Faculty of Fundamental Science and Engineering
基幹理工学部

後楽園キャンパス

数学科/物理学科/応用化学科/
生命科学科

DATA

学生数
男子1,142名 女子438名

※ 基幹理工学部、社会理工学部、先進理工学部の学生数は、既存の学科の人数を集計しています。

学生数(男子・女子)は2025年5月1日のデータ

メインに学べる学問分野

  • #数学
  • #物理学
  • #応用化学
  • #生物学

養成する人材

数学、物理、化学、生物分野を深く学び、
科学技術分野の諸問題を解決する人に

数学、自然科学、工学の分野に関する理論と諸現象についての確実な知識と応用力を身につけ、新しい課題への挑戦力を持ち、
人類共通の知的資産である科学技術を継承するとともに、自らの新発見を通じて積極的に社会貢献できる人材を養成します。

最先端の自然科学が探求できる環境 ミクロな生命現象を観察できる超解像顕微鏡から、広大な宇宙に触れることができる天文台に至るまでの、最先端の研究設備を備えています。都心にあるため、第一線で活躍する研究者どうしの交流も活発です。 数学などの基礎研究はもちろんのこと、例えば人々の命を救う人工血液の開発も行われており、本格的な科学者・技術者を目指せる学部です。
天文台の写真

学部の概要

徹底した基礎学習で各分野の専門家へ

基幹理工学部の概要

学びのKeyword

先端の設備・施設が充実した都心型キャンパス

先端の設備・施設が充実した都心型キャンパス

世界中から人、モノ、情報が集まる世界有数の研究都市・東京の中心部に、理工学部のある後楽園キャンパスは位置します。最寄り駅である後楽園駅は東京駅からわずか9分!
キャンパス内には110以上の研究室や大型実験・研究設備が揃えられ、高度な研究に集中できる環境が整っています。

理工学×英語教育×アントレプレナーシップ教育

理工学の確固たる知識と教養を持ち、高度な英語運用能力と新たな価値を創造する精神(アントレプレナーシップ)を兼ね備えた人材の育成に取り組んでいます。
アントレプレナーシップ

①理工学の確固たる知識と教養「知識と応用力」

②高度な英語運用能力の開発~英語6年一貫教育へ~「交渉力」
2022年度入学生から、英語力を段階的に強化する新しいカリキュラムを構築しています。

③新たな価値を創造する精神(アントレプレナーシップ)「挑戦力」
グローバルな視点を養うためのさまざまな場を提供します。

就職をバックアップする独自のキャリアデザイン・プログラム

理工学部の学生に向けた、独自のキャリアデザイン・プログラムを展開しています。大学院への進学、専攻での学びを活かした就職、専攻とは異なる業種への就職など、理工系学生の幅広い進路選択について、1年次からきめ細かいフォローアップを行っています。
「技術面接セミナー」

技術職を目指す場合、取り組んだ研究・勉強について企業側にアピールする「技術面接」があります。そのため、実際に企業の技術面接や採用に関わる卒業生を招いた対策講座を実施。模擬面接とフィードバックで、本番への準備を整えます。

「WISE(Women In Science and Engineering)」

女子学生のキャリア設計を応援する、中央大学理工学部ならではの15年以上続く取り組みです。産学連携体制のもと、女性研究者・技術者を育成すべく、キャリアアップセミナーや会社見学会、女性技術者を招いた講演会などを実施しています。

学びのTopics

01

数学科
古代から最先端へ!群で探る数学の対称性

代数学1 対称性を記述する数学的言語である「群」を学びます。その歴史は古く、古代のギリシャや中国までさかのぼりますが、最先端の現代数学でも不可欠な概念です。

トピックス01

02

物理学科
時間と空間の不思議に迫ろう

相対性理論 アインシュタインが発見した相対性理論は現代物理学の基礎であり、カーナビの位置測定にも応用されています。この講義では、時間と空間が織りなす宇宙の本質に迫ります。

トピックス02

03

応用化学科
化学の基礎から応用まで、自分でやって確かめよう

化学実験 化学の基礎知識や基本操作を実験を通して身につけます。金属イオンの分析・滴定・有機合成・分光分析、環境に配慮したマイクロスケール実験を行います。また、コンピュータによる分子モデリングにも取り組みます。

トピックス03

04

生命科学科
生き物の世界に入ってみよう

自然史野外実習 2泊3日程度で山林や海を訪れる野外実習です。生物多様性や生き物どうしのつながりを実感することを目的とし、生物採集や分類、動物の行動・生態の調査方法を学びます。

トピックス04

01

物理学科
物理と化学の垣根を取り払おう!

結晶物理学研究室 佐藤 博彦 教授 もし皆さんが結晶の中に迷い込んだら、原子が整然と並んでいる美しい光景を目にすることでしょう。この研究室では、新しい結晶を作るための化学と、結晶の中の電子のふるまいを調べる物理を一度に研究しています。

02

生命科学科
実験進化学で多様な光合成の成り立ちを解き明かす

光合成生物学研究室 浅井 智広 准教授 地球上で光合成を行う生物は植物だけではありません。この研究室では、多様な光合成生物の生理と進化を原子レベルの細かさで解き明かすことを目標に、植物の「酸素発生型光合成」が現代に繁栄した理由を探っています。

わたしのおすすめ授業紹介!

