2024.03.22

〈学生記者卒業記念コラム〉
あっという間だった学生生活 念願の新聞記者になる
さまざまな経験が視野広げる
法学部卒業生 芳賀 葵

  • キャリア
  • きょう・あした

 

大学4年間は時間が過ぎるのが早いと多くの人から聞いていたが、コロナ禍で始まった大学生活は本当にあっという間に過ぎていった。オンライン授業の1、2年生の頃に比べ、実際にキャンパスに通えた3、4年時は「今が人生で一番楽しい」と心底、思えるほど充実した日々だった。4年間でこんなにも自分の視野が広がり、さまざまな経験を積めると思っていなかった。地元の京都・与謝野町から上京する選択をして本当に良かったと思っている。

 

「記者になりたい」と漠然とした思いを持ち、2年生のときに「HAKUMON Chuo」の学生記者に応募した。その願いは現実となり、春からは新聞記者として仕事をする。学生記者として学んだことを今後に生かしたい。何より取材相手に興味を持ち、どんな人物なのか、何を好きで、何に興味を持っているのかといった情報を事前に調べて把握し、頭に入れておくことの大切さを学んだ。取材されてよかったと思われるよう今後も努力するつもりだ。

 

「HAKUMON Chuo」の取材では、全国大会の優勝や、世界大会出場など輝かしい成績を残した中大生に会う機会が多く、同じ大学にこんなにすごい人が数多く在籍していることに驚いた。体育会に無縁の私だが、学生記者になってからは、進んでスポーツを観戦するようになった。

教育実習で得難い経験  教職課程の友達から刺激

私は法学部生でありながら、教職や司書、司書教諭の免許も取得した。週6回の通学、6限までキャンパスで過ごした日もあり、目まぐるしかったが、充実していた。中でも忘れられない経験が、4年生の6月に行った3週間の「教育実習」だ。

 

担当は中学3年生。初めはクラスになじめるか、生徒が私の授業の内容を理解してくれるかが不安で、指導案や模擬授業の準備には夜遅くまで多くの時間をかけた。実際に実習は大変ではあったが、想像以上に楽しく、生徒たちと積極的に話すことができた。

 

「芳賀先生とは自然と笑顔で話すことができて、学校に来るのが楽しくなった」。生徒の一人が最終日に話してくれたこの言葉が心に残る。生徒たちからもらった寄せ書きは、大切に部屋に飾ってある。教職の道を選ばなかった私だが、1人でも私のことを覚えてくれている生徒がいればうれしい。実習で学べたことを人生の糧にして、生かしていきたい。

 

教職課程を履修して、他学部や体育会の友達が多くできたことも刺激になった。教職を通して出会った友達は、法学部の友達以上に、自分にない感性や経験を積んでいると感じることが多かった。文学部の友達とは、好きな作家の文学館に一緒に行ったり、読書の話で盛り上がったりしている。高校時代に野球の甲子園やインターハイに出場した体育会の友達の話も新鮮だった。

 

コロナ禍で制限もあった学生生活だったが、だからこそ「自分で行動しなければ、何も始まらない」という思いが生まれ、積極的に行動できたのだと思う。思い描いた社会人になれるよう頑張っていきたい。中央大学で学んだ4年間は一生の思い出となった。ありがとうございました。

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