法学部

富樫穂南さん(法学部国際企業関係法学科4年)が国際ピアノコンクールで優勝 ―カーネギーホールでの受賞者コンサートに出演―

Golden Classical Music Awards (ピアノ)シニア部門で第 1 位を獲得された 富樫穂南さん(法学部国際企業関係法学科4 年)

■国際ピアノコンクールで優勝。カーネギーホールで行われた受賞者演奏会にて演奏しました。 
 富樫穂南さん(法学部国際企業関係法学科4年)が昨年8月ニュ ーヨークにて開催された「ゴールデン・クラシカル・ミュージック・アワード-Golden Classical Music Awards-」国際コンクール(ピ アノ)シニア部門で1位を獲得しました。副賞として名演奏会の舞台として世界的に知られる、ニューヨークカーネギーホールでの演奏を行いました。 

■コロナ禍で変化したコンクールの在り方 
 ゴールデン・クラシカル・ミュージック・アワードにおける審査はコロナ禍の影響から、YouTube を通じたオンライン方式で実施されました。演奏動画の撮影にあたっては、何度でも自分が納得いくまでチャレンジできる一方で、集中力の維持が難しく、納得のいく作品を仕上げるのに苦労されたとのことです。

■学業とピアノの両立をするために限られた時間を駆 使する 
 この度、富樫さんにインタビューした際、音大への進学はなかったのかを質問をすると「将来厳しい音楽の世界で仕事という義務感を感じながら音楽に触れるより、他の仕事をしながら自分の好きなように音楽を楽しみたいと考えた」と答えてくれました。高校時代、法律にも興味を持っていたことや、「在学中にウィーンでピアノを 通じて国際交流をしたい」という目的から、法学部国際企業関係法学科に入学。受験期間も「ピアノから離れた ことは一度もない」という富樫さんは、入学後も学業との両立をされ数々のコンクールに参加し結果を残しています。学業やピアノをはじめ忙しい日々を送る富樫さんですが、限られた時間の中で物事に優先順位をつけることで、どうすれば両立出来るかを常に意識して生活をしているとのことでした。 
 

演奏会のホール Carnegie HALL で演奏

■その環境で何ができるかを考える 
 中央大学に入学と同時にコロナ禍が始まりましたが、環境によって諦めることはせず、「その環境で何ができるか」を考えながら法学部での勉強に励みました。法律科目のみならず語学の授業にも熱心に取り組み、なかでも英語科目では芸術や音楽分野に触れる機会も多くあったのこと。「中央大学法学部は法律しか学べない場ではなく、自分の目的にあった学びがたくさん転がっている。」と振り返っており、富樫さんの視野の広さを垣間見ることができました。 

■挑戦することから逃げない 
 学生生活も残りあと半年。入学の目的の一つであったウィーンで国際交流活動を行うための準備を進めているとともに、目指す職業のために資格勉強に励んでいます。最後に富樫さんから学生たちに向けて、「目的に向かい、強い信念を持ち続ける―挑戦することから逃げないーことが大切」と力強い言葉をいただきました。引き続き、富樫さんの多岐にわたる活躍にご注目ください。

以上