文学部Faculty of Letters

人文社会学科

国文学専攻/英語文学文化専攻/ドイツ語文学文化専攻/フランス語文学文化専攻/ 中国言語文化専攻/日本史学専攻/東洋史学専攻/西洋史学専攻/哲学専攻/ 社会学専攻/社会情報学専攻/教育学専攻/心理学専攻/学びのパスポートプログラム

LIVE!演習

[ 社会情報学演習(2)(7) ]

「図書館」はどう生き残る?

長らく「知の宝庫」として君臨してきた図書館も、時代の波にさらされ変化を迫られている。
課題のひとつは図書館の魅力をどう広く発信するか。今日の演習では動画による広報を研究する学生が中央大学図書館の紹介動画を発表。
効果的なコンテンツのありかたについて意見を交わしあった。

図書館を通して
情報社会を「科学」する。

インターネットは混沌とした情報の海。求める情報が入手できるとは限らない。
そこに図書館の存在価値がある。 一方で、時代に合わせ図書館も進化する必要がある。ゼミでは、図書館という社会装置を通して、情報社会を「科学」する。

小山 憲司 教授 研究分野:図書館情報学

クオリティは、細部に宿る。

動画配信サイトで「図書館」と検索すると、多くの動画がヒットする。
その中で観てもらうためには、コンテンツはもちろん、効果的なナレーション、テロップの文字数や切り替え速度、サムネイルの工夫など、細部にわたるこだわりが必要だ。

図書館動画にメリハリは必要か?

発表者が作成した動画は単調なシーンが続くが、それが悪いとは思わない。
そもそも図書館動画に娯楽性は必要なのか? 動画に込めた意図が、視聴者に伝わるストーリーになっているかなど、構成や編集の完成度も評価するべきである。

広く学生に訴求する
図書館のコンテンツとは。

図書館が好きな私にとって書庫の動画は興味をそそるものだが、大学施設のひとつとして図書館を捉える学生には刺さらない。 閲覧席や学習スペース、開架の本の種類など、利用時の有益な情報をもっと伝えるべきと感じた。
図書館はこれまで、どちらかというと来館者を待つ受け身の施設だった。しかし能動的な学習が求められる今、図書館のあり方も変わらなければならない。
デザインも含め、現代社会の図書館を研究するのは面白い。

尾崎 佳帆
社会情報学専攻 情報コミュニケーションコース 4年
神奈川県 中央大学附属横浜高等学校出身

教員との距離が近い
専攻プログラム別・少人数制

初年次から4年次に至るまで、基礎演習や専門演習(ゼミナール)などの少人数教育が受けられます。 それらの科目の中で、歴史から現代の最先端の学問の成果にまで直接触れながら、幅広い教養と深い専門能力を身につけられるように、カリキュラムが構成されています。

専攻・プログラム紹介

国文学専攻 Department of Japanese Literature

過去とのつながりを知り、未来の自分と世界を考える。

日本語による文学・芸能・文化、そして日本語そのものを研究します。古代から現代に至るまでの間、文字や音声を介し、言葉によって文化がつくりあげられてきました。 その豊かな文化に接し、価値を見極める目を養い、その目で現代、そして未来を見つめられるようになること、それが国文学専攻での学習の目標です。

[卒業論文のテーマ例]

『万葉集』の行幸について/源氏物語における死/天皇の歌から見る百人一首―定家の撰歌意識―/江戸の広告と戯作者/唐十郎論

英語文学文化専攻 Department of English Studies

英語圏のことば・文学・文化に関する理解を深めよう。

英語学、イギリス文学文化、アメリカ文学文化の基本領域から構成されています。これらの領域の専門教育を通して、ことば・文学・文化に関する理解を深め、国際感覚を養います。 また、英語での速読や精読、論理的な文章の書き方、プレゼンテーションやディベートをする方法を実践的に学びます。

[卒業論文のテーマ例]

The Acquisition of Dative Alternation in English by Japanese Learners of English/
日本人と英語母語話者の依頼表現の違いについて

ドイツ語文学文化専攻 Department of German Studies

ドイツ語圏の文化と歴史の光と影から、未来への英知を学ぶ。

ドイツ語とドイツ語を使用する国や、地域の文化を広く深く学ぶことにより、異文化コミュニケーション能力を高め、新しい社会と文化を創造する英知につなげていくことが、ドイツ語文学文化専攻の学びです。 ドイツ語圏の言語・文学・文化・歴史を学び、広い視野から自分の専門にアプローチし分析する力を養います。

[卒業論文のテーマ例]

グリム童話における文体の変遷─浮き彫り付与、時制、指示からみる─/リア王の自己認識の変化/イェイツの描く妖精世界

フランス語文学文化専攻 Department of French Studies

語学文学文化コース/美術史美術館コース

言葉と文化をアラカルトで学んでもよし、アートを体感するもよし。

フランスという社会が生み出した文化は、世界の各地域で、過去も現在も広く関心を引き、存在感を示しています。 その根源には何があるのか。フランス語を入り口として、「語学文学文化コース」では文学を中心とするさまざまな文化を、「美術史美術館コース」では美術史と美術館について学修します。

