2024.03.21

〈学生記者卒業記念コラム〉
「自分から挑戦しないと何も変わらない」
有意義だった長期インターン、 就活にも生きる
総合政策学部卒業生 西沢 美咲

  • キャリア
  • きょう・あした

2020年4月、楽しみにしていた念願の大学生活がスタートした。しかし、新型コロナウイルスの影響で入学式は中止、そして全ての授業はオンラインとなり、憧れていたキャンパスライフを送れなくなった。入学式に参加し、キャンパスで授業を受け、新しい友達を作ったり、サークルを選んだりといった頭の中で考えていたキャンパスライフは現実と違った。楽しみがことごとく奪われてしまったようで、やり場のない思いが積もった。

 

このままオンライン授業が続き、キャンパスに足を運ぶこともなく、サークルなどのコミュニティーにも参加せずに大学生活が終わってしまうかもしれない。そんな不安を漠然と感じていた。ただ、それでも、変えることのできない現状に不満を持ち続けるのではなく、環境の変化として受け入れて、「自分から挑戦しないと何も変わらない」と思い行動に移した。

学長インタビュー、ドラフト取材…貴重な経験

 

そこで踏み出した一歩目が、「HAKUMON Chuo」学生記者への参加である。「学生記者」との出会いは、自宅に郵送された、本来なら入学式で配布される予定の「HAKUMON Chuo」2020春号だ。その中の1ページに「学生記者募集中!」の文字があった。元々文字を書くことや発信することが好きだったため、ぜひ挑戦したいと思った。すぐに編集長にメールを送り、学生記者の一員になった。

 

コロナの影響で実際に活動を始めることができたのは秋頃であったが、学生記者として、たくさんの貴重な経験をした。河合久学長の学長就任時のインタビューや、ドラフト会議で指名された硬式野球部選手の取材など、普段の学生生活では経験できない場面にも立ち会い、多方面で活躍する人たちの意見や考え方を聞くことができた。

 

私にとって初の対面取材となった学長就任時のインタビューの際は、「自分から動く姿勢」が大切であるというアドバイスを直接いただき、その後の学生生活において、さまざまなことに前向きに挑戦する姿勢に結び付いた。学生記者の活動は、自分から挑戦することで新たな発見や出会いが生まれ、経験も積んでいけるということに気づかせてくれた。

最高の友達に出会えたサークル活動

自分から挑戦したこととして、長期インターンへの参加とサークル活動がある。長期インターンは、コロナ禍でもオンラインで参加できる点が魅力的だった。自分の好きや強みも生かせると感じて参加した。3社で長期インターンの経験を積んだが、学生のうちに社会人と一緒に働く経験や、他大学の先輩や同期との出会いなど、学びや自身の糧になるものが多く、就職活動の際にも生きたと思う。

 

サークル活動も充実していた。私が所属する中央大学サッカー同好会は、「サッカーに熱く、遊びにも熱く、全てに全力を注ぐサークル」だ。サッカーでは、自分たちの代で全国大会優勝という最高の成績を収めることができ、皆で一つの目標に向かって取り組み、達成する喜びを体感できた。そして、どんなときも笑い合い、何でも話せる最高の友達にも出会えた。一緒に海外旅行に行ったり、誕生日を祝い合ったりした。最高の思い出を一緒に作り上げた、一生の友達だ。

 

学生生活の始まりは困惑したスタートだったが、コロナ禍でも環境の変化を受け入れ、自分から行動したことで、多くのことを学び、経験し、素敵な仲間にも出会うことができた。社会人になると、環境の変化に戸惑ったり、慣れないことや困難に直面したりすることも、きっとあるだろう。そんなときは、この中央大学での4年間を思いだし、変化に柔軟に対応しながら、挑戦を続けていきたい。

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