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2026.04.02

「自分のゴールで勝たせる」「チームを象徴する選手に」
サッカー部6選手が今春 Jリーグ、社会人チームに入団

学生記者 則末耀斗(文2)

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サッカー部の6選手が今春、Jリーグや社会人のチームに入団する。6人は2025年12月の記者会見で「チームを象徴する選手になる」「早く試合に出てチームに貢献したい」「世界で活躍する選手に」などと、それぞれ抱負を語った。会見に同席した加納樹里部長は「自分自身を変えていくことを恐れないでほしい」と期待し、宮沢正史監督は、「粘り強く戦った彼らを誇りに思う。いかに自分が成長できるか、いかにチームが成長できるかを感じながら頑張ってほしい。卒業生の先輩たち以上の活躍を期待している」とエールを送った。

 

会見で選手たちが語った抱負、将来の目標、目標とする選手、中大の4年間で学んだことなどは次の通り。(学部・学年の後ろは身長と体重、選手らの学年は2025年度の表記

春からの所属チームのユニフォームを着て笑顔を見せる選手たち。(左から)宮沢正史監督、持山匡佑選手、岩瀬陽選手、杉山耀建選手、田中幹大選手、富永拓斗選手、
立石直也選手=2025年12月9日、多摩キャンパス

 

開幕戦スタメンを狙う

 

★持山匡佑(きょうすけ)選手

商学部4年  180センチ、72キロ

内定先:川崎フロンターレ(J1) ポジション:FW

 

内定が決まり、素直にうれしい。これからが勝負だなと思っています。アピールポイントは、シュートレンジの広さや、ゴールのバリエーション。(中央大学OBの)中村憲剛選手のような川崎フロンターレを象徴する選手になりたい。開幕戦のスタメンを狙います。

 

キャリアを通じた目標はワールドカップで優勝すること。中大の4年間で学んだことは、第一は人としてのあり方です。サッカーの技術面でいえば、入学当初は守備が課題だったが、守備の大切さを学び、チームのために戦うことを学びました。

 

 

 

世界で活躍する選手になる

 

★岩瀬陽(ひかる)選手 

経済学部4年  185センチ、85キロ

内定先:湘南ベルマーレ(J2) ポジション:GK

 

オファーをいただいたときは、率直にうれしく思いました。これから勝負の世界に飛び込むぞという気持ちです。長くベルマーレに在籍して、チームを象徴する選手になりたい。今後の目標としては、中学、高校、大学の先輩である古橋亨梧選手のような世界で活躍するような選手になりたい。

 

中大の4年間を通じて、サッカー選手としてうまくいっていないときの立ち居振る舞いや、サッカー選手としてどう生きていくべきかを学びました。

 

 

 

見ている人を楽しませるプレーを

 

★杉山耀建(ようた)選手 

国際経営学部4年  174センチ、68キロ

内定先:ベガルタ仙台(J2) ポジション:MF

 

今の心境は、率直にうれしい。ここからやってやるぞという気持ちです。アピールポイントは、ドリブルからのチャンスメイク、得点に絡む動き、見ている人を楽しませるプレー。憧れの選手は、自分が小さいころから活躍しているアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手。目標は、早く試合に出てチームに貢献すること。そしてJ1昇格に貢献できる選手になっていきたい。

 

中大の4年間で、チームのために試合に出場し、チームのために尽くして戦うということを学んだ。入学当初は守備と走りが課題だったが、4年間で改善することができました。

会見冒頭、緊張気味の6選手

人としてのあり方、中大で「人間性」学ぶ

 

★田中幹大選手

商学部4年 183センチ、75キロ

内定先:いわきFC(J2) ポジション:FW

 

やっとスタートラインに立てたという気持ちです。ゴールに向かうプレーや、前線で起点となるプレーを見てほしい。目標としているのは、横浜F・マリノスの谷村海那選手。自分のゴールでチームを勝たせるプレーができる選手になりたい。今後の目標として、まずはシーズン2けたゴールを狙う。いわきFCをJ1に昇格させるプレー、チームを元気づけるプレーをしたいと思っています。

