2022.07.15

甲子園ボウル初出場、初制覇へ つかむぞ!学生日本一
アメリカンフットボール部 RACCOONS

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アメリカンフットボール部「RACCOONS」(ラクーンズ)が、関東学生リーグ戦の9月開幕(予定)に向け、チーム一丸となって燃えている。合言葉は、学生日本一を決める12月の甲子園ボウルに初出場、初制覇を成し遂げることだ。

 

2020年に就任した須永恭通(たかゆき)ヘッドコーチと、オフェンスライン(OL)の藤原快主将(商4)、攻撃の司令塔クオーターバック(QB)の西澤慧介選手(商4)、守備の要となるラインバッカー(LB)の山北爽一朗選手(商4)、キッカー(K)の村上航太選手(経済3)のキープレーヤー4人に、リーグ戦への意気込み、チームの特長などを聞いた。

 

(左から)西澤慧介選手、藤原快主将、山北爽一朗選手、村上航太選手=多摩キャンパス・ラグビー場

「強豪日大に勝った」躍進への手ごたえ

 

「チームの文化、歴史を変えるという思いで、就任以来の2年間をやってきました。今年のチームで勝ちたい」

 

ギラギラした闘争心、フィールドで気持ちを奮い立たせることの大切さを口酸っぱく指導してきた須永ヘッドコーチは、学生アメフト界の名門である日大OB。188センチの長身で俊足、強肩のエースQBとして、社会人と学生王者が争うライスボウル(日本選手権)で日大の3連覇(1989~91年)に貢献した名プレーヤーだ。社会人、海外でも活躍し、選手引退後は社会人、学生でコーチの経験も積んでいる。

 

2021年秋のリーグ戦で、中大は、長年壁であり続けている日大を38-13と圧倒した。試合後半の第3クオーターだけで3タッチダウン(TD)を奪う猛攻をみせ、戦前の予想を覆した。当時の中大スポーツ(Web版)には「強敵日大相手に歴史的勝利を飾る」と見出しが躍った。

 

日大に勝ったものの、次戦の法政大に敗れ、昨秋は甲子園ボウル出場に届かなかったが、選手たちは確かな手ごたえを得た。日大戦の勝利で、選手たちが今年掲げている「学生日本一」の言葉に説得力や重みが増したのだ。

 

ところが、2022年5月22日の春のオープン戦では、ミスから失点を許して挽回もならず、日大に敗戦。前半の第2クオーター終盤、自陣22ヤード付近からの攻撃で QBとランニングバック(RB)の味方同士が交錯してファンブル(落球)し、攻撃権を奪われて失点した。第3クオーターにはパスレシーバーが相手ディフェンダーと奪い合う形でロングパスをキャッチしたかに見えながら、相手にボールを奪われるという悔しいプレーもあった。

伝統の強いライン 夏場の強化がカギ

 

須永ヘッドコーチは「ファンブルは優勝するようなチームは決してしないプレー。(パスキャッチの場面は)球際のボールへの強さ、執着心がもっと欲しい」と悔しさを表した。秋に向けて苦い教訓が残った試合だった。

 

中大は伝統的に攻守のラインが強いチームだが、今年はまだ鍛える余地があるという。基礎技術の習得など、夏場の強化でどの程度レベルアップが進むかが、秋リーグ戦の飛躍のカギを握るだろう。須永ヘッドコーチは、QBやパスレシーバーのレベルは確実に上がっていると分析し、選手とともに秋を見据える。

 

「(関東リーグで)去年3位だからといって、今年も3位以上が保証されているわけではないが、昨季の3位で“可能性”は証明できた。どの相手も気は抜けない。毎試合毎試合が勝負。目の前の試合、プレーに集中して全力で戦うのみです」

 

RACCOONはアライグマの意味。屈強な男たちの迫力あるプレーと、頭脳を駆使した戦いが今から待ち遠しい。

アメリカンフットボールを知ろう!

