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文学研究科
文学研究科委員長挨拶

知の宝庫へようこそ

文学研究科委員長 宇佐美 毅

宇佐美 毅
文学研究科委員長

【文学研究科の修了生たち】

私がこの文学研究科で直接教えた、これまでの大学院生たちの話をしたいと思います。

文学研究科は「研究者養成」と「高度専門職業人養成」の二つを目標にしており、私がこれまで教えた100名以上の大学院生たちにも、大学などに勤めた研究者と呼ばれる修了生たちと、中学や高校・一般企業・自治体などに就職した修了生たちの両方がいます。ただ、研究者になるには前期課程・後期課程を修了して博士号を取得することが通常は必要なので、人数的には、前期課程を修了して学校・企業・自治体などに就職した人の方がはるかに多かったと言えます。

中高の教員になるのにも企業や公務員に就職するのにも、大学院修了の資格がないと応募できないわけではありません。それでもこれまでの大学院生たちが文学研究科で学んできたのは、ここでしか学べないものがあるからであり、その後の仕事や生活に必要な大切な経験や能力を得ることができるからです。

【文学研究科で学ぶ意味】

たとえば、学部を卒業してすぐ中学や高校の教員として就職した卒業生の多くが、自分の知識や能力の不足を痛感し、「もっと勉強してから教員になればよかった」「今からでも勉強したいけど日々の仕事で余裕がない」と言ってきます。実際に、教員の大半を大学院修了者が占めているという高等学校などもあります。

また、文学研究科に進学したその年に公務員試験に合格した大学院生は、就職しても中退せずに文学研究科に籍を置き、仕事の休みなどを利用しながら少しずつ単位を取得して前期課程を修了しました。文学研究科で最後まで学ぶことが、職業人としてのその後のために大切だと考えたのです。

資料の調査能力、文献の理解力、研究テーマを見つける発想力、データの分析能力、論文作成の文章表現力、研究発表のプレゼンテーション能力、質疑応答や議論を通じたコミュニケーション能力等々…。これらの能力を身につけた修了生たちは、どのような分野に進んでも、必ずその能力を発揮して活躍することができるでしょう。

【知の宝庫としての文学研究科】

以上は私の教え子たちのことですが、これを文学研究科全体に話を広げればさらに多様な大学院生たちを考えることができます。文学研究科は13専攻(国文学、英文学、独文学、仏文学、中国言語文化、日本史学、東洋史学、西洋史学、哲学、社会学、社会情報学、教育学、心理学)からなる総合的な研究科です。人文科学系から社会科学系の学問分野を網羅し、一部には理科系に近い分野も含みます。哲学・文学などの人類最古からの学問分野もあれば、社会情報学などの最先端の学問分野もあります。

「研究者養成」面では、文学研究科全体で既に180人を超える人たちが博士号を取得していますし、「高度専門職業人要請」面でも、教員・企業・公務員その他の多彩な方面に毎年多くの人材を輩出しています。また、文学研究科に進学してくるのは中央大学の学部出身者だけではなく、国内の他大学からも進学者がいますし、国外の大学からの外国人留学生もおおぜい進学してきます。まさに、文学研究科は知の宝庫であり、多種多様な希望を持った大学院生たちを受け入れるあらゆる条件が整っています。こうした環境で学ぶことは他では得られないさまざまな知識と能力を身につけることにつながり、それは大切な財産として、文学研究科で学んだ皆さんを生涯にわたって助けることになると確信しています。