応用化学科 3年
張本 紫薇
東京都立神代高等学校 出身

応用化学実験

名前の通り、実験をするカリキュラムです。1年や2年の座学で学んだ内容を自分の手で実証していく流れになっています。日常的なものや専門的なもの等、12のテーマがあります。

習ったことを自分で検証して身につけるところが楽しく、魅力的です。


実験の基本的な手法を学ぶのはもちろん、検証していくことで座学の復習にもなります。より学んだ内容が定着します。

張本さん 張本さんコメント

卒業後の主な進路

主な就職先(上位20企業・機関)※大学院修了生を含む。
(株)日立システムズ/神奈川県教育委員会/東京都教育委員会/TOPPANホールディングス(株)/(株)アウトソーシングテクノロジー/(株)村田製作所/三菱瓦斯化学(株)/(株)日立プラントサービス/日本電気(株)/三菱電機(株)/パナソニックホールディングス(株)/(株)NTTデータグループ/SCSK(株)/東京電力ホールディングス(株)/IQVIAサービシーズジャパン(同)/東洋製罐グループホールディングス(株)/大日本印刷(株)/リンテック(株)/(株)レゾナック/伊藤ハム(株)
主な進学先
中央大学大学院/東京大学大学院/京都大学大学院/東京科学大学大学院 他
目指せる資格
情報処理技術者/技術士(補)/教員免許 など
進路グラフ
2024年度就職決定者数
154
2024年度進学者数
123

※ 就職決定者数は、文部科学省の学校基本調査における「就職者」定義に準拠。

学科紹介

数学科 Department of Mathematics

数理の世界を探究し、新たな知見を見出す力を養成。

数学は人類が知的好奇心に導かれて数理の世界を探究する学問であり、文明発祥以来連綿と受け継がれ発展してきました。本学科では、数学をその基礎から学び、数学研究とはどのようなものかを理解することを目標としています。また、数学はすべての科学の言語として人間の営みを支えてきました。数学を学ぶことにより論理的な思考力が養われ、卒業生は社会のさまざまな研究開発分野で活躍する貴重な人材となっています。

[学びのキーワード]

幾何学、数理物理、代数学、整数論、数論幾何、解析学、調和解析、関数空間論、偏微分方程式論、統計科学、計算数学、アルゴリズム、人工知能、データ科学、空間情報 など

物理学科 Department of Physics

素粒子の世界から宇宙まで、様々な自然法則を解明する。

物理学は自然科学・工学の全てに共通する普遍的な自然法則を捉えようとする学問です。さらに、現在注目を集めている生成AIの原理も物理学に基づいています。本学科では「量子力学及演習」や「物理学実験」など参加型授業が多く、4年次には卒業研究をしながら、大学院合併授業で「相対性理論」や「宇宙物理学」も学ぶことができます。基礎から応用へ繋がる分野まで着実に学ぶことで、しっかりとした物理学的素養と応用力を身につけます。

[学びのキーワード]

物性物理学、物質科学、統計物理学、非線形物理学、天体物理学、量子光学、素粒子理論、生物物理学、パターン形成物理学、バイオインフォマティクス、相対性理論、量子力学 など

応用化学科 Department of Applied Chemistry

化学の力で人類に役立つ物質を創製し、持続可能な社会に貢献する。

化学産業の多様化に対応するため、原子・分子レベルのミクロな視点と、社会問題を解決するマクロな視点の両方を養います。基礎化学を土台に、ナノテクノロジーやAIなど最先端の技術を駆使し、新物質の創製や革新的技術の開発を通じて、より良い社会の実現を目指します。卒業研究では、環境・エネルギーなど、人類全体の課題の研究にも取り組みます。大学院進学率が高く、教員免許取得も可能で、女性学生も多く在籍しています。

[学びのキーワード]

有機金属化学、生物有機化学、分子計測学、固体化学、分光化学システム、生命分子化学、ナノ物理化学、分子機能化学、触媒有機化学、天然物有機化学、数値移動現象、理論化学、分子分光学、大気化学、高分子化学 など

生命科学科 Department of Biological Sciences

「生命」の不思議を解き明かし、持続可能性に貢献する最先端分野。

生命現象の原理・原則を学び、生物を生命システムとして総合的に理解します。多様な生物界や地球環境の現状と将来を、幅広い教養とともに科学的根拠をもって洞察し、人類が直面する地球レベルの諸問題の解決策を提案できる人材を育てます。
「生き物が好き」、「生命の本質とは?」、「環境や生物多様性を守りたい」、「病気を分子レベルで理解したい」、「コンピュータで生物をシミュレーションしたい」──こんな思いを抱く皆さんを歓迎します。

[学びのキーワード]

ゲノム生物学、生物物理、ナノバイオサイエンス、マイクロバイオメカニクス、分子生物学、構造生物学、分子遺伝学、細胞生物学、進化発生学、形態形成、光合成生物学、植物生理、生物進化、動物行動生態学、微生物生態学、環境科学、バイオテクノロジー、バイオインフォマティクス など