【支部活動報告】管弦楽団第76回定期演奏会鑑賞（神奈川県支部）

　神奈川県支部は12月22日(木)、すみだトリフォニーホールで開催された、管弦楽団の演奏会を鑑賞しました。
　同楽団は、昨年60周年を迎えた歴史あるオーケストラで、その演奏技術はもとより、OB・OGには演奏者や楽器製作者もいらっしゃるという実力の高さです。
　この日の1曲目は、ボロディン作曲の「ダッタン人の踊り」。フルートで始まる美しい音色に次々と音が重なっていきます。2曲目の團伊玖磨さん作品の「交響曲第1番」は、静けさが重みをも感じさせます。3曲目、チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」は、悲しみの表現で胸が押しつぶされそうになります。アンコールは「白鳥の湖」からワルツ。皆さんつい体を揺らしながら聴いていらっしゃいました。
　一度は聞いたことがある名曲も多く、クラシックに詳しくない人でも十分に楽しめたのではないでしょうか。
　同楽団は、年2回の定期演奏会の他、有志によるアンサンブルなども継続的に行っており、無料や気軽なチケット代で聴くことができるそうです。ぜひそちらも行ってみようと思います。今後の管弦楽団の更なるご活躍を期待しております。

（平澤肇子）