「肉弾戦+頭脳戦」が魅力

 

4回の攻撃権で10ヤード(1ヤードは約91.4センチ)前進すると、新たな攻撃権が与えられ、フィールドの相手ゴールライン奥(エンドゾーン)までボールを保持して運べばタッチダウン(TD、6点)。またはキックによるフィールドゴール(FG、3点)を狙う作戦もある。

 

パス、ランを駆使した4回の攻撃で10ヤード前進できないと、その時点で相手に攻撃権が移る。ボールを持った選手が敵陣に向かって前進する陣取り合戦という点ではラグビーに似ているが、パスを前方に投げられる点が決定的に異なる。

 

選手の体を守る防具は総重量が3~4キロ。鍛え抜かれた選手たちの肉弾戦であるとともに、さまざまな作戦を駆使した頭脳戦という要素も強い。

 

選手交代は自由で、オフェンス(攻撃)側、ディフェンス(守備)側とも11人の選手がプレー。選手の役割は専門化され、オフェンスチーム、ディフェンスチーム、キックオフやFGなどを担うスペシャルチームに分かれる。1人の選手が複数のポジションを務めるのは珍しいという。

 

1クオーター12分(米プロフットボールなどは15分)で、1、2クオーターが前半、3、4クオーターが後半の48分制(同60分制)で行われる。フィールドは100ヤード×約53ヤードの広さ。

藤原快主将(左)と山北爽一朗選手。ユニフォーム姿がたくましい

☆関東学生リーグ1部TOP8 RACCOONS過去5年の戦績

 

2017年

●中大17-20日大  ○中大27-21法大  ●中大 6-10慶大  ●中大 7-10早大

○中大 6- 0日体大   ○中大17-10明大       ○中大26-10立教大

(TOP8=4位)


2018年

●中大21-24慶大  ○中大17-10日体大  ●中大 0-44明大  ●中大 0-30法大

●中大14-31早大  ●中大15-22立教大

(TOP8=6位)


2019年

●中大13-16法大  ●中大 7-17立教大  ●中大 7-31早大  ○中大10-8 明大

○中大43-12日体大 ○中大 27-10 東大

(TOP8=3位)


2020年

●中大 7-10東大  ●中大15-31日大  ●中大21-33法大  ●中大28-30立教大

(TOP8〈Aブロック〉=4位)


2021年

○中大35-15立教大  ○中大38-13日大  ●中大13-30法大  ○中大26-22明大

(TOP8=3位)


 

TOP8は関東学生リーグの実質的な1部リーグ。2022年秋のリーグ戦で、中大はTOP8のAブロックで、早稲田大、桜美林大、東京大、横浜国立大と対戦する。1位になるとBブロックの勝者と関東代表の座を懸けて激突する。

 

2022年は、TOP8優勝チームが関東代表として北海道代表と東北代表、東海代表とのトーナメント戦に挑み、勝ったチームが学生王者を決める「甲子園ボウル」に出場する。

 

 

得点に直結するキープレーヤーの二人、キッカーの村上航太選手(左)とクオーターバックの西澤慧介選手

アメフトは誰もが輝けるスポーツ 激しいブロックで チームに貢献
OL 藤原快主将

 

ふじわら・かい。愛知・南山高卒、商学部4年。180センチ、120キロ。ポジションはタッ クル、センターのオフェンスラインを務める。

 

 

質問(以下Q) アメリカンフット ボールを始めた時期と、きっかけは

藤原快選手 中学校で始めました。周りより少しだけ体が大きかったことに加えて、中学校からアメフト部があるという珍しさから入部しました。

 

Q 全然知らない人にも伝えたいアメフトの魅力とは

藤原選手 誰もが輝けるスポーツだということ。体の大きな人、足が速い人など、さまざまな特徴を持った人間がいろいろなポジションに必要とされます。ほかのスポーツで結果を残せなかった人も努力すれば活躍できるところが魅力だと思います。

