総合政策学部

総合政策学部 2年 肥沼直寛さんの取材活動が朝日新聞に掲載されました

2017年12月12日

ジロー今村さんにインタビューする肥沼さん(左)

番組制作およびノンフィクション執筆活動をテーマとする「FLP1ジャーナリズムプログラム 松野良一ゼミナール」では、実践的な活動によって多様な能力を開発するため、実際にケーブルテレビ局が放送する番組「多摩探検隊」を制作しています。

 

政策科学科 2年 肥沼直寛さんは、この活動の一環として現在、大道芸人 ジロー今村さんのドキュメンタリー番組を自ら企画・制作しています。その密着取材の様子が11月12日付の朝日新聞に掲載されましたのでご案内いたします。

 

肥沼さんがジローさんの密着取材を始めたのは、多摩地区の情報誌に掲載されていたイベント案内がきっかけでした。東京都小平市の公園で定期的に開催されている「こだいらサーカス」は、地元在住のジローさんが発案したもので、大道芸人のパフォーマンスを見るだけではなく、観客もブランコや玉乗りをして大人も子どもも一緒に参加することのできるイベントです。

 

肥沼さんは番組制作を通じて、「『子どもたちのために』というジロー今村さんの思いを伝えたい」と語りました。「みんなが見られる所」である公園を選び、地域の子どものために気持ちを込めてパフォーマンスするジローさんの姿をフォーカスします。撮影で苦労した点については、「放送するからには社会的責任も伴うことを学びました。放送内容に間違いがあってはいけないので注意や配慮が必要ですが、それだけにやりがいも大きいです。」と振り返りました。すでに番組制作のための素材集めは終了し、来春以降の「多摩探検隊」での放映を目標に編集作業に入る予定です。

 

FLP松野ゼミには35人の学生が所属し、番組制作に取り組んでいます。撮影はグループで行うため、自身の企画以外にも他のゼミ生の取材や撮影を手伝うこともあり、多様なテーマや役割分担を通して映像制作を学んでいます。学生が制作した「多摩探検隊」の番組は164回(2017年12月現在)にのぼり、ケーブルテレビの他、インターネット(http://www.tamatan.tv/)からも視聴が可能です。

 

【2017年11⽉12⽇ 朝日新聞】
(ひらけ!進路・新路・針路)ゼロから映像制作 番組作り、やり遂げ前へ

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【問い合わせ先】
中央大学総合政策学部 松野良一研究室

http://matsunolab.exblog.jp/

FLP=ファカルティリンケージ・プログラムとは

ファカルティリンケージ・プログラム(FLP)とは、各学部に設置されている授業科目を有機的にリンクさせ、新たな知的関心の領域に対応する教育の「場」を設定するプログラムとして誕生しました。学生は所属学部に学びながら、プログラムの履修ができます。

本プログラムは、学生がそれぞれの所属学部で主専攻の課程を修めるという基本的な枠組みのもとに、学部の枠を越えて設けられた新たな知的領域を系統的・体系的に学修し、学際的な視点から専門知識の修得と問題解決能力を高めることを目的としています。

現代社会において、このような学際的な領域の問題解決能力を必要とする職種が年々増えていることから、「環境」「ジャーナリズム」「国際協力」「スポーツ・健康科学」「地域・公共マネジメント」の5プログラムを開設しています。