するにあたって以下の資質・能力を備えていることを求めています。

  • 人間と人間の歴史に対する深い洞察力と高潔な倫理観、社会への献身性
  • 国際的協働を可能にする多元価値の受容性
  • 多分野にわたる専門知に根差した創造的思考力と問題発見・解決能力
  • 数理的方法論に基づく分析・総合力
  • 言語運用能力に基づくコミュニケーション能力、ファシリテーション能力

総合政策学部の卒業に必要な学習量と卒業要件

本学部では「基礎科目群」から50単位以上、「基幹科目群」「応用科目群」「インターンシップ」から50単位以上で、合計126単位を卒業要件として修得した学生に学士(総合政策)を授与します。2単位は授業に予習・復習を加えて90時間の学修に対して与えられます。総合政策学部では分野横断的に専門基礎のコア科目を修得したうえで専門科目の学修へ進むことで、他分野との関連を意識した深い専門性を身につけることを目指しているため、基礎教育科目群の修得単位数が相対的に多くなっています。これは現代社会の複雑さ、課題の複合的性格を正しく理解する上で必要な知識領域をカバーするためであり、21世紀型の新しい教養教育としてのMultidisciplinary アプローチの帰結です。

  1. 基礎教育

    学部の理念を具現する多分野の専門基礎科目群と基礎演習、総合政策概論の導入科目に加えて、外国語科目(英語14単位必修、英語以外の外国語10単位必修(国際政策文化学科))、情報教育科目(2単位必修)、数理教育科目、スポーツ・健康教育科目を合わせて50単位が修了要件です。

  2. 基幹教育

    基礎教育科目群と連携した専門科目群を「マネジメント・ポリシーサイエンス」、「文化・地域」の2分野に大別して設置しています。学生は所属する学科で指定される分野を主分野として24単位以上の修得を行い、所属学科以外の分野を「副分野」として学習し、合計50単位が修了要件となります。政策科学科プロフェッショナルコースの学生は「プロフェッショナルコース」を主分野とし36単位以上修得し、さらに、「マネジメント・ポリシーサイエンス」、「文化・地域」から副分野を選択し、14単位以上の修得が修了条件です。

  3. 応用教育

    「事例研究(演習)Ⅰ、Ⅱ」12単位が修了要件です。

  4. Challengers' Program

    科学と人文学にわたる諸学問の基礎と専門のコースが英語で提供され、プログラムに登録することが必要です。30単位を修了条件として修了証を授与します。

単位認定方法は科目ごとにシラバスに明示され、卒業認定は各担当教員から出された成績を総合して教授会で行います。

活躍することが期待される卒業後の進路

政策は中央官庁ばかりでなく、地方公共団体、企業の諸活動、民間組織に加えて、私たちの毎日の生活そのものの中で問題とされ、重要な役割を果たしています。広い分野をその結合性を意識しながら学ぶ総合政策学部のカリキュラムのもとで、現実を支配している諸要因の構造的関係を踏まえて問題を発見、課題克服の道を明らかにする力量を身につけることによって、どの分野においても活躍できる人材として社会に出ていけます。実際、総合政策学部の卒業生の進路は、国内外の大学院と企業、専門職大学院、公務員、NGO/NPO等と多様であり、企業についても特化した分野はなく、製造業、卸・小売業、金融・保険、情報通信、サービス業、マスメディアと、偏りなく全分野を網羅しています。現代社会を構成する諸組織が相互に深く関連して、互いの存在に依拠せざるを得ない状況が、総合政策学部の学びに全的にフィットしていることを示していると言えます。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

総合政策学部において展開するカリキュラムの基本方針・構成

 学部理念の実現と教育目標の達成のためにカリキュラムが満たすべき条件を以下のように定め、それに見合う科目群を構造的に配置して、諸学問の統合的学修と国際共通語としての英語をはじめとする外国語教育をはじめ、国際的に活躍できる人間力・社会人力の涵養に努めています。

  • 人類の知的活動の全域を射程においた学びによって、諸学問の相互浸透の関係を把握し、人類社会の作り上げた秩序と、それが内包する文化・価値の多様性を把握することのできる思考力を育てるカリキュラム。
  • 政策の目的は人類の厚生に資するものであり、人間存在に対する深い理解を基礎においた、政策の提案・実現を目指して献身する強靭な精神を育てるカリキュラム。
  • 人類の相互理解・協働を培い、寛容性・コミュニケーション能力・行動力を育てるカリキュラム。

