Faculty of Science and Engineering
理工学部

後楽園キャンパス

数学科/物理学科/都市環境学科/精密機械工学科/電気電子情報通信工学科/
応用化学科/ビジネスデータサイエンス学科/情報工学科/生命科学科/人間総合理工学科

DATA

学生数
男子3,438名 女子852名
早期卒業制度
あり

「理学」と「工学」の知識を併せもち
課題発見・解決力で社会貢献できる人材に

地球規模の課題が数多くある中、理工学を取り巻く状況は、著しい技術革新に支えられて大きな変化を遂げようとしています。
「理学」と「工学」の専門知識を備え、自ら課題を発見し、解決に向けて追究できる人材を育てます

グローバルスタディーズ・グローバルインターンシップ

グローバルスタディーズ・グローバルインターンシップ

理工学部独自のプログラム「グローバルスタディーズ・グローバルインターンシップ」

グローバルスタディーズでは、ハワイや上海などで約1週間から4週間の海外研修を行い、外国語運用能力の向上や多文化理解の機会を得ることができます。
グローバルインターンシップでは、興味のある国・地域、テーマなどを選択し、実践的な活動経験を積むことができます。

  • 小寺 歩惟
    人間総合理工学科 3年
    福岡県 福岡大学附属大濠高等学校 出身
プログラムに参加したきっかけを教えてください
自分の視野を広げ、グローバル人材になることを目指しているからです。海外が好きで複数の国を見てみたいという思いもありました。カリフォルニア大学デービス校で1ヶ月間学ぶことで自分自身の視野を広げ、今後のキャリア形成に役立てたいと考えました。
また、具体的に海外で働く体験を通じて「グローバル人材になる」という目標をより明確にするため、近年発展が顕著なベトナムをインターン先に選びました。
グローバルスタディーズで得たものは?
グループワークはどんな意見も肯定される環境のため、拙い英語でも積極的に発言することができました。様々な専門分野の人と学習を進めたことで幅広い知識をもつことの重要性を再認識しました。
私が所属している人間総合理工学科では理系の分野を幅広く学ぶため、どのような分野の人とも話が弾んだり、深く意見交換ができました。また、キャンパス内の学生に実施したインタビューの経験は自信につながりました。
グローバルインターンシップで成長したことは?
いち社会人としての責任感をもてるようになりました。インターンシップ先では採算分析を担当しましたが、原因と結果の結びつけが難しく、自分の分析が会社の経営に影響することの責任を実感しました。
最終日には無事に成果報告ができ、「会社の役に立てた」「頑張ってよかった」というやりがいと達成感を知りました。この経験から海外で働き、生活することができると確信するとともに、目標とするグローバル人材に一歩近づけたと思います。

学びの特徴

先端の設備・施設が充実した都心型キャンパス

先端の設備・施設が充実した都心型キャンパス

世界中から人、モノ、情報が集まる世界有数の研究都市・東京の中心部に、理工学部のある後楽園キャンパスは位置します。最寄り駅である後楽園駅は東京駅からわずか9分!
キャンパス内には110以上の研究室や大型実験・研究設備が揃えられ、高度な研究に集中できる環境が整っています。

理工学×英語教育×アントレプレナーシップ教育

理工学の確固たる知識と教養を持ち、高度な英語運用能力と新たな価値を創造する精神(アントレプレナーシップ)を兼ね備えた人材の育成に取り組んでいます。
アントレプレナーシップ

①理工学の確固たる知識と教養「知識と応用力」
②高度な英語運用能力の開発~英語6年一貫教育へ~「交渉力」
2022年度入学生から、英語力を段階的に強化する新しいカリキュラムを構築しています。
③新たな価値を創造する精神(アントレプレナーシップ)「挑戦力」
グローバルな視点を養うためのさまざまな場を提供します。

就職をバックアップする独自のキャリアデザイン・プログラム

理工学部の学生に向けた、独自のキャリアデザイン・プログラムを展開しています。大学院への進学、専攻での学びを活かした就職、専攻とは異なる業種への就職など、理工系学生の幅広い進路選択について、1年次からきめ細かいフォローアップを行っています。

「技術面接セミナー」

技術職を目指す場合、取り組んだ研究・勉強について企業側にアピールする「技術面接」があります。そのため、実際に企業の技術面接や採用に関わる卒業生を招いた対策講座を実施。模擬面接とフィードバックで、本番への準備を整えます。

「WISE(Women In Science and Engineering)」

女子学生のキャリア設計を応援する、中央大学理工学部ならではの15年以上続く取り組みです。産学連携体制のもと、女性研究者・技術者を育成すべく、キャリアアップセミナーや会社見学会、女性技術者を招いた講演会などを実施しています。

