法学部

市野 陽己

プロフィール

学科学年 法律学科4年
出身地 鹿児島県
出身高校 鹿児島県立加治木高等学校
趣味・特技 登山、ゴルフ
キーワード 法曹、司法試験
掲載年月日 2022年11月15日
市野 陽己

中央大学法学部を選んだ理由を教えてください。

高校生の頃から、法律や政治に興味があり、法学部に進学することは決めていました。中央大学法学部を選んだのは、浪人した際に通っていた予備校に中央大学の職員の方が来て、伝統ある法学部の強みを説明してくださったのがきっかけです。その際、炎の塔の存在を知って、法曹になれる道筋が見えた気がしたので、中央大学に入って司法試験にチャレンジしてみたいと思うようになりました。実際に入学してみても、恵まれた環境で、大学在学中の司法試験合格を果たすことができたので、説明を受けた法学部の強みは本当だったと実感しています。

法学部での学びについて。特に興味を持って受講した授業や、力を入れて学んだことについて教えてください。

予備試験・司法試験との関係では、少人数のゼミ形式の科目が特に有益でした。法学部では、教授や実務家から直接指導いただけるゼミ科目が豊富にあり、そこで議論をしたり、答案を検討しあったりする時間は充実していました。また、正課外の法職事務室が提供している講座でも、実務家や直近の司法試験合格者から実践的なアドバイスをいただけたので、大変有益でした。法律以外では、特に自然科学系の授業が、知的好奇心がくすぐられる面白い授業が多く、視野を広げるいい機会になりました。

留学、奨学金受給などについてどのような活動をしてどのような学びがありましたか。

中央大学予約奨学金が生活の大きな助けになっていたので、勉強に集中することができました。

サークル等の課外活動について教えてください。

炎の塔の真法会という研究室に所属しており、同じ目標を持った仲間と切磋琢磨していました。研究室には、予備試験・司法試験に合格した先輩方が複数おり、その方々から直接指導いただけたのは、大変恵まれていたと思います。自分と同じ境遇の先輩・同期・後輩がいることは、心の大きな支えとなり、受験を乗り越える大きな糧となりました。勉強面以外でも、研究室運営や合宿、弁護士事務所・検察庁・裁判所訪問、スポーツ大会等、研究室に所属したことで、大学生活が充実したものになりました。

いま現在もっとも関心を持って取り組んでいることは何ですか。

現在は、大学が司法試験の勉強をサポートするために運営している法職事務室で、専任指導員として後輩の受験指導をしています。先輩から受けた恩を後輩に返していくという、中央大学の伝統を次の世代に繋げていきたいと思っています。

卒業後の計画は何ですか。また、今後のキャリアプランとそれを含めた人生の夢やビジョンについて教えてください。

司法修習を経て、法律実務家としての一歩を踏み出します。10年後、20年後に自分がどのような実務家になっているかは、今ではまだ想像もつきませんが、外国語を扱いより多くの問題を解決できる実務家になるのが目標です。そのため、留学も視野に入れつつ、研鑽に努めてまいります。

中央大学の魅力とは何ですか。

一つ自信を持って言えるのは、司法試験を目指すにあたって、恵まれすぎていると言ってもいい環境があることです。これは、制度や施設、人脈など多岐にわたります。司法試験を目指している他大の友人に聞いても、ここまで整った環境はないです。司法試験は範囲が膨大で、大学受験までとはまた違った視点が必要になります。そこで方向性を示してくれるのが、大学の同期や先輩方で、その人たちは同時に心の支えにもなってくれます。この繋がりは、卒業後もずっと続くものなので、司法試験合格はもちろん、一生の仲間に出会うこともできます。

受験生へのメッセージをお願いします。

私も、大学受験は浪人していますし、予備試験・司法試験も体力的・精神的に厳しく、振り返ってみれば、苦しい日々が続いていたなと思います。でも、終わってみれば、自分の頑張りには感謝しかありません。全てが上手くいくわけではありませんが、自分の置かれた場所で、自分なりに最善を尽くしていれば、人生も楽しくなってくるのかなと思います。無理はしすぎず、時には休んで、自分なりの一生懸命で前に進んでみてください。

最後に一言。

コロナが直撃した大学生活でしたが、大学で出会った人たちのおかげで、かけがえのないものになりました。上京した後も、ずっと気にかけてくれた家族にも感謝でいっぱいです。人との繋がりに恵まれた大学生活でした。ありがとうございました。