• 中央大学で学びたい方
  • 在学生の方
  • 保護者の方
  • 卒業生の方
  • 一般・地域の方
  • 企業・研究者の方

経済学研究科
経済学研究科委員長挨拶

経済学研究科委員長 薮田 雅弘

薮田 雅弘
経済学研究科委員長

わが中央大学の経済学研究科は、1951(昭和26)年に経済学専攻が開設されて以来、長きにわたる歴史の中で、すでに967名の修士号、115名の博士号授与者を輩出するなど、時代に応じて、高度職業人や研究者の人材を養成する先導的な機関として拡充発展してきました。この間、社会国際情勢も大きく変貌し、高度成長における経済社会のあり方、低成長時代の社会経済構造、国際的な貿易のあり方などが変化を余儀なくされ、経済学のアプローチも、新古典派やネオケインジアンなど、方法論を含めて変わってきた感があります。しかし、そうした変化の中にあって、変わらないものがあります。それは、社会経済問題を考える場合に、常に、市場経済の調整メカニズムをベースに考える経済学的アプローチは極めて有用性があるという点です。環境問題、労働問題、国際貿易問題や貧困問題、ガバナンスの問題など、さまざまな現実の社会問題を、まず経済学的に考えてみましょう。経済学研究科の体系化された経済学の履修過程で、学ぶたびに解決の光が見えてくるに違いありません。大学院での学究生活は、その成果を論文で纏めることが中心になりますが、本研究科では、明確な問題意識に裏付けされた院生のみなさん一人一人の課題に対して、経済学でどのように考えるか、理論的な分析をどのように行うか、また、定性的にまた定量的にどのように分析を行うか、といった点を丁寧に学ぶことができます。指導体制の中心は、指導教授の情熱あふれる議論とそれに応える努力にありますが、それらを補完し、さらに学究生活を豊かにするさまざまな仕組みを、経済学研究科は用意しています。皆さんが所望される研究領域は様々ですが、その際に、研究に関する羅針盤である履修モデルをぜひ参考にしてください。経済学コース、国際経済コースならびに公共・地域経済コースなどで提供される履修プログラムを基本に、自分の研究テーマに相応した必要な科目群を選択できます。学問の学際化が進む中で、経済学以外の分野から本研究科に進む場合も多いのですが、その場合にも、ミクロ経済学、マクロ経済学ならびに計量経済学などの基本をじっくりと学ぶ科目群が用意されています。

ところで、博士論文についてはもとより修士論文に関しても、一定の独創性や新規性などの貢献とその体系性が求められます。こうした能力の醸成は、受講する科目群のなかでも訓練されますが、指導教授による演習の役割が大きいのです。また、今日、研究会や学会などで院生の報告を中心にセッションが組まれる場合がありますが、そうした同年代による研究動向を把握し、情報交換を行う場も重要です。博士論文に関しては、先行研究の詳細なレビューや、高度な理論的・実証的な分析が必要で、それらの研究成果がどのように位置づけられ評価されるかについて知るために、学内外での研究報告や論文投稿が積極的に行われる仕組みを設けています。こうして、これまでも、またこれからも、より良い環境で研究ができ、皆さんの能力が十分発揮できる体制を展開しています。

どうぞ、経済学研究科の門戸を開き、ともに学究生活を過ごそうではありませんか。