2025年8月14~16日に、第6回International Conference on Tourism Management and Hospitalityがフランス・パリ市内のNovotelにて行われました。同国際学術会議にて、国際経営学部・中村潤研究室の神田七海さん(4期生)が研究成果の論文を投稿し、採録され発表をしました。
今回の発表の経緯は、2025年1月29~31日にnano tech2025 第24回国際ナノテクノロジー総合展・技術会議に遡ります。中村潤研究室では、同展示会を主宰するJTBコミュニケーションデザイン株式会社、及び展示会の企画・運営等を担う株式会社昭栄美術との共同研究を行い、同社の担当者とともに、来場者や出展者にとっての満足度に効果を与える要因を一緒に協議・ディスカッションを実施しました。そして、来場者アンケートの設計・作成、及び会場でのアンケート収集を実施し、その後、仮説検証型でデータ分析を行いました。この成果を、国際学術会議で発表するに至ったものです。
共同研究プロジェクトの国際経営学部側のメンバーは、国際経営学部の神田七海さん(4期生)が分析を担うリーダーを務め、メンバーは淺地真梨唯さん、松野雄一郎さん、加藤真帆さん、濱 蒼果さん、宮里良春さん、井本 詩さん(いずれも5期生)です。約1,000名のサンプルデータを収集することができました。このときの様子は、下記のInstagramで情報発信していますので、是非御参照ください。
https://www.instagram.com/p/DFwuJ7spjsi/?img_index=2

学会での発表の様子(発表時)

学会での発表の様子(Q&A時)

学会入口にて(右から神田七海さん、中村潤教授)
今回の国際学術会議では、仮説検証型でアンケートを設計したことから、構造方程式モデリング手法(Structural Equation Modeling: SEM)による仮説モデルのあてはまり具合を算出し、得られた知見を発表したものです。参加者は、米国、英国、スペイン、ポルトガル、フィンランド、キプロス、ポーランド、アルバニア、サウジアラビア、ナイジェリア、南アフリカ、イスラエル、インドネシア、バングラデシュ、オーストラリア、台湾、韓国、そして日本からと世界中から集まり、まさに国際学会の場で活発な議論も行われ、かつ発表後も神田さんに質問などが相次ぎ、大変有意義な活動となりました。
国際経営学部では、机上の学びだけではなく、さまざまな企業との接点をもち、ビジネスと学術の交差点を起点に、学びの機会を提供しています。中村潤研究室では、国内外での学術会議の場で共同研究の成果発表等を通じて、視野を広げ学外の有識者との交流を通じて活発な活動をしています。
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Tourism Management & Hospitalityの学会だけに、会議二日目にはパリ中心部の名所を巡るツアーが企画され、下記はその一場面(ノートルダム大聖堂にて、写真手前右から2人目が神田七海さん)