総合政策学部
総合政策学部「リサーチフェスタ2017」を開催しました
2017年12月06日
2017年12月1日(金)、中央大学総合政策学部11号館にて「リサーチフェスタ2017」を開催しました。ゼミなどにおける日々の研究成果を発表する“知の祭典”として2013年より始まった「リサーチフェスタ」。今年は20組の学生が発表者として参加しました。
学生の発表テーマは、政策・経済・法律・国際問題・文化表現と、総合政策学部らしく多岐にわたりました。聴講は総合政策学部生のみならず、他学部、学外からもあり、学生のプレゼンテーションに対してのアドバイスや質疑応答など活発な意見交換が行われました。発表を行った学生は自身の研究に新たな考察を取り込み、視野を広げる場となりました。
審査は総合政策学部の教員が行い、プレゼンテーションの独創性や論理性、表現力など様々な審査項目を評価しました。最も高い評価を得た「最優秀賞」には、中村周史ゼミ 3年 蔵満拓哉さん・北見耀子さん・澁谷果林さん・佐藤優大さん・堀部直也さんによる「奨学金の延滞問題について」が選ばれました。また、総合政策学部の学生の投票によって決まる「ポスター部門 最優秀賞」は、小林勉ゼミ 3年 杉野友美さん・納栄夫さん(*プロジェクト奨学金)の「福+(ふくたす)プロジェクト ~POMSを用いた運動による心理的効果の検証~」が受賞しました。
発表会の後は、発表チーム、教員、聴衆を交えた懇親会を行いました。学生たちは発表の緊張から解放され、リラックスした雰囲気で交流を深めました。総合政策学部長 堤和通による講評では、学生の研究内容が称えられるとともに、今後の研究の一層の深化と「リサーチフェスタ」の発展を願うコメントが送られました。

熱心に説明する発表者

質疑応答の様子

質問に答える発表者

聴講者との意見交換

発表会後に行われた懇親会

表彰式 堤学部長(右)

「最優秀賞」を受賞した、中村周史ゼミ 3年のチーム。左から堀部直也さん、佐藤優大さん、澁谷果林さん、堤学部長、蔵満拓哉さん、北見耀子さん

「ポスター部門 最優秀賞」を受賞した小林勉ゼミ、杉野友美さん(後列右から2人目)、納栄夫さん(前列左)とゼミ生。(小林勉教授=後列右)
リサーチフェスタ2017 受賞一覧
受賞 | ゼミ名 | 発表タイトル | 発表者 |
最優秀賞 | 中村ゼミ | 奨学金の延滞問題について | 蔵満拓哉・北見耀子・澁谷果林・佐藤優大・堀部直也 |
優秀賞 | 宮下ゼミ *プロジェクト奨学金 |
児童養護施設の実態ルポルタージュ ―「働き方」改革に向けた政策提言 |
小山海風 |
優秀賞 | 松野ゼミ | 元朝鮮人学徒兵の証言 | 鈴木勇輝 |
優秀賞 | 加藤ゼミ *プロジェクト奨学金 |
本当にジハードはテロの根源なのか ~イスラーム学校とムスリムの社会活動を通して~ |
下之園実希・今中恵・冨澤亮太 |
敢闘賞 | 加藤ゼミ | パンチャシラ国是のインドネシア社会における役割 ―国家「理念」の重要性― |
清水萌美・飯盛彩加 |
敢闘賞 | 松野ゼミ *プロジェクト奨学金 |
日本全国B29慰霊碑物語 | 渡邉七海・見延久瑠実・桑山依生基 |
敢闘賞 | 目加田ゼミ | 日本のフードバンクが食品ロスを解決する手段になりうるか -アメリカのフードバンクから示唆を得る- |
堀地綾 |
敢闘賞 | 小林ゼミ *プロジェクト奨学金 |
福+(ふくたす)プロジェクト ~POMSを用いた運動による心理的効果の検証~ |
杉野友美・納栄夫 |
敢闘賞 | 中村ゼミ *専門演習 |
死刑制度に犯罪抑止力はあるか。 | 高橋典子・鈴木美由紀・滝沢航太郎・稲泉大地・西澤由華・梅森隼・室賀豊介 |
敢闘賞 | 加藤ゼミ *プロジェクト奨学金 |
イスラームにおける女性観 〜ヴェールの社会的役割を通して〜 |
守矢優衣・田坂椰弥・守田もも・瀧沢颯太 |
敢闘賞 | 泉川ゼミ *プロジェクト奨学金 |
悲劇からの奇跡の復興!アフリカの奇跡ルワンダでICT革命を追う | 網野悠介 |
敢闘賞 | 横山ゼミ | 被虐待児と里親制度 | 藤井菜月・奥田なつみ・清水麻由・長谷川柚・宮坂知樹 |
敢闘賞 | 宮下ゼミ | 安全とプライバシー ~共謀罪から考える~ |
磯田海地・小野寺柊太・佐藤叶佳・関根幸太・竹平啓人 |
敢闘賞 | 中村ゼミ | 家族介護と仕事の両立 | 山本真斗・阿部由美穂・小島朋之・諏訪哲広・林和輝 |
奨励賞 | 松野ゼミ | 「日本台湾関係史スタディツアー」モデルの構築 | 田崎陸 |
奨励賞 | 加藤ゼミ | インドネシアの配車サービスからみる社会変化 ~近代化と伝統の間で~ |
知野敬太・福島宏昌 |
奨励賞 | 特殊講義(細野先生) *プロジェクト奨学金 |
多摩ニュータウンで考える多世代間コミュニティの可能性 | 山本大介 |
奨励賞 | 宮下ゼミ *プロジェクト奨学金 |
今後の日本の再生エネルギー政策に必要なものとは? ~ドイツ・リヒテナウ市の事例から考える~ |
山田麻莉奈 |
奨励賞 | 松野ゼミ *プロジェクト奨学金 |
日本とパラオの歴史的関係性の検証 ー親日と非核憲法の背景を探るー |
大谷萌恵 |
奨励賞 | 目加田ゼミ | 教科書は、誰のもの? | 中野夏実・越地由莉・塙さとこ |
「リサーチフェスタ2017」ポスター部賞 受賞一覧
受賞 | ゼミ名 | 発表タイトル | 発表者 |
最優秀賞 |
小林ゼミ *プロジェクト奨学金 |
福+(ふくたす)プロジェクト ~POMSを用いた運動による心理的効果の検証~ |
杉野友美・納栄夫 |
優秀賞 | 中村ゼミ | 奨学金の延滞問題について | 蔵満拓哉・北見耀子・澁谷果林・佐藤優大・堀部直也 |
優秀賞 | 目加田ゼミ | 教科書は、誰のもの? | 中野夏実・越地由莉・塙さとこ |
◆「リサーチフェスタ」とは◆
ゼミなどにおいて勉強した日ごろの研究成果を学生たちが発表し合う、2013年度から始まった総合政策学部の公式イベントです。学生の発案により始まり、学⽣により組織された実行委員会が企画⽴案運営および広報に携わっています。総合政策学部には幅広い分野のゼミがあり、学生一人ひとりが主体的に活動しています。そうしたゼミ活動で得た知識を幅広い人たちに知ってもらう場として、「リサーチフェスタ」を年に1度開催しています。