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総合講座

 

『百人一首』を味読する

  • 対面式
  • 文学
  • 総合講座

講座番号:12711

金曜日 11:00~12:30

場所
駿河台
定員
30名

お申込受付中

[春期/全6回]
4/25、5/9、5/23、6/6、6/20、7/4
受講料:17,160
申込締切日:2025/05/19
[秋期/全6回]
9/26、10/10、10/24、11/7、11/21、12/5
受講料:17,160
申込締切日:2025/08/27

講義概要

 かるたで有名な『百人一首』は、古典の中でも私たちになじみ深い作品のひとつです。鎌倉時代初期にその原型が成立して後、今日に至るまで広く流布したのにはさまざまな理由がありますが、歌そのものの魅力ばかりでなく、それぞれの歌に付された注釈のちからによるところも大きいでしょう。  
 この講座では、『百人一首』を一首につき1 回~ 1 回半程度かけて味読していきます。現代の解釈・鑑賞だけではなく、室町時代初期から江戸時代にかけて付されたさまざまな注釈を手がかりに、一首の解釈がどのように変化してきたのかについても見ていきます。また、歌や作者にまつわるエピソードなどにもふれます。すでに90 首以上の歌をご一緒にゆっくり深く読み、今年度にはすべて読み終える予定です。終えた後は、『百人一首』と関係の深い『百人秀歌』に独自に入集している歌4 首について読んでいく予定です。  
 毛筆のくずし字にも親しめるように、講座では扱う歌のくずし字もご一緒に読みます。さらに毛筆ペンを用いてのくずし字の透写(室町期の写本の文字をなぞります)もおこないます。テキストは適宜プリントを配布します。  
 最終回には『百人一首』のかるた取りを催します。

(※以下は予定です)
春期: 百人一首について     
    85番 俊恵法師     
    91番 後京極摂政太政大臣     
    92番  二条院讃岐
秋期: 94番 参議雅経     
    百人秀歌について     
    一条院皇后宮
    権中納言国信
    源俊頼朝臣
    権中納言長方

対象 どなたでもご参加いただけます

日付 タイトル
春1回目 2025/04/25
春2回目 2025/05/09
春3回目 2025/05/23
春4回目 2025/06/06
春5回目 2025/06/20
春6回目 2025/07/04
秋1回目 2025/09/26
秋2回目 2025/10/10
秋3回目 2025/10/24
秋4回目 2025/11/07
秋5回目 2025/11/21
秋6回目 2025/12/05

日程

金曜日11:00~12:30

  • 春期全6回 :4/25、5/9、5/23、6/6、6/20、7/4
  • 秋期全6回 :9/26、10/10、10/24、11/7、11/21、12/5
テキスト レジュメを配布します。
持ち物 筆ペンをお持ちください。
吉野 朋美

講師

中央大学文学部教授

吉野 朋美(よしの ともみ)

東京大学大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻修了。同博士(文学)。

東京大学国文学研究室助手、中央大学文学部専任講師、准教授を経て現職。第31 回財団法人日本古典文学会賞受賞。

主な論著『後鳥羽院』(コレクション日本歌人選、笠間書院)、『後鳥羽院とその時代』(笠間書院)、『西行全歌集』(共著、岩波文庫)など。

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