 

Q 主将としてチームをまとめる上での苦労はありますか

藤原選手 自分の考えを伝えることが難しいと感じます。逆にいろいろな行動を取り、少しでも気持ちが伝わったときはチームの成長を感じることができます。

 

Q 得意なプレーはありますか

藤原選手 思い切りの良い激しいブロック。良いプレーをするため、少し疲れるくらいのウオーミングアップをして1プレー目から足が動くようにしています。

 

Q チームにとって2021年10月の日大戦の勝利の意味は

藤原選手 経験の少ないチームだと思うので、下馬評を覆して勝てたことは自信になりました。

 

Q 2022年5月の日大戦は敗れました。敗因をどう見ていますか

藤原選手 けが人も多く、フットボーラーとして心も体もまだまだ弱かったという結果だと思います。秋に向けて、相手に関係なく、フィジカルもメンタルもよりタフにならなければならない。小手先の練習ではなく、リフティングやラントレーニングに本気で取り組まなければならないと考えています。

「常識を疑うこと」 須永ヘッドコーチからの学び

 

Q 学生日本一に向けて、自分自身の課題、チームの課題は何ですか

藤原選手 フィジカル強化とパスプロテクションを安定させること。キャプテンとしては4年生やリーダーにチームのことを考え抜いて行動すること求めたい。

 

Q オフェンスラインというポジションの使命、役割は

藤原選手 淡々とクオリティーの高いブロックやプロテクションをし続けること。自分のブロックがビッグプレーにつながったときはうれしいです。

 

Q ラクーンズのチームとしての特長、良いところを教えてください

藤原選手 真面目にフットボールに取り組むところです。

 

Q 須永ヘッドコーチから学んでいることは何ですか

藤原選手 常識を疑うことです。勝ちたいと思えば今の環境や取り組みを疑い、変えていく必要があるということを学びました。

 

Q 将来の夢、目標を教えてください

藤原選手 日本を代表するフットボーラーになり、国民的な選手になりたいです。引退後は教育に関わる何かをしたいと思っています。

チームの「幹」であり続ける 勝敗のすべてを背負う司令塔
QB 西澤慧介選手

 

にしざわ・けいすけ。東京・中央大附属高卒、商学部4年。179センチ、86キロ。攻撃の 司令塔のクオーターバック(QB)。

 

Q アメリカンフットボールを始めた時期と、きっかけは

西澤慧介選手 高校1年の学校説明会のとき、当時の監督から声をかけていただいたことです。

 

Q 全然知らない人にも伝えたいアメフトの魅力とは

西澤選手 迫力です。私はこんなにも知的、かつ理性を失っているのではないかと思わせてしまうような激しいスポーツは見たことがありません。トレーニングを積み重ねた選手たちが繰り広げる熱い攻防は、言葉で伝えきれない何かがあるように感じます。

 

Q 司令塔としてプレーする上で心がけていることは何ですか

西澤選手 私は常にチームの「幹」でいることを心がけています。孤独なポジションであり、勝敗のすべてを背負わないといけません。そのくらいの気概がなければ勝てません。太くて強い幹であり続けるために技術を磨き、信頼を得るための行動も怠れません。

 

Q どのようなプレッシャーがありますか。喜びを感じるのはどのようなときですか

西澤選手 自分自身でプレッシャーをかけ続けなければならないところです。喜びはもちろんチームの勝利。創部史上初の日本一という未知の経験をすることで心の底から湧いてくるうれしさを味わいたいです。

 

Q 得意なプレーや、好調の目安となるようなプレーはありますか

西澤選手 テンポのよい短いパスが得意です。試合の最初のシリーズ(攻撃)でその日の調子が大体つかめる気がします。

テンポのよい短いパス成功 好調時のバロメーター

Q 2021年10月の日大戦の勝利をどう捉えていますか

西澤選手 「日大を倒さないと日本 一になれない」という特別な思いで挑んだので、単なる1勝以上の価値のある勝利だったと思います。

 

