2022.12.07

「練習を頑張ったからこそ本番も頑張れる」
選手の頑張りを映像に記録 今季は一般公開
FLP村井ゼミ制作の駅伝モチベーションビデオ

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陸上競技部長距離ブロック(駅伝)チームに大会に向けた意欲や士気を高めてもらおうと、村井剛・法学部准教授のFLPゼミが毎年制作しているモチベーションビデオ(MV)が、今季は一般に公開される。出雲駅伝(10月10日)のMV2本をすでに公開、箱根駅伝のMVは開催直前の2022年末に公開する。選手たちに見てもらうほか、陸上競技部のインスタグラムで視聴できるようにするという。

「走らない選手の頑張りも伝える」

「エントリーメンバーの映像が中心ですが、残念ながらエントリー外となった選手の映像もたくさん使いたい。走らない人の頑張りも伝えたい」

スポーツ・健康科学の分野について学ぶ村井ゼミで、MVの制作に携わっている原田怜奈(れな)さん(総合政策3)が言葉に力を込める。出走できなくても、選手たちが駅伝に懸けてきた思いを映像で伝えたいという。

MVは、多摩キャンパスでの練習風景を撮影した映像や、インカレなど今年前半のトラックの大会の映像、長距離ブロックが提供してくれた映像などと、静止画(写真)を素材に制作している。バリエーションを持たせるため、トラック練習の集団走の足元だけにスポットを当てた映像なども織り交ぜる。箱根のMVには監督や選手のインタビューも盛り込みたいという。 

監督、選手から映像に要望も

モチベーションビデオを見る陸上競技部の選手たち

ゼミの授業中に訪れた藤原正和監督や選手、マネジャーから、ムービーの内容について要望を受けることもある。今年はけがや故障、体調不良などで苦労を重ねた4年生が例年以上に多く、藤原監督から「4年生にフォーカスした映像をお願いしたい」と言葉をかけられたという。

MVを見た選手たちからは、これまでも「これだけの練習をして頑張ってきたからこそ、本番でも頑張れる」という熱い思いをよく耳にしてきた。選手たちに今度もそう思ってもらいたいという意識を忘れずに撮影や編集作業にあたっているという。

コロナ禍がより深刻だった昨季は、長距離ブロックの合宿に同行できるゼミ生の人数も限られ、素材となる映像も不足がちだった。今季は状況が改善し、素材が集まりやすくなっている。正月に向けて最終調整に入る選手たちと同様、ゼミ生たちもMVの完成に向けて急ピッチで作業を進めている。
 

新春の箱根へ期待膨らむ 出雲3位、全日本7位
陸上競技部長距離ブロック(駅伝)チーム

中央大学陸上競技部長距離ブロック(駅伝)チームは、9年ぶりに出場した10月10日の出雲駅伝で3位に入り、11月7日の全日本大学駅伝対校選手権も前年(8位)に続いて7位でシード権を獲得。大学の三大駅伝のうち2大会で上位進出を果たした。

全日本では吉居大和選手(法3)が6区(12.8キロ)で区間新記録(37分01秒)の快走を見せた。駅伝チームが最大の目標として照準を定める正月の箱根駅伝まで約1カ月。上昇ムードで挑み、前年の総合6位を上回る成績をと期待が膨らむ。

㊤出雲駅伝4区で区間3位の力走を見せた阿部陽樹選手ⓒGetsuriku
㊨出雲駅伝で3位のフィニッシュテープを切る吉居駿恭選手ⓒGetsuriku

第34回出雲全日本大学選抜駅伝競走 結果
(2022年10月10日、出雲大社-出雲ドーム)

① 駒沢大   2時間08分32秒=大会新

② 国学院大  2時間09分24秒

❸ 中央大   2時間09分48秒

④ 青山学院大 2時間10分18秒

⑤ 順天堂大  2時間10分50秒

⑥ 創価大   2時間10分52秒

⑦ 法政大   2時間11分54秒

⑧ 東京国際大 2時間11分59秒

⑨ 東洋大   2時間13分35秒

⑩ 関西学院大 2時間14分27秒

 (上位10校)

 

☆中央大選手 区間成績

1区(8.0キロ)  吉居大和 22分32秒①

2区(5.8キロ)  千守倫央 15分41秒③=区間新

3区(8.5キロ)  中野翔太 24分12秒⑦

4区(6.2キロ)  阿部陽樹 18分16秒③

5区(6.4キロ)  溜池一太 19分14秒②

6区(10.2キロ)  吉居駿恭 29分53秒④

 (丸数字は区間順位)
 

秩父宮賜杯 第54回全日本大学駅伝対校選手権 結果
(2022年11月6日、熱田神宮-伊勢神宮)

① 駒沢大     5時間06分47秒=大会新

② 国学院大  5時間10分08秒=大会新

③ 青山学院大 5時間10分45秒=大会新

④ 順天堂大  5時間10分46秒=大会新

⑤ 創価大   5時間12分10秒

⑥ 早稲田大  5時間12分53秒

❼ 中央大   5時間13分03秒

⑧ 東洋大   5時間13分10秒

⑨ 明治大   5時間15分29秒

⑩ 東海大   5時間16分01秒

( 上位10校、8位まで翌年出場のシード権)

 

☆中央大選手 区間成績

1区(9.5キロ)   千守倫央 27分13秒③

2区(11.1キロ) 山平怜生 32分58秒⑪

3区(11.9キロ) 吉居駿恭 34分21秒⑧

4区(11.8キロ) 中澤雄大 34分37秒⑧

5区(12.4キロ) 若林陽大 36分36秒⑥

6区(12.8キロ) 吉居大和 37分01秒①=区間新

7区(17.6キロ) 湯浅 仁 51分39秒⑩

8区(19.7キロ) 阿部陽樹 58分38秒⑧

 (丸数字は区間順位)
 

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