国際情報学部特任教授 原田祐樹の専門分野は、情報法、情報通信政策、消費者・利用者の保護です。
このたび、原田が2025年度(第46回)日本EU学会研究大会において、公開シンポジウムに登壇しました。
日本EU学会は、EC/EUの研究の促進等を図る学会です。
原田は公開シンポジウムにおいて、「EUのAI規則86条の「説明を求める権利」から得られる示唆」というタイトルで報告を行いました。
日本では、第217回通常国会において、「人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律(令和7 年法律第53 号)」(以下、「AI 法」という。)が成立し、令和7年(2025年)6 月4 日に公布・一部施行となり、9 月1 日には全部施行となりました。
本報告では、日本のAI法の先行事例であるEUのAI規則における、AIのサービスの影響を受けると想定される個人(利用者、消費者)に関する救済の規定を軸にして、日本におけるAI利活用に伴うリスクへの国民の不安解消に資するような論点を提示しました。