Q 2022年5月の日大戦の敗因はどう分析していますか

西澤選手 実力不足だと思います。相手にあって、われわれにないものを考え、それを一つずつ解消していきます。

 

Q 学生日本一に向けて、自身の一番の課題は何ですか

西澤選手 機動力だと思います。過去3年間、自分の武器はパスだと思っていましたが、それだけでは勝てないと感じています。動き続けて 相手ディフェンスの嫌がるQBになります。

 

Q ラクーンズの弱点だと感じているところがあれば教えてください

西澤選手 優しい人間が多いため、荒々しくプレーできる選手が少ないことだと思います。須永ヘッドコーチが常日頃言われているのは「強く、速く、走り勝つこと」。そんなフットボーラーらしい人間が集まる強いラクーンズをつくっていきます。

 

Q 将来の目標を教えてください

西澤選手 日本の学生フットボーラーを指導することです。

当たり負けしないため フィジカルを強化 ディフェンスリーダー
LB 山北爽一朗選手

 

やまきた・そういちろう。大阪・箕面自由学園高卒、商学部4年。173センチ、87キロ。 ポジションは、ディフェンス(守備)の要にたとえられるラインバッカー(LB)。ディフェ ンスリーダーでもある。

 

Q アメリカンフットボールを始めた時期と、きっかけは

山北爽一朗選手 高校、大学、社会人とアメフトをしていた父親の影響で、高校から始めました。幼少期からアメフトが身近な存在でした。

 

Q 全然知らない人にも伝えたいアメフトの魅力とは

山北選手 見た目通りのパワー、スピードはもちろんですが、戦略一つで勝敗が大きく変わるところが魅力です。

 

Q プレーする上で心がけていることは何ですか

山北選手 周りとコミュニケーションを取ることです。LBはディフェンスの司令塔なので、常に戦況を把握し、それを味方に伝え、次のプレーに備えるようにしています。

 

Q 一番喜びを感じるのはどのようなプレーですか

山北選手 自分のタックルやインターセプト(相手のパスを奪い攻撃権を獲得するプレー)は、もちろんうれしいのですが、4年生になってからはディフェンスメンバーが良いプレーをして喜ぶことが多いです。

 

Q 得意なプレーや、好調の目安となるようなプレーはありますか

山北選手 素早いブリッツ(スナップ=プレー開始=と同時に相手QBを目がけて突進しタックルしようとする動き)です。

小さな運も拾う ゲン担ぎはごみ拾い

Q 2021年10月の日大戦の勝利がチームにもたらしたものは何ですか

山北選手 自分たちがここまで頑張ってきたことが間違ってはいなかったと少し自信を持つことができました。

 

Q 2022年5月の日大戦の敗因、課題をどう捉えていますか

山北選手 実力不足です。相手に何一つ勝てていなかったと思います。練習でのタックル、ヒットの動作一つ一つにこだわって取り組み、最後まで相手より走り続けたいと思います。

 

Q 学生日本一に向けた課題は何ですか

山北選手 強い相手に当たり負けないフィジカルです。チームとしては一体感がもっと必要だと思います。

 

Q 目標を達成したら真っ先に報告したい人はいますか

山北選手 両親です。ここまで育ててくれた両親には感謝しかありません。日本一という結果で恩返ししたいと思います。

 

Q 将来の夢、目標を教えてください

山北選手 どんな形であってもアメフトに関わっていきたいと考えています。

 

Q いつも心掛けていることや、座右の銘はありますか

山北選手 (フィールドなどの)ごみを拾うことです。ゲン担ぎと小さな運を拾うという意識で行っています。座右の銘は「小さなことからコツコツと」。

「学生日本一のキッカーになる」 1本のキックが ゲームの流れを左右
K 村上航太選手

 

 