[卒業論文のテーマ例]

L'étude des marqueurs distinctifs dans les manuels élémentaires/ フランス英語教育の展望/ギュスターヴ・モロー《若者と死》から見る図像学

中国言語文化専攻 Department of Chinese Language and Culture

高度な語学力と幅広い知識で、中国の諸事情を正確に理解する。

中国という巨大な隣国を正確に理解するために、語学運用能力を養い、人々の暮らし・考え方の背景となる歴史や文化について、幅広い知識を修得。 現地に関するさまざまな情報を自分の目と耳で確かめ、適切に分析することをめざします。持続的な関心を持ち理解を深めることは、他者の立場から見える自分に気づく自己形成の一環となります。

[卒業論文のテーマ例]

陶淵明研究/『三国志演義』について/庭園から見る中国と日本の美意識の違い/ 北京を舞台とするイタリアオペラ『トゥーランドット』の変遷

日本史学専攻 Department of Japanese History

歴史的視点から物事を捉える目と頭を養う。

温故知新。歴史を学ぶことによって新しい知恵が生み出される。大学で日本史学を専攻することは、歴史的視点から物事を捉える目と頭を養うことを意味します。 文献史学や考古学を深く学ぶことで、日本の歴史を自ら解き明かす力を身につけ、社会の方向性を見据えながら、自分の歩むべき道を見つけ出しましょう。

[卒業論文のテーマ例]

縄文時代と弥生時代の丸木舟/古代における穢観念について/中世の村落と寺社/ 幕末期における相模国被差別民の諸相/品川宿における天皇東幸/二・二六事件後の政局変化

東洋史学専攻 Department of Asian and African History

現代社会の成り立ちを、アジアから、歴史から考える。

歴史学とは、現代社会が今ある姿になった経緯を理解するための学問です。 国際社会が抱えている多くの問題を解決するために、そして、これからの世界で日本の国や企業・人が真に成功するために、アジアの社会を形づくった歴史を理解しなければなりません。 その手段となる語学力の向上と、透徹した歴史認識の養成に力を注いでいます。

[卒業論文のテーマ例]

イスラーム復興における原初期の思想の伝播の要因/上海租界の形成/中央アジアとイランの工芸について/ アンコール王朝末期の交易品の流通について/漢代において女性であることとは

西洋史学専攻 Department of European and American History

西洋の歴史から、世界をどのように見るかを考え問題提起する。

「西洋」の歴史を学ぶということは、単に遠い国々や地域の歴史を知ることではなく、私たちが「西洋」を、そして世界をどのように見るかを考え、問題を提起することです。 西洋史学専攻では、多様な教授陣とカリキュラムを用意して、できる限り柔軟に、世界史的視野で、皆さんが自分なりの「西洋」を発見する手助けをします。

[卒業論文のテーマ例]

古代オリエント世界における王権と動物の関係性について/古典期アテナイのディオニュソス祭儀/ 中世前半における聖俗秩序のあり方/初期フランドル絵画における聖人と寄進者

哲学専攻 Department of Philosophy

よくわからないことの多い謎に満ちたこの世界に、立ち向かう学問。

いつの間にか生まれて、苦労して生きていき、そして最後には死んでしまう。このことにどんな意味があるのでしょうか。 この〈わからなさ〉を出発点として、昔からさまざまな哲学者たちが悩み苦しみながら、考えてきた問題群があります。そんな問題について本を読み、みんなで議論しながら、4年間じっくり付き合ってみませんか。

[卒業論文のテーマ例]

人工知能に魂はあるか―プロティノスの哲学による考察―/現代における言霊感覚と富士谷御杖の思想/ ベルクソンとバシュラールの時間論―質による一元論と量による多元論―

社会学専攻 Department of Sociology

コロナ後の社会を構想しよう。

社会学専攻では、現代社会を〈Global〉グローバルに見渡しつつも、〈Clinical〉微細に臨床的に観察し、〈Visionary〉未来を見通す知を養います。 国内外で実際に社会調査する実力を養成し、社会を理論的に考察するトレーニングに力を入れており、ビジネス・行政・マスコミ・研究職・NPOなど幅広い分野に卒業生を送り出し続けています。 ここで社会学を学び、コロナ後の社会を構想し、築いていく実践者となってください。

[卒業論文のテーマ例]

ごみ山の「仕事」:カンボジアのごみ山が果たす社会的機能/子ども食堂は地域コミュニティに何をもたらしているのか:川崎市における5つの事例より/ 観察者化から参加者化へ:バーチャルYouTuberのファン文化から見る、流動化社会における関係性の楽しみ方