 

大学での4年間を通じて、サッカーの技術面をはじめ、どういう人にならなければならないかという、人間性の部分を学ぶことができました。

 

 

 

サッカーを続けられる喜び

 

★富永拓斗選手

経済学部4年 174センチ、67キロ

内定先:品川CC(カルチャークラブ) ポジション:MF

 

率直に選手としてサッカーを続けられることを大変うれしく思っています。アピールポイントはキックとボールコントロール。目標としている選手は品川CC所属の松浦拓弥選手で、理由は判断力、ボールタッチなど全てがお手本になるプレーだからです。チームのリーグ昇格に貢献したい。個人としては、社会人とサッカー選手の両立という部分で努力していきたい。

 

中大の4年間を通じて学んだことは、考えることだと思っています。サッカーの試合に出場していないとき、就職活動のとき、一人暮らしのときと、さまざまなときに考えることを一番に学びました。

 

 

 

中大同期生と対戦したい

 

★立石直也選手

経済学部4年 185センチ、75キロ

内定先:IRIS.F.C(アイリスオーヤマ・サッカー部)

ポジション:DF

 

サッカーを続けられることに感謝の思いが強いです。自身のアピールポイントは空中戦の強さ。目標とする選手は、東京ヴェルディの鈴木海音選手です。高校の先輩であり、ピッチ内外でのサッカーに対する強い気持ちや、プレー中のクレバーな判断を見習わなければいけないと思っています。目標は、チームのJFL昇格に向けて頑張ること。個人としては、中大サッカー部の同期と大きな舞台で対戦できるように頑張っていきたい。

 

中大の4年間でどんなときもチームにコミットする力の大切さを学んだ。悔しい思いを抱えているときも、チームのために考えて行動するということを学ばなければいけないと思いました。

会見後、友人らと和やかに談笑する選手たち

〈取材後記〉
真剣にサッカーと向き合う厳しさ 「チーム」としてのサッカーとは
学生記者 則末耀斗(文2)

会見で選手の口からは、「チーム」に関する言葉が多く発せられた。中でも印象に残っているのは立石直也選手の次の言葉だった。

 

「サッカーを続けたくても続けられない同期の姿を見てきたため、(卒業後も)サッカーを続けられることに対して感謝の思いが強い」

 

この言葉を聞いて、大学サッカーと、それより先の世界との間にある実力主義を伴う大きな隔たり、真剣にサッカーをすることの厳しさを感じた。同時に、チームの仲間たちの思いを背負って戦っていく立石選手の意思を感じ取れた。

 

会見で写真撮影の際に、それぞれの所属するチームのユニフォームに着替えた選手たちが表情を崩して、仲良く笑い合う姿も印象に残っている。4年間、勝利を目指して、互いを高め合う中で、厚い信頼関係を築いたことがうかがえた。会見での言葉と、和気あいあいとした様子から、選手たちが口にした「チーム」という言葉は、確かな絆やサッカー部員としての経験に裏打ちされたものだと感じた。

 

最近、私はサッカー漫画「ブルーロック」を一気読みした。ある施設に全国からストライカーが集められ、自分自身の夢や目標、生きがいのためにサッカーに打ち込む。「チーム」を優先する者は脱落し、自身のエゴをむき出しにする者が生き残るという物語だ。これまで10年近く、チームを尊重するように指導されてサッカーをプレーした私にとって、エゴを追求する発想は、新鮮で格好よくも映った。

 

中大を卒業後、それぞれのチームのために熱い思いで勝利を目指す彼らが、「ブルーロック」から得た私の価値観の揺らぎを圧倒するようにプレーし、さらに私の価値観を塗り替えてしまうような活躍を見せることを大いに期待している。

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