2025年11月17日、国際経営学部専門演習Ⅳ(担当教員:木村剛教授)において、金子さゆり氏(コンサルティング会社勤務)、竹内遼氏(コンサルティング会社勤務)、ベイリー・エマ氏(メーカー勤務)、松本るな氏(IT企業勤務)、渡辺結衣氏(メーカー勤務)の3期卒業生5名を招いた特別講義を実施しました。
現在、それぞれ異なる業界・職種で活躍する卒業生たちは、就職活動の進め方、入社前に抱いていたイメージとのギャップ、実務で求められるスキルや働き方のリアルについて、率直な経験談を交えて語ってくれました。学生時代の経験が社会人としてどう活きているのか、仕事のやりがいと難しさ、組織で働く責任など、現場の声だからこそ響くメッセージが数多く共有されました。
参加したゼミ生にとっては、自身のキャリアを考えるうえで多くの示唆を得られる時間となりました。授業後には、「同じ本を時間をおいて読み返すと感じ方が変わる、という話がとても印象的だった。読書を通じて今の自分の“基準値”が見えるという考え方を知り、これから幅広いジャンルに手を伸ばしたい」「社会人として働くのはアルバイトとはまったく違い、言動に大きな責任が伴うという話に緊張感を覚えた。理不尽さや困難にどう向き合うか、その切り替えの力が重要だという言葉が心に残った」「業界は異なっても『就活に正解はない』『自分の軸を言語化することが何より大切』という点で先輩の意見が一致していた」「“1年目の壁”は誰にでもあるが、素直さと相談する姿勢が成長を大きく左右するというアドバイスが励みになった」「一つ上の先輩が立派に社会人として働いている姿を見て、自分たちもいよいよそのステージに向かうのだと実感した。来年、自分は後輩にどんな言葉を伝えられるのか、楽しみになった」「『学生のうちにやりたいことをやり切れ』という先輩たちの共通のメッセージが胸に刺さった。残りの学生生活を全力で楽しみたい」といった感想が寄せられました。
今後も、こうした卒業生との縦のつながりを大切にしながら、学生と卒業生が互いに学び合い成長できる機会を積極的に創出していきます。