社会情報学専攻 Department of Socio-Informatics

情報コミュニケーションコース/図書館情報学コース

「情報」という切り口から見える現代社会の面白さ。

メディアや情報が鍵を握る現代社会に対応できる学生を育てます。情報コミュニケーションコースではメディア・コミュニケーションやメディア文化、 社会心理学を理論的・実証的に学び、社会調査やデータ処理の実践力も修得。 図書館情報学コースでは、理論と実践の両面からシステムエンジニアやライブラリアン(司書)等情報管理のスペシャリストを養成します。

[卒業論文のテーマ例]

メディアとしてのボードゲーム/なぜ“手作り品”を売るのか/箱根駅伝の構造と人気の要因/ 異なるソーシャルネットワークサービス同士を繫ぐシステムの構築/矯正教育と図書館

教育学専攻 Department of Education

学校だけでなく社会の中で、人が育ち、学び、生きることを問う。

教育学は学校教育だけではなく、家庭教育や生涯学習など社会のさまざまな場面で、子どもから高齢者に至る人間の成長を対象にした学問です。 教育学は総合的な社会科学なので、哲学、歴史学、政治学、経済学、心理学、社会学などとも関連しています。 また、現代の教育問題のトピックや外国の教育事情などについても学ぶことができます。

[卒業論文のテーマ例]

非行少年の家庭的な支援/幼児期における「死」の伝え方/小学校の英語教育における社会連携の意義/ 児童館の機能と地域的意義/横浜市における多文化共生に向けた教育の取り組み

心理学専攻 Department of Psychology

自分の中にある常識を根底から覆し、新しい「知」を提供する。

心という目に見えないものを客観的に捉えるために、心理学では実験・観察・質問紙調査などの方法や数学を用い、科学的な真実を追究します。 その一方で、心理学では一人の人間を、対話を通して深く理解しようとします。あなたは科学的な「知」を身につけつつ、実践の中で出会った他者の言葉に対し思索を重ねることになるのです。

[卒業論文のテーマ例]

非共感覚者における共感覚性の検討/第二言語の分節化におけるシャドーイングの効果/白色文字と有彩背景色の組み合わせにおける視認性

学びのパスポートプログラム Interdisciplinary Studies Programme

社会文化系/スポーツ文化系

領域を横断しながら自ら学びをデザインし、人や社会を読み解く。

激変する現代社会の諸課題を読み解いていくには、さまざまな学問分野の基礎を学び、それらを相互につないでいく自由な発想が必要です。そのような発想をもつ人を育てようとするのが、この「学びのパスポートプログラム」です。入学前に「社会文化系」と「スポーツ文化系」どちらかの系統を選択し4年間自分だけのオリジナル・カリキュラムで学びます。

[モデル履修例]

舞台芸術/世界遺産/ミュージアム/国際関係/心の健康/身体の知/ 認知科学/スポーツ文化/スポーツ指導/アウトドア など

人と社会を読み解き、多様な社会に対応できる人材をめざす

文学部の研究目的は、人類がこれまでに生み出してきたさまざまな文化を総体的に学び、あらゆる面から「人間」の意味を追究していくことです。
複眼的な視野を身につけ、高度な専門知識とバランスのとれた知性を併せ持つ、個性豊かな人材を送り出しています。

約700の専門科目で知的欲求に応える

学生の幅広い知的好奇心に応えるため、あらゆる分野にまたがる約700の専門科目を設置。そのうち約半数は専攻を超えて、自分の興味に合わせて履修することができます。
多様な学問を学ぶことで、柔軟な思考力と物事を多角的に捉える視点を養います。

沿革

1951年、中央大学の5つ目の学部として、文学科と史学科の2学科で発足。
その後、2006年に大きな改革を行い、1学科13専攻となり、さらに2021年より学びのパスポートプログラムが加わり、現在の体制になりました。
人文科学と社会科学を融合することによって、幅広い学問分野を横断的・有機的に学べるような教育体制を構築しました。

DATA(2021年度実績)

学生数 男子1,765名 女子2,163名
専任教員数 99名
演習科目数 262(2年次42/3年次124/4年次96)
早期卒業制度 なし

卒業後の主な進路Career design

  • 社会の多様な問題を広い視野で解決!

    公務員

    省庁などで働く国家公務員や、県庁や市役所などで働く地方公務員

  • 未来の日本を担う人材を育成する

    教育分野

    中学・高校の教員や教育分野の企業

  • 専門知識で社会を支える

    専門職分野

    社会教育主事・学芸員・司書・司書教諭

  • 利便性の高い情報社会をめざして

    通信・情報サービス分野

    あらゆる業界で柔軟な思考力と多角的な視点を活かす

進路グラフ
2021年度就職決定者数
654名※
2021年度進学者数
43

※就職決定者数は、文部科学省の学校基本調査における「就職者」定義に準拠。