【岐阜県支部】第２１回全日本学生落語選手権応援会

　岐阜県支部では、２月１６日「策伝大賞の応援会」を開催しました。「策伝大賞」とは、落語の祖である安楽庵策伝が岐阜の地で誕生した縁から、毎年２月に岐阜で行われる「学生落語選手権」のことです。今年は５４大学・大学院から２３６名の学生がエントリーしました。

　我らが中央大学からは、動画審査を経て見事に３名が予選会に出場しました。予選会前の緊張の中、５名の学生が応援会に参加してくれました。さすがに、話すことを得意とする学生です。参加した保護者からの不躾な質問にも余裕の笑顔で回答し、笑いを誘います。緊張したまま高座に上がる話、思いがけず落研に入部した話など、面白おかしく話します。そのため、学生も保護者も終始笑顔で和やかに会が進みました。それでも、予選が近づくと部屋の片隅で壁に向かい、演目の練習をする背中は真剣です。ひたむきな姿に、心を打たれました。今年は２年ぶりに予選会を観覧でき、中央大学の３選手の落語をしっかりと聞くことができました。皆さん堂々と演じていました。

　応援会と予選会で、学生たちの落語に一生懸命取り組む真摯な姿を目の当たりにし、胸が熱くなると同時にすがすがしい気持ちで会場を後にしました。