国際経営学部

【国際経営学部】3年の専門演習Ⅱ(担当:国松麻季)は、スマートシティ・プロジェクトの一環として、Agoop株式会社の加藤有祐代表取締役社長兼CEOにインタビュー調査を行いました

2025年5月27日、国際経営学部の専門演習Ⅱ(担当:教授 国松麻季)は、スマートシティ調査研究プロジェクトの一環として、株式会社Agoopを訪問し、代表取締役社長兼CEOである加藤有祐様にオンラインにてインタビュー調査を行いました。

国際経営学部は、一般社団法人スマートシティ・インスティテュートの賛助会員としてさまざまな活動を行っています。その一環として、専門演習Ⅱ(国松麻季担当)では、スマートシティを題材に、グループワークによる課題発見と解決策の検討を進め、7月22日はスマートシティ・インスティテュート主催のウェビナーにおいて研究発表を実施する予定です。

今回は4名の学生が、「ビッグデータ活用のプロフェッショナル」を標榜し、人々の幸福と社会の発展に貢献するサービスを展開している株式会社Agoopを訪問し、人流データやその活用の工夫、個人情報の安全性、今後の展望についてお話を伺いました。

オンライン訪問では、発災時のデータの活用、つまり平時と発災時の人流データの比較のために平時から継続的にデータを取得・利用することが重要だとお話しいただきました。

その一例として、株式会社Agoopが提供するアプリ「アルコイン(Walk Coin)」について、利用者のウォーキングを促進するヘルスケアの用途と、歩いた歩数に応じてポイントと交換できるポイ活の用途として活用できることをご紹介いただきました。

このアプリは、日常生活の中で利用できるだけでなく、発災時における人流データの分析と、平時の人流データとの比較にも役立つという点で、防災の観点でも価値のあるアプリであることを学びました。

また、「防災目的だけのために作られたものは、いざ災害が起きたときに活用できないため、日ごろから使い慣れたものを防災に活用する。」という考え方をご教示いただき、防災をテーマとして研究を進めていくうえで私たちにとって重要な気付きとなりました。

今回のインタビューを通して、株式会社Agoopの加藤様より貴重なお時間を頂戴し、直接お話をお伺いすることで、4人の学生が研究を進めていくうえで考え方の転換につながる大変有意義な機会となりました。

スマートシティは世界各国に先進事例が広がりつつあり、持続可能な社会構築に寄与する今日的な課題です。経営戦略、政策策定、法制度、社会課題解決などさまざまな切り口において国際経営学部の研究や学びと親和性が高いことから、今後も学部の特徴を活かしながら活動を行っていきます。