むらかみ・こうた。埼玉・川越東高卒、経済学部3年。169センチ、76キロ。フィールド ゴール(成功すれば3得点)を蹴るキッカー。キャリアハイ(最長)のFGは44ヤード (2022年5月22日の日大戦)。

 

Q アメリカンフットボールを始めた時期、きっかけは

村上航太選手 中学で同じ部活だった先輩に誘われたことから、高校1年から始めました。

 

Q 全然知らない人にも伝えたいアメフトの魅力とは何だと思いますか

村上選手 プレーが細かく途切れるというルールから生まれる緻密な作戦と、その作戦の中で、熱く、激しく戦う姿が魅力だと思います。

 

Q プレーする上で心がけていることと、キッカーの役割をどのように捉えていますか

村上選手 常に落ち着いて平常心でプレーするように心がけています。「1本のキックでゲームの流れを持ってこなくてはいけない」「どんな状況でもミスをしてはいけない」というのが理由です。

 

Q キッカーとして一番喜びを感じるときや、やりがいを教えてください

村上選手 FGを決め切れたときや、チームの要望や作戦を確実に実行できたときです。

 

キック音と回転が好調の目安

Q 好調の目安となるようなプレーはありますか

村上選手 ボールを蹴った際の音に注目してほしいです。しっかりとした音で回転がきれいにかかっているのは調子が良いときです。

 

Q チームのキープレーヤー、キーマンはいますか

村上選手 選手・スタッフ全員がキーマンです。そんな中で一人、 キープレーヤーを挙げるならFGのときにボールを始動させるスナッパ-の高田竜馬選手です。同じスペシャルチーム(キッキングチーム)でワンプレーにかける思いが強く、注目してほしいです。

 

Q 2021年10月の日大戦の勝利はチームに何をもたらしたでしょうか

村上選手 自信にはなったと思います。私は出場していませんが、チームの方向性が間違っていないという確信を得られたと思いました。

 

Q 同じ日大戦の2022年5月の敗戦はどう捉えていますか

村上選手 途中まではチームとして理想の戦い方ができたし、すべての面で負けたわけではないと思っています。どの点が足りなかったかを再確認することが次への対策になると思います。

 

Q 学生日本一に向けて、自分自身の一番の課題は何ですか

村上選手 どのキックも飛距離、安定性をさらに向上させなくてはいけない点です。

 

Q チームの特長、良いところはどんなところだと思いますか

村上選手 まとまりがあって、仲が良い。どんな人も入部しやすいチームだと思います。

 

Q 須永ヘッドコーチから学んでいる一番のことは何だと思いますか

村上選手 アメフトというスポーツの奥深さ、面白さを学んでいると思います。

 

Q 目標を教えてください

村上選手 大学日本一のキッカーになることです。

パス能力、闘争心、耐久性…多様な能力
攻撃の司令塔QB

須永恭通ヘッドコーチ

フィールド上でパスやランなどの攻撃を組み立て、プレーごとにチームメートに指示を出す司令塔のクオーターバック(QB)。自身も名QBとして知られた須永恭通ヘッドコーチは、QBに求められる資質として、「ボールを投げる(パスの)能力は必須。闘争心や適応力、心身の耐久性、努力を継続できるところ」を挙げた。オールマイティーな能力が必要なポジションといえるだろう。

 

「QBが悪ければ勝てない。(その存在が)チームの勝敗に占める割合が大きい」。これは、須永ヘッドコーチが日大時代に指導を受けた当時の篠竹幹夫監督から聞かされた言葉だという。コーチらのベンチワークとともに、QBが攻撃の指揮官として任される裁量は大きい。

 

ラクーンズのQB陣も、西澤慧介選手、小島大地選手、小林宏充選手らが切磋琢磨して競い合い、QBの心構えも須永ヘッドコーチから伝えられている。

 