卒業後の主な進路

■主な就職先(上位30企業・機関)
三菱電機/NECソリューションイノベータ/日本電気/東京都教育委員会/富士通/日立システムズ/東京電力ホールディングス/NTTデータ・アイ/NTTデータグループ/東京都庁/日本総合研究所/TIS/東京海上日動システムズ/SUBARU/メイテックグループホールディングス/都市再生機構/NTTドコモ/セイコーエプソン/エヌ・ティ・ティ・コムウェア/パーソルクロステクノロジー/日産自動車/伊藤忠テクノソリューションズ/KDDI/富士フイルムビジネスイノベーションジャパン/大成建設/シャープ/トヨタ自動車/シンプレクス・ホールディングス/千葉県教育委員会/パナソニックホールディングス
■主な進学先
中央大学大学院/東京大学大学院/東京工業大学大学院/東京医科歯科大学大学院 他

目指せる資格

電気主任技術者※/第一級陸上特殊無線技士/第二級海上特殊無線技士/測量士補/教員免許/第一級陸上無線技術士/電気通信主任技術者/情報処理技術者/施工管理技士/アクチュアリー など
※要実務経験

進路グラフ
2023年度就職決定者数
425名※
2023年度進学者数
337

※就職決定者数は、文部科学省の学校基本調査における「就職者」定義に準拠。

学科紹介

数学科 Department of Mathematics

数理の世界を探究し、新たな知見を見出す力を養成。

数学は、数理の世界を探究する学問。そればかりでなく、すべての科学を表現するための言語として、人間文化の中心のひとつです。
本学科は、数学のあらゆる分野を学ぶことを通して、数学研究とは何かを理解することを目標のひとつとしています。
数学を学ぶことは、さまざまな研究開発分野で活躍できる基礎能力を身につけることにもつながります。卒業生は、教員などの数学に直接関わる人材としてだけでなく、民間企業でも活躍しています。

[学びのキーワード]

幾何学、数理物理、代数学、整数論、数論幾何、解析学、調和解析、関数空間論、偏微分方程式論、統計科学、計算数学、アルゴリズム、人工知能、データ科学、空間情報 など

物理学科 Department of Physics

素粒子の世界から宇宙まで、様々な自然法則を解明する。

物理学は自然科学・工学のすべてに共通する普遍的な自然法則を捉えようとする学問であると同時に、超伝導やレーザーなど現代の先端技術の基礎を与えます。本学科の目的は「力学の基礎から量子力学や統計物理学など現代物理学に至る各分野を着実に学び、人類の豊かな生活に役立つ科学技術を追究する人材を育成する」ことにあります。

[学びのキーワード]

固体電子論、物性、新材料、新素材、ナノ、マイクロ、統計物理学、結晶物理学、非線形物理学、生物物理、天体物理学、画像処理、量子光学、素粒子理論、生物物理学、固体物理学、レーザー、パターン形成物理学、極限凝縮系物性、超伝導、量子凝縮系物理学、量子力学 など

都市環境学科 Department of Civil and Environmental Engineerin

環境クリエーターコース/都市プランナーコース

持続可能な都市環境を地域と共創する知識と技術を習得。

都市環境学とは、人々の生活を支える施設の計画・デザインとともに、生活空間のマネジメントを行う学問。自然や材料の性質を学び、それを生活空間のデザインに活かす環境クリエーターコースと、人間・社会の意思決定の仕組みやそれを支援する手法を学び、都市のプランニングに活かす都市プランナーコースがあります。

[学びのキーワード]

海岸・港湾、都市設計、防災、都市デザイン、シミュレーション、コンクリート、計算力学、CG、バーチャルリアリティ、地形・地質・活断層、設計工学、環境政策・環境リスク評価、都市システム、水工学・水文学・水資源学、気候変動、基礎構造・地下構造、交通まちづくり、地盤工学 など

精密機械工学科 Department of Precision Mechanics

現代文明を支える精密機械技術の最先端知識を学ぶ。

「精密」とついている点が、他の機械系学科とは異なる特徴です。精密機械を研究対象とするには、ミクロな挙動を解明するための科学、それを計測する技術、ナノ・マイクロ精度を実現するための製造技術・制御技術といった要素技術を精密化するだけでなく、それらを統合するためのシステム化技術も重要です。精密さの追究とともに、システム全体を把握することのできる広い視野を養うことを目標に、研究や教育に取り組んでいます。

[学びのキーワード]

知的計測システム、ロボット工学、サイバネティクス、デジタル生産工学、ナノバイオモデリング、バイオテクノロジー、計算材料力学、音響システム、マイクロシステム、医用工学、人間と知能ロボットの共生学、熱流体工学、バイオロボティクス・メカトロニクス、熱エネルギーシステム、材料強度物性学、マイクロ・ナノロボティクス、機構、制御 など

電気電子情報通信工学科 Department of Electrical, Electronic, and Communication Engineering

電気エネルギーから情報ネットワークまで、次世代技術を発想、研究開発する。

高度情報化社会を支える電気、電子、情報通信という幅広い分野をカバーする学科です。
技術進歩が非常に速い分野で生き抜くために、電磁気や回路などの基礎知識を基盤に、演習と実験を通して実社会に対応できる工学デザイン力の獲得を目指します。エネルギー・インフラの「電気」、半導体などの材料とそれらで構成されるデバイスの「電子」、電波・光技術と情報伝送・処理技術の「情報通信」を学ぶことができます。

[学びのキーワード]

