2020.12.16

「世界の舞台で活躍を期待」
スキー・ノルディック複合 木村幸大選手(法1) 畔上祥吾選手(法1)

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「研究熱心」「志の高い2人」 スキー部・今井博幸監督

2020年世界ジュニアでの畔上祥吾選手(左)と木村幸大選手 Ⓒ公益財団法人全日本スキー連盟SAJ令和3承認第00109号

スキー部の今井博幸監督によると、ここ4年間、ノルディック複合の選手は在籍していなかった。監督は、将来の日本複合界を背負って立つだろう新鋭2人の入部を歓迎し、木村幸大選手の心肺能力、畔上祥吾選手のテクニックの高さを特長に挙げる。「将来性は非常に高く、世界の舞台で活躍できると信じている」と意を強くしている。

 

中大OBの今井監督は1992年アルベールビルから4大会連続でクロスカントリー選手として冬季五輪に出場。1998年地元開催の長野ではリレーで日本クロスカントリー史上初の7位入賞に貢献、続く2002年ソルトレイクシティーでも50キロ・クラシカルで日本人最高の6位入賞を果たした。

 

畔上、木村両選手について、今井監督は「2人とも研究熱心で志が高い。真摯に競技と向き合う姿勢が良い」と褒め、ジャンプについては全日本スキー選手権複合で優勝実績のあるスキー部OBの上野隆コーチが適宜指導しており、「全く心配していない」と話す。

 

高校時代の実績からすでにW杯に出場し、同世代の先頭を走っている存在の木村選手には「世界選手権を足がかりに、2022年北京五輪も狙ってほしい」と期待。畔上選手も「渡部暁斗選手ら超一流選手とトレーニングを重ね、あこがれの存在に一歩でも近づいてほしい。クロスカントリーが強くないと勝てないし、そこが強みなのは心強い」と評価している。

 

「表彰台に上がっても、優勝できなければ負けは負け」。その悔しさを持ち続け、「忍耐をもって努力を継続する」ことを常に心がけてきたという今井監督。「強くなる秘訣はないが、勝ちたいという気持ちがある限りやっていける」と2人にエールを送っている。

スキー部員が次々に活躍 今シーズンも期待

冬季スポーツの2020~21年シーズンがスタートしたが、昨シーズンは中大スキー部員の躍進が目立った。今季の活躍も期待されている。

 

髙橋大成選手(法4=当時)が第98回全日本スキー選手権大会(2月11日、秋田・田沢湖スキー場)のアルペン男子スーパー大回転で初優勝を飾った。現役中大生による全日本選手権制覇は2007年以来の快挙という。

 

全日本学生スキー選手権大会(2月26日、秋田・花輪スキー場)のアルペン男子1部回転では、富井大賀選手(法1=当時)が初優勝した。

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