2022.02.09

「中央大学学生が選んだおすすめ本フェア」
紀伊國屋書店新宿本店で2月21日まで開催

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「中央大学学生が選んだおすすめ本フェア」と題した展示が、2月1~21日、東京・新宿の紀伊國屋書店新宿本店で開催されています。この展示では、図書館が全学部生を対象に募集した「学生選書ツアー」で、抽選を経た学生13人が選んだ196冊と、学生が作ったPOP(point of purchase=販売場所での広告)の一部が店頭に並びます。

 

「学生選書ツアー」は、学生の創造力、発信力、課題解決力、コミュニケーション力、読書力に磨きをかけてもらおうと、中央大学教育力向上推進事業「利用者と協働する図書館-学生協働(ボランティア・インターンシップ)を通じた学修支援と図書館の利用促進―」の一環として、2020年度、2021年度にわたって行われてきました。

熱心に選書に取り組む中大生

「中央大学学生が選んだおすすめ本フェア」の展示=紀伊國屋書店新宿本店

「みんなに読んでほしい」「これはおもしろそうだ」

選書ツアーに参加した中大生たち

今回は、丸善多摩センター店(2020年12月)、電子書籍LibrariE(ライブラリエ、2021年2月)に続く3回目の開催(書店店頭、LibrariEの選択制)となりました。

 

カラー図解の世界地理の書籍を選んだという法学部4年の溝口淳弥さんは、「この本をきっかけに、実際に各地域に赴き、その風土を体感してもらえればと思いました」と理由を説明し、「選ばれた本はどれも『みんなに読んでほしい』『これはおもしろそうだ』と学生が考え、感じたものです。展示をみて、本を手に取って、その思いを感じてほしい」と来店を呼びかけます。

 

さらに、POPについて、溝口さんは「それぞれデザインだけでなく、タッチや画材が異なり、比べてみると選者の思いがくっきりと見えてきます」と、“見どころ”を話しています。

POP作成で創造力、表現力、発信力の向上も

選書ツアーに参加した中大生たち

 

学生が選書する過程では、その図書がすでに中央大学図書館に所蔵されていないかを調べる機会があり、その際に多くの本がすでに図書館にあることを知って、図書館の魅力の再発見に結びつくケースも多くあります。

 

また、POPの作成により創造力、表現力、発信力の向上が期待され、特に今回の選書ツアーでは紀伊國屋書店のPOP作成のプロを招いてPOP作成の講習会を行い、より効果的で充実した体験ができました。

 

図書館としてもより幅広い蔵書の構成が可能となり、学生の活動によって館内に活気が生まれ、入館者数や貸出率のアップにつながると期待されています。

「中央大学学生が選んだおすすめ本フェア」のリスト(一部)

書名/著者名/出版社

 

2.43清陰高校男子バレ-部代表決定戦編.1/壁井ユカコ著/集英社

異常論文/樋口恭介編/早川書房

命がけの証言/清水ともみ著/ワック

イルミナエ・ファイル/エイミー・カウフマン&ジェイ・クリストフ著 金子浩訳/早川書房

乙女の教室/美輪明宏著/集英社

オリジン.上/ダン・ブラウン著 越前敏弥訳/KADOKAWA

神様のカルテ/夏川草介著/小学館

教室に並んだ背表紙/相沢沙呼著/集英社

ギリシャ神話キャラクター事典:世界一よくわかる!/オード・ゴエミンヌ著 ダコスタ吉村花子訳/グラフィック社

古代エジプト解剖図鑑:神秘と謎に満ちた古代文明のすべて/近藤二郎著/エクスナレッジ

世界「倒産」図鑑:波乱万丈25社でわかる失敗の理由/荒木博行著/日経BP(発売:日経BPマ-ケティング)

デュ-ン砂の惑星.上/フランク・ハーバート著 酒井昭伸訳/早川書房

虹色ほたる:永遠の夏休み/川口雅幸著/アルファポリス(発売:星雲社)

ネットフリックスvs.ディズニー:ストリーミングで変わるメディア勢力図/大原通郎著/日経BPM(日本経済新聞出版本部)

バズる動画・ライブ配信/確実に拡散するしくみ:インフルエンサーマーケティングの基本がわかる本/飯田祐基著/ダイヤモンド社

ビロ-ドのうさぎ/マージェリィ・W・ビアンコ原作 酒井駒子絵・抄訳/ブロンズ新社

ぼく モグラ キツネ 馬/チャーリー・マッケジー著 川村元気訳/飛鳥新社

むかしむかしあるところに、死体がありました。/青柳碧人著/双葉社

目からウロコのなるほど地理講義  地誌編/宮路秀作著/学研プラス

夜行/森見登美彦著/小学館

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