西澤選手は「QBは、突き詰めればすべてが自分の責任である」と須永ヘッドコーチから指導を受けた。パスレシーバーが落球したら、「ボール1個分、捕球しやすい場所に投げられたはずだったのではないか」。ラインのミスも「普段からしっかりコミュニケーションを取れていなかったからではないか」。各自のミスでなくQBの自分にも責任や原因があると考えを改めたという。

 

「須永ヘッドコーチが日大を日本一に導いたように、僕もすべてを懸けて日本一を目指して取り組みたい」。西澤選手はそう誓っている。

☆ 中央大学RACCOONS☆

 背番号・ 選手名(丸数字は学年)・ 身長・体重の順

 

オフェンス(攻撃)メンバー

QB(クオーターバック)

7 米山由祐 ① 181・81  8 小島大地 ④ 175・81  10 西澤慧介 ④ 179・86

16 小林宏充 ③ 178・83

 

RB(ランニングバック)

6 北原健作 ③ 165・81  25 今林大河 ② 161・73  26 細谷鷹洋 ② 169・73

29 三澤大地 ④ 170・80  30 舟根 凛 ② 167・78  37 保泉雅人 ① 160・64

39 久保 慧 ① 164・66  43 比嘉純三郎 ① 168・66

 

WR(ワイドレシーバー)

1 寸田夏大 ② 180・80  4 加島和樹 ② 163・66  11 堺康士郎 ④ 174・73

13 松岡大聖 ① 185・76  14 熊澤 翼 ④ 175・73  41 菅原明佐 ① 175・70

80 三本菅凌太 ① 170・71  81 宮澤光士郎 ① 180・76  82 藤﨑惇之助 ② 178・72

83 説田泰機 ① 166・75  84 斎藤公泰 ③ 174・69  87 本間瑛哲 ② 180・68

 

TE(タイトエンド)

85 宮田大河 ① 175・82  89 松下裕貴 ③ 183・95

 

OL(オフェンスライン)

55 高岡 凜 ③ 179・110  56 吉田英司 ③ 177・98  65 溝部 武 ④ 175・100

66 森田龍吾 ④ 172・105  71 前田裕音 ② 183・109  77 新村泰盛 ① 181・101

78 藤坂 航 ③ 180・118  79 藤原 快 ④ 180・120

ディフェンス(守備)メンバー

DL(ディフェンスライン)

27 林 俊介 ④ 180・86  44 嘉山大輝 ② 168・82  47 村田昌豊 ① 176・93

52 水野健佑 ④ 179・98  75 北濱雄人 ④ 173・112   90 藤川真伍 ① 186・86

94 西村鳳真 ③ 172・98  97 佐々木敬尊 ① 182・98 98 藤澤賢人 ② 171・102

99 久保寺優也 ④ 187・110

 

LB(ラインバッカー)

9 山北爽一朗 ④ 173・87  15 梶川 心 ④ 182・90  28 山岸亮伽 ① 175・81

31 井上皓介 ③ 159・88  32 石橋惟邦 ① 162・78  33 塚本裕志 ④ 166・83

34 小椋 正 ② 170・82  40 松尾賢輔 ① 170・81  46 上原 快 ① 170・75

57 富樫孝太 ② 172・90

 

DB(ディフェンスバック)

0 玉川遊帆 ④ 173・86  2 鈴木悠生 ③ 170・73  3 村上賢祐 ③ 176・88

12 木下雅貴 ② 178・73  19 鎌田宣稀 ④ 174・80  20 谷口 央 ④ 178・79

21 出木岡修 ④ 165・76  22 竹之内康汰 ① 168・66 24 福田次郎 ② 172・82

38 山田悠輔 ③ 168・62  42 田中隆太郎 ① 166・69

 

 

スペシャルチームメンバー

背番号 名前(丸数字は学年) 身長・体重

K(キッカー)

35 矢崎龍之介 ② 171・81  36 村上航太 ③ 169・76

 

LS(ロングスナッパー)

51 高田竜馬 ④ 172・85

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