法学部

成澤文京区長が茗荷谷キャンパスで特別講義を開催

2023年07月28日

まちづくりと区長の職務について語る成澤廣修文京区長

7月13日(木)、地元・文京区の成澤廣修区長をお迎えして、特別講義を行っていただきました(「地方政府論1」(法学部教授・礒崎初仁担当)の公開授業)。そのあらましを紹介します。

 

テーマ:「区政の現場からみた『文の京』の現状と課題」

・文京区は、文化のまち、近代文学や近代教育の発祥の地、そして江戸の歴史が残るまちだ

・多様な主体とのまちづくりを進めており、このキャンパスにも地域活動センターなど区民向け施設が併設されている

・様々な子育て支援策を展開し、子育て世代の転入等で人口は増えている

・とくに全国初の「こども宅食」は、企業から提供された食品等を子どものいる生活困窮家庭に届ける事業で、LINEで申し込めることもあって約650世帯に利用され、喜ばれている

 

後半には学生の質問にも答えていただきました。たとえば…

Q:中大生に期待することは?

A:ボランティア等として地域に関わり、支えてほしい

Q:政治家になったきっかけは?目標の何割を実現できた?

A:1980年代後半のバブルの頃、都心の人口が減るなど地域が疲弊。何とかしようと25歳で区議になり、区長に転じて5期目。目標の8〜9割は実現できた

 

学生たちは目を輝かせて聞き入っていました。

区長も「さすが中大生。真剣に聞いているのが伝わってきた」とのこと。

公務ご多忙の中で、中大生のために貴重なお話をいただいた成澤区長に感謝申し上げます。

 

法学部教授 礒崎初仁