専門演習Ⅳ(担当教員:本学部教授 木村剛)において、大塚製薬株式会社のご協力のもと、今回のコンサルティングプロジェクトのキックオフとなる特別授業を実施しました。
今回のプロジェクトでは、新卒採用をテーマに、「就活生はどのように企業を選び、どのような理念や価値観に共感し、入社を決断するのか」という問いに向き合います。学生たちは、就職活動を行う学生へのインタビューやアンケート調査を通じて意思決定の実態を探り、その分析結果をもとに、大塚製薬の採用部門に対して調査結果の発表と提案を行います。9月には中間報告とディスカッション、12月には最終報告会を予定しています。
キックオフとなる特別授業では、大塚製薬の事業概要や企業理念、そして今回のプロジェクトのテーマについて説明いただきました。大塚製薬は、「一人ひとりの可能性に向き合うトータルヘルスケアカンパニー」として、医療関連事業とニュートラシューティカルズ関連事業の両面から、人々の健康とウェルビーイングの実現に取り組んでいます。ポカリスエットやカロリーメイトといった身近な製品だけでなく、医薬品を通じた社会課題の解決を目指したさまざまな挑戦について学ぶ機会となりました。
近年の就職活動では、自分にとって納得感のある選択を模索する傾向にあります。今回のテーマは「就活生の意思決定」を起点とし、学生は何を重視して企業を選ぶのか、どのような体験や対話が企業への共感や入社意欲につながるのか、入社後のコミットメントにつながるのかを明らかにすることを目指しています。
特別授業後の振り返りでは、「企業の知名度だけではなく、学生自身が納得感を持って意思決定できることが重要だと感じた」「人事担当者の熱意や想いに触れ、企業選択において『共感』が果たす役割について考えさせられた」「就職活動における本音や不安を明らかにし、より良い採用プロセスにつながる提案をしたい」といった声が寄せられました。また、「製薬業界やMR職への理解が深まった」「企業が伝えたい価値と学生が受け取る価値の関係について考える貴重な機会になった」という感想も見られました。
本プロジェクトは、大塚製薬のご厚意により実現したものです。学生たちは本テーマに向き合い、調査・分析力や提案力を高めるだけでなく、「人はどのように組織を選び、その理念に共感し、自らのキャリアを形成していくのか」という本質的な問いについて探究を深めていきます。
今後も国際経営学部では、実務の最前線で活躍されている専門家や企業による講義や対話の機会を設け、探究心を刺激し視野を広げる学びを展開し、グローバルリーダーの育成に努めてまいります。