父母連絡会

【支部活動報告】キャンパスライフ体験会で沖縄出身学生交流会(沖縄県支部)

2015年11月30日

 沖縄県支部では、昨年8月から、中央大学に在籍している136人の沖縄県出身学生に対して、何か出来ないかと議論をしてきました。そして、学生生活を送る時、就職活動を行うに当たって、先輩後輩の絆が大切だと考え、父母連絡会事務局と調整をして、11月7日(土)のキャンパスライフ体験会に合わせて、多摩キャンパス1号館内で、真栄里泰山(中央大学法学部43期卒、沖縄大学客員教授、中央大学学員会沖縄支部副支部長)様を講師に迎え、「国際社会と沖縄のアイデンティティー」と題した講演会を開催しました。手探りの中での開催で、呼び掛けに苦労しましたが、参加者は、学生は11人、その他関係者9人で計20人が集まりました。

 講師からは、「辺野古新基地建設問題で沖縄県が政府とき然として対峙し、沖縄の自己決定権や苦難の歴史を国連人権理事会などの国際社会に堂々とアピールしていること、その広がりの中で、沖縄出身の自分たちはどう考えていくのか、自分の将来を見据えながら、しっかり学んでいってほしい」と話があり、戦後の琉球政府時代、復帰後、そして現在も、中央大学を卒業された先輩方が、法曹界、官界、経済界、学界で活躍していることの報告があり、「国連にまだ沖縄出身の人材がいないので、若い人たちの中から目指す人が出てきてほしい」と学生へのエールがありました。
 終了後の交流会では、5年半の間琉球大学に勤め、この春から中央大学文学部教授になられた水上雅晴さんや商学部事務室職員の小泉友哉さん(鳩間島出身)も参加し、早速、沖縄県学生と「泡盛を飲む会」を発足させることで話が盛り上がりました。また、4年生の2人が中大沖縄学生県人会を組織しているものの、運営に苦慮している状況も分かりました。参加者からは、「『沖縄を思う心』は、私たちの中にもあり、東京にいる私たちも、しっかりと沖縄を意識して、何か出来ることがあれば率先してやっていきたい」との言葉がありました。

 父母連絡会沖縄県支部として、中大沖縄学生県人会へのサポートをしつつ、キャンパスライフ体験会でつながった学生を通して、もっともっと絆が強く広がればと思います。

 今回、御協力いただきました父母連絡会事務局の皆様、関係者の皆様に感謝申し上げます。今後とも、ゆたさるぐとぅ、うにげーさびら(よろしくお願いいたします)。

(平良昌史支部長)