カリキュラムの体系性

 総合政策学部は、政策科学科と国際政策文化学科の2学科構成をとって学科の相対的独自性を残しつつも、学部理念を実現するために相互浸透性を担保し、学生が諸科学と人文学を体系的に学び、それを基礎に組み上げられる統合的実践知を身につけ、政策立案力を育てるカリキュラムを展開します。このため教育課程を「基礎教育」、「基幹教育」、「応用教育」の3段階に分け、各段階の連携を図りながら1・2年次の「基礎教育」から「基幹教育」を経て、「応用教育」へ進むという体系的で、かつ学修進度の多様さを考慮した「楔形発展学修体系」を構築しています。加えて、社会人力の養成を図るために「キャリア・デザイン・ワークショップ」、「学部共通インターンシップ」と「国際インターンシップ」を置いています。

1.基礎教育

 基礎教育は、本学部カリキュラムの基礎をなす科目群を提供し、1・2年次において修得することを求め、「総合教育」「外国語教育」「グローバルスタディーズ」「コミュニケーションデザイン」「電子社会システム教育」「社会科学のための数理教育」「スポーツ・健康政策」の7つから構成されています。

  • 「総合教育」は、学生一人ひとりが地球上で生起する諸問題に幅広い関心を抱き、各自の問題意識と学問的な探求意欲を育む科目群(「法の原理」「経済と社会」「経営学と現代社会」「文化人類学」「民族と文化」「歴史と文明」)と、イシューを通して学問的意味を問いながら自らの学びを構築する力を育てる「基礎演習」、異分野の結合性への理解力と分野横断的思考力を育てるために複数の教員で授業をつくる「総合政策概論」によって構成しています。
  • 「外国語教育」は、国際関係・交流の基礎力を養うものとして「英語」「ドイツ語」「フランス語」「中国語」「韓国・朝鮮語」「アラビア語」「マレー・インドネシア語」「ロシア語」「ペルシャ語」「ヒンディー・ウルドゥー語」が置かれ、文化研究・異文化理解を促す言語的基礎を養います。「英語」は全ての学生に必修で、英語以外の外国語は国際政策文化学科の学生に必修です。
  • 「グローバルスタディーズ」は、学際的・国際的領域に関する知識および高度なコミュニケーション技術を習得させ、グローバルな世界で活躍できる人材「グローバル・リーダー」として育成することを目標とし、「Active learningⅠ・Ⅱ・Ⅲ」「Field StudiesⅠ・Ⅱ」「グローバルスタディーズⅠ・Ⅱ」によって構成しています。
  • 「コミュニケーションデザイン」は、学際的・国際的領域に関する知識および高度なコミュニケーション能力を習得させ、グローバルな世界で活躍できる人材として育成することを目標とし、「メディアリテラシー」「表現論」「ビジネス・コミュニケーションⅠ・Ⅱ」「ビジネス・インターンシップⅠ・Ⅱ」「ジャーナリズム論」等の科目群を設置している。
  • 「電子社会システム教育」と「社会科学のための数理教育」は、現代社会において必須である情報処理能力と、事象を定量的に分析するツールを身につけるための科目群(「データ処理入門」「統計と社会」「モデリングとシミュレーション」等)を設置しています。

2.基幹教育

 基幹教育は、多様な価値観に通じ自在な適応力をもって現代社会が抱える諸問題を解決できる専門性を身につける上で必要となる、学部の教育において核となるような科目及び関連科目から構成されています。政策科学科に関する科目群は、「プロフェッショナルコース」、「マネジメント・ポリシーサイエンス」の1コース・1分野に分類され、国際政策文化学科に関する科目群は、「文化・地域」1分野に区分しています。

 政策科学科所属の学生は、「マネジメント・ポリシーサイエンス」を、そして国際政策文化学科所属の学生は「文化・地域」を主分野として、24単位数以上を修得し、それに加えて主分野以外の科目群(副分野)を修得することが求められます。また、政策科学科プロフェッショナルコース所属の学生は「プロフェッショナルコース」を主分野とし36単位以上修得し、さらに、「マネジメント・ポリシーサイエンス」、「文化・地域」から副分野を選択することになります。基幹教育では主分野における専門科目群を学ぶだけでなく、副分野の科目群を学ぶことによって、諸学問の結合性の認識の上に立つ政策立案能力を育てます。

