国際経営学部の専門演習IV(担当:国松麻季)では、「グローバル経営と法制度、政策の関わりを現場から学ぶ」という方針のもと、2026年8月3日から8月6日にかけて台湾での海外研修(Field Studies)を実施しました。台湾と日本の産業協力やスタートアップ人材のシナジーについて現場から直接学ぶ、参加学生にとって非常に貴重な経験となりました。
8月4日には、台北市内の日本台湾交流協会台北事務所と、桃園市にある台湾国立中央大学を訪問しました。日本台湾交流協会は、日本と台湾の間に正式な外交関係がない中で、経済や文化、学術といった幅広い分野での交流を促進し、実質的な交流を担う機関です。同協会では、台北事務所経済部主任の藤本海香子様より、台湾の経済概要と注目産業に関してご講義いただきました。さらに、日台間の相互投資の現状や文化交流についても詳しく教えていただき、両国の経済的・文化的な結びつきの深さを多角的に学ぶことができました。

日本台湾交流協会 藤本海香子経済部主任による講義の様子

日本台湾交流協会前での集合写真
国立中央大学での学生間交流プログラムは、国松教授の進行のもと、講義、ディスカッション、文化交流、キャンパスツアーという充実した交流の機会となりました。国立中央大学のCristina Pi-fen Chen教授からは「協力から共創へ」と題した特別講義では、日台関係が過去の「貿易の補完関係」や「サプライチェーンの協力」から、現在では国境を越えた「技術の共同創出」という第3段階へと進化していることが強調されました。台湾がシステム統合や量産化に優れる一方で、日本がコア技術や先端素材に強みを持つという相互補完的な関係性について理解を深めることができました。
続く学生同士のインタラクティブなディスカッションでは、日台混成のグループに分かれ、「国境を越えた人材のシナジーやスタートアップの協創」について熱心に意見を交わしました。その後の文化交流セッションでは、日本の学生が地元のスナックや折り紙を共有し、台湾の学生からも独自の文化を紹介してもらうなど、お互いの学生生活や地域の伝統について自然に会話を弾ませることができました。プログラムの最後には、現地学生の案内によるキャンパスツアーも行われ、現地の雰囲気をより身近に感じながら交流をさらに深めることができました。

国立中央大学の学生・先生方との集合写真

折り紙(紙飛行機)を通じた文化交流の様子
研修期間中は、宿泊先を拠点として台北周辺の文化視察も実施しました。自由時間を利用して夜市や朝市などを訪れ、現地の活気ある雰囲気や、食文化を肌で感じることもできました。国立中央大学の学生たちが様々な場所を案内してくれたことに感謝は尽きません。
今回の台湾合宿を通して、次世代の経済関係を再設計する若手人材の重要性や、両国の架け橋となる役割について深く学びました。来年度に社会に飛び立つ我々にとって非常に有意義な機会となりました。この経験を糧に今後も更なる成長に向けて邁進して参ります。
(担当:国際経営学部4年 窪田憧冴)

宿泊先のホテルへ感謝を込めて残した折り鶴とメッセージ

中央大学(日本)から中央大学(台湾)へ贈呈された「友好の桜」の記念石