2022.04.06

【学生記者卒業記念コラム】
“二刀流”をかなえた中大OG、駅伝予選会、ドラフト会議…
学生記者の活動で多くの出会い

学生記者 齋藤優衣(2022年3月総合政策学部卒)

  • キャリア
  • きょう・あした

私は大学1年生の頃から、「HAKUMON Chuo」の学生記者として活動をしている。この活動に興味を持ったのは、もともと新聞記者になりたいと考えていたためだ。入学した頃、私は漠然とマスメディア業界を志望していて、記事を執筆できる点に魅力を感じて活動への参加を希望した。

 

しかし、授業や先輩の話を聞いたり、インターンシップに参加したりする中で、公務員として国の政策に携わりたいという気持ちが大きくなり、結果的に方向転換した。それでも4年生までずっと活動を続けてきたのは、この記者活動を通して出会える人から非常に大きな刺激をもらえるからである。

 

大学1年のときは、大学院卒業後にIT企業で働く傍ら、プロのダーツ選手としても活躍する中大OGを取材した。当時、私は上京して間もなく、多摩キャンパスから取材場所の後楽園キャンパスまで移動するのに電車の乗り換えに失敗して遅刻するという苦い思い出が残っている(申し訳ありませんでした)。取材では、まさしく“二刀流”をかなえ、仕事にスポーツにと意欲的に取り組む女性の姿に非常に刺激を受けた。

 

2年の秋には、箱根駅伝の予選会を取材した。駅伝ファンだった私にとって、現場で、しかも選手に直接取材できるというのは本当にうれしかった。陸上競技部の関係者や応援団、OB、OGらが一堂に集まり、順位発表の緊張の瞬間を見守る。本戦出場校として大学名が読み上げられたときの大歓声に鳥肌が立った。選手のほっとした表情をみて、スポーツの厳しさも心から実感した。

自分の“思い”を記事で発信

 

3年生では、コロナ禍の影響を受けた学生生活や就職活動の様子について執筆した。新しくスタートした国際教育寮の1期生としても活動していたため、その当時の困難について書いたところ、友人や先輩から反響があった。互いの近況を知ることが難しくなった環境の中で、自分の思いを発信して、つながりが生まれたことがうれしかった。

4年生の秋は、プロ野球ドラフト会議の取材を担当した。選手にとって人生の岐路となる重要な瞬間である。同じ4年生ということもあって、ハラハラしながら取材会場にいたことを覚えている。無事に指名を受け、笑顔で質問に答えてくれた選手の生き生きとした顔が忘れられない。私も新しい環境で頑張ろうと刺激を受けた。

中央大学は、さまざまな分野で活躍しているたくさんの学生がいる。私はこれらの取材を通して、キャリアの多様性を知り、チームで喜びを分かち合う瞬間、自分の夢に向かって努力を続けるパワーに出会うことができた。こうした「出会い」は確実に自分の生き方に良い影響を及ぼしていると感じる。自分自身の大学生活のほかに、異なる環境や目標に向かってチャレンジしている人を知り、刺激を受けたいと考えている人には、ぜひお勧めしたい活動である。

最後に、執筆にあたりお世話になった北村編集長、久保田前編集長、大学広報室の皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました!

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