3章 予算措置

凡例

注 下線部分は、当面優先すべき対策

A 速やかに予算化すべきもの 
B 当面試験的に使用するため、予算化すべきもの 
C 調査・検討を経た後に予算化すべきもの 
D 従来からも予算化されていて、 引き続き予算化すべきもの(あるいは、在庫がなくなれば補充すべきもの)
E 予算措置を必要としないもの 
F 当面は実施不可能なため、予算化しないもの 
* 現在使用中の設備・物品を充実するか交換するもの

① 消耗品費
② 用品費
③ 固定資産費
④ 委託費
⑤ 印刷費
⑥ 図書費
「 」 商品名

本章では、第2章の諸項目に対応して必要な予算措置(平成6年度以降分)を、旧来の枠内で列挙するに留めた。しかし、建築物や機器に保守費が計上されているように、資料にも同種の考え方が必要であり、今後は「資料保存対策費」(仮称)を設定すべきだと考えられる。

第2章の項目番号 品名 予算措置 備考
1.1. 空調* A③  
「環境モニター」 B① 環境清浄度のチェックに使用
1.2. 紫外線除去蛍光灯・フィルム D①  
1.5. 保存書庫内の貴重書庫・貴重書閲覧室の設置 C③  
未整理資料の保管場所(専用) E  
2.2. ブックトラック* D② 本の脱落・振動が少ないもの
2.3.1. ペーパーナイフ A① 整理時と閲覧時
フェルト(ビロード)製文鎮 B① 貴重書用.整理時と閲覧時
フェルト(ビロード)製パッド B① 市販品あれば最低2組購入
中央部が凹んだ書見台 B② 貴重書用.整理時と閲覧時.市販品あれば最低2組購入
2.3.2. 燻蒸装置・薬品 D① 書庫に収める前に使用
2.4. 蔵書印* ・仮受入印* C① インクで資料を汚さないものがないか、廃止も含めて要検討
中性紙 A① カバー・栞・非定型封筒作製用印刷用
中性紙のラベル* C① 現在使用中のものの品質のチェックが必要  
中性紙のブックポケット* C① ポケットを廃止しスリップのみとすることも要検討
中性紙のデートスリップ* C①
中性紙チェックペン* B① 酸化度の測定器具は他にもある
糊(メチルセルロース)* B① 可逆性有.ポケットやスリップに使用可能か 混合すれば接着力大
糊(生麩) B①
ステンレスのホチキス針 A① ホチキスは原則として使用しないが、止むを得ないときのため
2.5.2. 複写機* C③ 賃借? 資料を傷めず、扱い易い機種と交換する
マイクロ・リーダー* C③
2.5.3 利用規定の見直し E
3.1. 厚手のブックエンド B① 貴重書用に優先購入
未製本雑誌用ケース* B① 試験的に各種購入
未製本雑誌用ファイル* B①
特殊な形態の書架(大型本用書架や新聞用書架) F 現在の書庫では置き換え不可能につき、保存書庫・新館の建設時に検討する
3.2. 刷毛, ブラシ, 布 A① 黴・埃の除去用. 各種
資料の埃払い A④  
掃除機 C①  
HPC A① 併用する
エチル・アルコール A①
4.1. 収書方針の改訂 E  
4.2.1 「2軸延伸ビニロンフィルム」 C① 両者で図書を密封し、外界の影響を防ぐ
調湿紙 C①
保革油 C① 貴重書用.作業の外注も検討
中性紙封筒・ファイル D①  
中性紙ボード D① 保存箱自館作製用
中性紙保存箱 D① 市販の規格品または外注制作
中性紙バインダー D① リーフレット等のカバー
「マイラー Sタイプ」 B① ポリエステル・フィルム 併用する
「スコッチ両面テープ415」 B① 圧着テープ
4.2.2. 綴じ紐* ・針* A① 各種
補修用和紙* A①  
糊(メチルセルロース)* B① →2.4.
糊(生麸)* B①  
「スコッチメンディングテープ」 D①  
4.2.3. 紙力強化 F  
酸処理 F  
4.3.1. 補強製本 C⑥  
4.3.2. 媒体変換 C⑤ または館内処理
4.3.3. 買い換え A⑥  
5. 意識調査 E  
研修会 E 調査研修課が予算措置
広報 E CUL、HAKUMONちゅうおう
マニュアル E  
指導 E オリエンテーション時に行う