法学部

中央大学出版部から『都市政治論』が刊行されました

2023年06月08日

このたび、中央大学出版部から『都市政治論』が刊行されました。

【著者メッセージ】

本書は都市政治論の教科書である。コミュニティやレジーム、社会運動の歴史、参加・協働・住民投票、広域行政と中央地方関係、自治体選挙と地域政党、自治体議会、首長と都市官僚制、公共政策、グローバリゼーションとエスニシティ、貧困、まちづくり、ダイバーシティについて論じている。その特徴は第1に地方自治の法制度論ではなく、権力論、ガバナンス論、市民社会論の文脈から論じている点である。第2に講義や演習で用いることができるようにコンパクトな章立て構成としたことである。第3に体系的な教科書をめざすと共に、都市社会学や政治過程論の研究蓄積を前提にして、かつ現代的なトピックを含めた章立て構成をしている点にある。

【本書の目次】
 序章  都市政治とは何か(武智秀之)
 第1章 都市政治をめぐる分析視角と理論展開(小林大祐)
 第2章 都市における社会運動(中澤秀雄)
 第3章 参加・協働と住民投票(小林大祐)
 第4章 GCRとリージョナリズム(中澤秀雄)
 第5章 自治体選挙と地域政党(牛山久仁彦)
 第6章 自治体会議と条例・財務(江藤俊昭)
 第7章 首長と都市官僚制(礒崎初仁)
 第8章 都市政治と公共政策(秋吉貴雄)
 第9章 グローバリゼーションとエスニシティ(日野原由未)
 第10章 都市の貧困と社会包摂(武智秀之)
 第11章 都市とまちづくり(工藤裕子)
 第12章 ダイバーシティと都市生活(斉田英子)