総合政策学部
総合政策学部教授 青木英孝が書籍『日本企業の戦略とガバナンス
「選択と集中」による多角化の実証分析』を刊行
2017年04月28日

総合政策学部教授 青木英孝の専門はコーポレート・ガバナンス、経営学。日本企業の戦略、組織、ガバナンスが研究の中心です。
このたび、バブル崩壊からの22年間に及ぶ日本企業の多角化戦略の変遷を分析した、青木英孝の書籍 『日本企業の戦略とガバナンス「選択と集中」による多角化の実証分析』が刊行されましたのでご案内いたします。
【タイトル】 日本企業の戦略とガバナンス「選択と集中」による多角化の実証分析
【著者】 青木英孝
【出版社】 中央経済社
【ISBN】 978-4-502-21821-7

『本書の特徴は2点です。第一は、バブル崩壊からリーマンショック後に至る22年間の日本企業の多角化の実態と変遷を明らかにした点です。
第二は、コーポレート・ガバナンスが経営戦略に与える影響を実証した点です。伝統的な日本型ガバナンスが既存戦略を固定化する一方、資本市場からの圧力と取締役会改革は、柔軟な戦略変更を促す規律づけ効果をもっていました。
日本企業のガバナンスは今、再び大きな転換期に直面しています。コーポレート・ガバナンスの変容は、経営戦略を適正化するのでしょうか。「選択と集中」による多角化戦略に与える影響を分析した本書の成果が今後、戦略とガバナンスの関係を考える一助になれば幸いです。』
本書「著者からのメッセージ」より引用