財務会計論/会計学(担当教員:原郁代)は、主に財務諸表を通じてビジネスの実態について理解し、合理的な企業経営の基礎知識の習得を目的としています。その一環として、6月13日(金)に唐澤会計事務所所長 公認会計士・税理士 唐澤 寛先生に「タックスプランニング」についてご講演頂きました。



先生のご講演に先立ち、授業で「タックスと会計の関係」について学習しました。また、唐澤先生のご講演資料を事前に配布し、事前質問書の提出を課題としました。
当日のご講義の内容は、①いつどのような税金を支払うのか、②企業経営者の思考方法(会計上の利益も重要であるがキャッシュを最優先に考えること)、③租税回避についてでした。「黒字倒産を避けるために、経営者が日々見るべき最重要の会計指標」「クライアントから節税の相談を受けた際にどこまでを健全な税務戦略とし、どこからが将来的なリスクを伴う推奨できないスキームと考えるか」「AIの発達が税理士業務へ与える影響」などの代表的な事前質問に対して唐澤先生のお考えをお伝え頂くとともに、フロアからの質問に対して熱心にご回答頂きました。専門家から直接実務的な話を聞く大変貴重な機会となりました。
今後も国際経営学部では政策実務の現場を担われるプロフェッショナルとの対話の機会を設け、探求心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。