テラヘルツ・光工学、知能遠隔制御システム、電磁波論、通信、情報セキュリティ、レーザー、電波工学、ネットワーク工学、ロボティクス・空間知能化・AI、生体情 報工学、情報数理工学、マルチメディア信号処理工学、電気化学テクノロジー、生体医工学、有機・バイオ電子工学、量子情報処理論 など

応用化学科 Department of Applied Chemistry

化学の力で人類に役立つ物質を創製し、持続可能な社会に貢献する。

物理化学系、無機・分析化学系、有機・生命化学系、化学工学系を体系的に学ぶことで、多様化する化学技術に対応できるしっかりとした基礎知識と、物質科学・生命科学など、 他分野にまで踏み込める応用力を身につけます。また、データサイエンスに基づく最先端の応用化学教育の導入にも取り組んでいます。卒業生の進路は、化学メーカーや医薬品、農林水産、石油、鉄鋼、非鉄金属など、多岐にわたっています。

[学びのキーワード]

有機金属化学、生物有機化学、分子計測学、固体化学、分光化学システム、生命分子化学、バイオテクノロジー、ナノ物理化学、分子機能化学、触媒有機化学、自然環境とエネルギー、天然物有機化学、数値移動現象、理論化学、分子分光学、環境科学、大気化学、エアロゾル工学 など

ビジネスデータサイエンス学科 Department of Data Science for Business Innovation

ビジネス領域を中心としてデータサイエンスを学ぶ。理論と実践を備えたデータサイエンティストを養成。

近年、ビジネスを変革する「データサイエンス」への期待が高まっており、データサイエンスを体系的に学ぶことが求められています。本学科では、データサイエンティスト育成のために、「データサイエンス」「データエンジニアリング」「ビジネス領域」の3つの分野に関する科目をバランスよく配置しています。あらゆる組織活動の分析から戦略立案までを、データ分析と情報通信技術で支えるための知識と技術の習得を目指します。

[学びのキーワード]

ヒューマンメディア工学、応用最適化、情報価値工学、品質環境マネジメント、生産システムと経営技術、応用統計学、マーケティング・サイエンス、自然言語処理、統計的機械学習、人工知能、確率解析・金融工学・保険数理、ソフトコンピューティング・統計科学、組織設計・マネジメント、センシング技術・スマートファクトリー、都市情報科学 など

情報工学科 Department of Information and System Engineering

教授連携のチーム教育のもと、世界標準を日本語で学ぶ。

コンピューティング関連では世界最大の学会 ACM が策定した知識体系へ対応づけつつ、世界で活躍する現役の研究者による独自の視点を付加した本格的な研究体験を通じて、専門知識を社会実装し新しいビジネス価値を創造できる人材へと成長するための専門教育科目群を系統的に編成したカリキュラムを提供しています。おもに国内向けと、日本の電脳カルチャーに関心のある留学生向けに、日本語で授業を行います。教授同士が連携するチーム教育のもとで、近未来の情報環境の全方位視点を備えたソフトウェア技術者を育てます。

[学びのキーワード]

知能・情報制御、アルゴリズム理論基礎、アルゴリズム工学、人工知能、数理最適化、数値情報処理、形状情報処理、情報通信工学、離散アルゴリズム、確率的構造学、シミュレーション、空間情報技術、システム解析・可視化、CG、バーチャルリアリティ など

生命科学科 Department of Biological Sciences

「生命」の不思議を解き明かし、持続可能性に貢献する最先端分野。

生命科学の研究は、人類が直面する、エネルギー、環境、食料、人口といった地球レベルの諸問題、ならびに少子高齢化、健康と医療、生物多様性保全と自然再生など、社会レベルの諸問題の解決に貢献することが期待されています。本学科では、生命科学教育および研究を通して、人類が直面する諸問題の解決に生命科学の観点から貢献できる、高度で専門的な職業人を養成します。

[学びのキーワード]

細胞生物学・マイクロバイオメカニクス、生物物理、生物、バイオ、バイオテクノロジー、光合成生物学、微生物生態学、形態形成・組織構築、再生医療・ゲノム進化、細胞生物学、分子細胞遺伝学、バイオインフォマティクス、動物行動生態学 など

人間総合理工学科 Department of Integrated Science and Engineering for Sustainable Societies

人間を理工学的にとらえ、幅広い知識と問題解決能力を育成。

本学科では、社会が抱える問題の解決に貢献する新時代の理工学を展開しています。例えば、自然と調和した地域や都市の総合的環境の創出、持続可能な人間生活を支える資源循環や再生可能エネルギーの技術と理論、人の思考や行動を計測・解析するためのセンシングやデータ処理の技術と理論、人の健康やクオリティ・オブ・ライフの向上を目的とした健康科学の技術と理論など。これらを分野横断的に学び、豊かな専門基礎知識と総合力・実践力を養います。

[学びのキーワード]

生命・健康科学、スポーツ医科学、健康科学、保全生態学、自然環境とエネルギー、応用認知脳科学、感性工学、景観環境科学、ランドスケープ科学、都市(水)代謝マネジメント、疫学・生物統計学、都市生態学、環境材料学 など