2024.03.25

「謙虚に高みを目指す」「1年目からチームの中心に」「活力と希望を与えられる選手に」
サッカー部 卒業生の5選手がJチーム入り

学生記者 近藤陽太(経済3)

  • 中大ニュース
  • アスリート

サッカー部の5選手が今春、Jリーグのチームに入団する。

所属先は、有田恵人選手(文4)がベガルタ仙台、猪越優惟(ゆうい)選手(商4)が清水エスパルス、牛澤健(たけし)選手(経済4)と山﨑希一選手(経済4)は水戸ホーリーホック、田邊光平選手(法4)がレノファ山口FC。

多摩キャンパス「FOREST GATEWAY CHUO」3階ホールで2023年12月22日に、所属先内定の記者会見が開かれ、5選手と宮沢正史監督、加納樹里部長が出席した。司会進行役はマネジャーの鈴木愛理さん(商4)が務めた。

5人は記者の質問に堂々と答え、プロの世界に挑戦する決意を次々と語った。宮沢監督は「中央大学はすごいと思われるような選手になってほしい」と期待感を表し、加納部長はことわざの「疾風に勁草(けいそう)を知る」を紹介し、逆境でこそ人は成長できると、はなむけの言葉を送った。

(左から)猪越優惟選手、田邊光平選手、牛澤健選手、山﨑希一選手、有田恵人選手

プロ入りする5人の決意表明、意気込み、抱負は次の通り。

それぞれの結び部分の漢字は「大学4年間を漢字1文字で表してほしい」という質問への回答。カッコ内はポジション、身長・体重。


有田恵人選手(MF 171センチ・63キロ)=ベガルタ仙台

「(Jチーム入りは)率直にうれしい。家族も泣いて喜んでくれた。お世話になった人に感謝を伝えたい。ベガルタ仙台は伝統があり、サポーターの熱量が高いというイメージがある。自分の特長を発揮して、愛される選手になりたい。今年はけがが多く、苦しかった中で、サッカーができる幸せに気付くことができた」

「時」=暇な時間に何ができるかを考えるようになった。
 

 

猪越優惟選手(GK 185センチ・80キロ)=清水エスパルス

 「夢だったサッカー選手になることができて率直にうれしい。J2のエスパルスを自分がJ1に上げる気持ちでプレーしたいです。家族から送られた『謙虚におごらず高みを目指しなさい』という言葉を大切に、将来は海外でプレーし、日本代表として活躍したい」
 

「見」=先輩を見て、マネして成長した。見る力を養えた。
 

 

牛澤健選手(DF 178センチ・72キロ)=水戸ホーリーホック
 「アピールポイントは堅い守りと後ろからゲームを作れるところ。水戸は若い選手が多く、成長できる環境というイメージがある。1年目からリーダーシップを発揮して、チームの中心の選手になりたい。4年間、勝てない時期も多かったが、これからの人生につながると思います」


「肩」=筋トレでみるみる肩が大きくなる部員を見て、継続する大切さを知った。
 

 

田邊光平選手(MF 168.5センチ・61キロ)=レノファ山口FC
「1年目が重要だと思うので、きょうから体を作りたい。レノファ山口にはサッカースタイルの面で共感を覚えます。得点やアシストでチームに貢献したい。高卒でプロに行けなかったことはつらかったが、中大でOBやプロ選手との出会いにも恵まれ、4年間で成長できた」
 

「楽」=サッカー教室で子供たちと触れ合う中で、サッカーを楽しむ気持ちを思い出した。
 

 

山﨑希一選手(MF 165センチ・58キロ)=水戸ホーリーホック
「(J内定に)母は泣いて喜んでくれた。水戸は若い選手が多く、社会貢献に力を入れている印象がある。サッカー選手としてだけでなく、人としても成長したい。けがで試合に出られない日も続いたが、その中で得た経験もある。1年目から試合に出て活躍し、身近な人に活力と希望を与えられる選手になりたい」

「楽」=苦しくなったとき、力を抜いてプレーすることができるようになった。

GO GLOBAL!
スポーツ・文化活動
中大スポーツ
Connect Web
Careers