総合政策学部

総合政策学部 加藤ゼミの石野史華さん、波田陽一郎さん、浅沼花奈さんが「インドネシア語スピーチコンテスト」で入賞しました

2023年12月22日

石野史華さん(左)波田 陽一郎さん(中央)浅沼花奈さん(右)

2023年12月2日(土)、総合政策学部 加藤ゼミ3年 石野史華さん、3年 波田 陽一郎さん、2年 浅沼花奈さんが、神田外語大学で開催された「第16回インドネシア語スピーチコンテスト」(主催:神田外語大学、後援:インドネシア共和国大使館)に出場し、優秀な成績を修めました。

石野さんはグループBの最優秀賞、波田さんは優秀賞(インドネシア語学習4年以内の大学生)、浅沼さんはグループA(インドネシア語学習2年以内の大学生)の優秀賞に輝きました。

今年のテーマは、"Pesona Indonesia"(インドネシアの魅力)で、参加者はそれぞれ4分間のスピーチを行いました。スピーチ後には、審査員とインドネシア語での質疑応答も行われました。

第16回インドネシア語スピーチコンテスト

 

受賞した石野さん、波田さん、浅沼さんにコメントをいただきました

グループB最優秀賞を受賞した石野史華さん

石野史華さん【スピーチ内容と感想】

 私は今年の2月に外国語研修*1でインドネシアのスラバヤを訪れました。その経験をもとに「インドネシアで感じた居心地の良さ」をテーマにスピーチをしました。「besok」という言葉から、インドネシアには時間に幅のある考え方があることを知りました。インドネシアの時間の捉え方に身を任せてみると、とても居心地が良いことに気が付きました。日本では時間や締切を守ることが求められますが、それらは時に社会での生きづらさになります。インドネシアで学んだ、時間に追われるのではなく、時間を尊重する考え方こそがインドネシアの魅力であると感じました。この経験から、インドネシアと日本の異なる時間の価値観を持ち合わせた人になりたいと思い、スピーチをしました。

 このような賞をいただけたことを大変嬉しく思います。インドネシアでの経験や感じたことから、「インドネシアの魅力」とは何かを考え発表しました。表現の仕方や単語の発音、質疑応答の練習など苦労することもありましたが、自分自身を大きく成長させる機会でもありました。コンテストに先立ち練習をしてくださったインドネシア語の先生方、インドネシア人の友人、ゼミの仲間、いつも指導してくださる加藤先生のおかげでこの賞をいただくことができました。日々お世話になっている人々への感謝を忘れずに、この経験を活かし、さらにインドネシア語の学習に励みたいと思います。

グループB優秀賞を受賞した波田陽一郎さん

波田陽一郎さん【スピーチ内容と感想】

 インドネシアでは手を使って食事をすることがあります。私は日本でインドネシア料理を手で食べていた時に、隣にいたインドネシア人に笑われたことがあります。インドネシアでは、フォークやナイフなど西洋文化の流入により‟食事の仕方”が変化していることも本当です。手で直接食べ物に触れることは収穫物に対する感謝や神への献上などの意味があります。私はこの素晴らしい魅力をもっと広く世界に広めていきたいです。

 まさか自分が優秀賞をいただけると思っていなかったので、とても驚きました。加藤先生やインドネシア語の講師の方々をはじめ、多くの方々がサポートをしてくださった結果だと思います。これからもインドネシアの言語や文化に関心を持って、研究や学習を続けていきたいです。

 

グループA優秀賞を受賞した浅沼花奈さん

浅沼花奈さん【スピーチ内容と感想】

 今回のインドネシア語スピーチコンテストの弁論テーマが”Pesona Indonesia”(インドネシアの魅力)であり、私は「平和の実現のために」というタイトルでスピーチさせていただきました。Field Studies*2に参加した際、インドネシアのトイレで全く知らない現地の女性から突然話しかけられ、最後には友達のようになりました。日本でのトイレの待ち時間は気まずい時間であるのに、インドネシアのトイレでは一緒に待っている人が気楽に話してかけてくれたことが驚きでした。この出来事をきっかけに、インドネシア人のフレンドリーさは彼らの最大の魅力であると感じ、彼らの寛大な精神が争いの絶えない現在の世界を変えることのできる希望であることをスピーチしました。

 参加者全員が素晴らしいスピーチをしていたのでまさか賞をいただけると思ってもいなかったので驚きました。ですが、今回のコンテストに向けてゼミナールの先生とインドネシア語の先生の手厚いサポートのもとで練習してきたので、大変光栄に思うと同時に感謝の気持ちで一杯です。特にゼミナールでの学びは語学力だけではなく、インドネシアについて多角的な観点から考える機会を与えてくださるので、充実した学習環境で学ばせていただいています。このような貴重な学びの場を与えてくださる先生方、家族、友人に改めて感謝したいです。

 

外国語研修*1
英語以外の外国語を現地で学ぶプログラムです。マレー・インドネシア語、韓国語、フランス語、ドイツ語等があります。現地の人々との交流や文化体験、文化遺産の訪問などを通して知見を広めます。

Field Studies*2
教員の指導・引率のもと、海外で調査活動を行います。履修している外国語を使い、実際の現場に赴き体感することでさらに学びを深めていくことができます。