国際経営学部

【国際経営学部】3年の専門演習Ⅱ(担当:国松麻季)は、スマートシティプロジェクトの一環として埼玉大学にてインタビュー調査を行いました

2025年6月3日、国際経営学部の専門演習Ⅱ(担当:教授 国松麻季)は、スマートシティ調査研究プロジェクトの一環として埼玉大学キャリアセンターを訪問し、地域インターンシップに関するインタビュー調査を実施しました。

本学部では、一般社団法人スマートシティ・インスティテュートの賛助会員としてさまざまな活動を行っています。

その一環として、専門演習Ⅱ(国松麻季担当)では、スマートシティを題材に、グループワークによる課題発見と解決策の検討を進め、7月22日はスマートシティ・インスティテュート主催のウェビナーにおいて研究発表を実施する予定です。

インタビューでは、地域中小企業の多くが大卒採用やインターン受け入れのノウハウを持たず、学生へのアプローチ方法がわからないという課題があることを伺いました。一方で、無償インターンにも協力的な企業が存在することや、大学からの適切な働きかけによって、地域企業との連携が可能であることも示されました。

埼玉大学では、インターンシップを学生のキャリア形成に位置づけ、単位認定制度の導入が進められていることも印象的でした。また、GPA基準や学年による受け入れ時期の調整など、学内制度との整合性も考慮されています。

学生側の傾向としては、関心はあっても行動に移すまでに時間がかかるため、LINEやメールを活用した継続的なフォローアップの必要性が指摘されました。さらに、1日から長期まで、また有償・無償を問わず、インターンの多様な形式に対応する柔軟な支援体制が求められています。企業と学生の円滑なマッチングには、専任コーディネーターの配置も重要な要素とされています。

インターンの実施に向けては、「協定書」「保険」「学習評価」などの制度整備に加え、企業・学生双方の事前準備や、行政・中間支援組織との連携が欠かせないことも学びました。

今回の訪問を通じて、制度づくりの現場に触れる貴重な学びの機会をいただきました。ご多忙の中、丁寧にご対応くださり、深く感謝申し上げます。

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スマートシティは世界各国に先進事例が広がりつつあり、持続可能な社会構築に寄与する今日的な課題です。経営戦略、政策策定、法制度、社会課題解決などさまざまな切り口において国際経営学部の研究や学びと親和性が高いことから、今後も学部の特徴を活かしながら活動を行っていきます。