3.応用教育

 応用教育は、基礎教育・基幹教育で身につけた人間存在、価値多様性、社会秩序についての洞察力や専門分野諸学の原理的理解力を基礎に、能動的学修である「事例研究(演習)Ⅰ、Ⅱ」において、学部での学びの集大成を図ります。ここでは、少人数制による対話・討論形式で授業が行われ、学生には積極的に授業に参加し、自らの能力を開発することを求めます。学生は自らの研究テーマに即して、指導教授の下で資料収集・調査・分析をすることによって、問題の解決に必要な思考方法と分析能力を修得します。

 現代社会の課題の学問的意義を講義する「特殊講義」、「事例研究(演習)」への橋渡しとなる「専門演習」、学生個人の自主的研究活動を認定する「学術研究」を設置して、先端的課題の学修や能動的学修を支援する科目を用意しています。

4.Challengers' Program

 Challengers' Programはグローバル化した世界に向けて総合的に教育することを目的とし、多分野専門教育と国際共通語修得教育を統合した「英語で学問する」プログラムです。人類社会が抱える複雑な問題に対処できる能力の育成と学問を共有し協業を促進する上で欠かすことのできない英語運用能力を同時に育てます。このプログラムでは科学と人文学にわたる諸学問の基礎と専門の科目を英語で授業します。履修登録した学生には30単位修得で修了証を授与し、履修登録していない学生もプログラムに用意されている科目群を選択することができます。

5.社会人力形成プログラム

 大学での学びを社会の現場で検証し、自身の理解を社会関係の中で体系化する契機を与えると同時に、社会人力の養成を図るために「キャリア・デザイン・ワークショップ」「学部共通インターンシップ」と「国際インターンシップ」をおいています。「キャリア・デザイン・ワークショップ」は卒業に必要な単位数には算入されない随意科目です。

 各科目の授業計画はシラバスに明記され、GPAによる成績評価を採用しています。

カリキュラムの特徴

 総合政策学部のカリキュラムの特徴は以下のようにまとめることができます。

  • Multidisciplinary アプローチに基づく多分野統合的実践知教育
  • 学修進度の多様性に対応する基礎から専門への楔形発展的学修体系
  • 基幹教育における主分野・副分野による多元的学修体系
  • 基礎・専門科目を英語で学ぶ「Challengers' Program」の設置
  • 英語以外の外国語修得を通しての異文化理解教育の展開
  • 分析・総合力を養う数理教育と情報教育の展開
  • 社会人力を育む社会人力形成プログラムの設置

 これらの特徴によって、専門分野の多角的・横断的学びを通して、今日の社会が抱える複雑な課題の発見・解決能力を育てて人類社会の厚生への貢献を願う学生、また専門性と国際共通語としての英語を修得して国際舞台での活躍を願う学生、英語以外の外国語修得による異文化理解に基づいて国際協働の場での活動を願う学生の将来を開拓します。

入学者受け入れの方針(アドミッション・ポリシー)

総合政策学部の求める人材

中央大学総合政策学部の理念は「政策と文化の融合」(文化的背景を理解して現代社会が直面する諸問題を解決する視点)です。この理念に共感する次のような人物を求めます。

  1. 「社会問題・現象への関心」:実際に国内外で生じている社会問題・現象を解き明かそうという強い知的好奇心と行動力を持ち続けられる人
  2. 「学際的・国際的理解」:様々な領域の知識のみならず、異なる文化圏の慣習や制度等に関心を抱き、違いの本質を意識しながら問題解決への意欲を持ち続けられる人
  3. 「社会貢献への意欲」:社会問題・現象の分析のみならず、具体的に解決・解明に取り組み、社会の発展に寄与する意思を持ち続けられる人

入学前に修得しておくことが望まれる学修内容・学力水準等

中央大学総合政策学部は、PBL(Project Based Learning、問題解決型学習)を重視しています。本学部の学生は、自主的に研究テーマを設定し、さまざまな専門分野の知識をいかして調査研究を進め、研究レポートにまとめます。このため、次のような学習経験を持つ人物を求めます。

  1. 国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語において高等学校等を卒業する知識・技能を有している。特に外国語に興味を持ち、積極的に学習してきた人物が望ましい。
  2. クラブ活動、生徒会活動、ボランティア活動他の学校内外での諸活動において主体性を持って行動した経験を有している。
  3. 上記1.と2.の活動を通じ、物事を多面的かつ論理的に思考して判断し、協調性を維持しつつも自らの意見を的確に表現することを心掛けている。
  4. 社会、人間、文化、科学に関わる様々な問題・事象に広く関心を有している。