中村 憲剛Kengo Nakamura

2003年 文学部 文学科 英米文学専攻 卒業。 東京都立久留米高等学校出身、元サッカー日本代表。
現役時代のポジションはミッドフィールダー(主にトップ下、ボランチ)。 フロンターレ 一筋18年のフランチャイズ・プレイヤーとして引退。
2021年、川崎フロンターレのFrontale Relations Organizer(FRO)に就任した。

中央大学で培った「文武両道」で
求められるすべてに全力で挑む。

これからのミッションは、まず次代のトップ選手を育てること。
川崎フロンターレではおもにアカデミーで若手選手の指導に関わり、日本代表戦をはじめピッチの感覚が染みついた元プレイヤーとして説得力を発揮したいと思います。
対外的にはサッカーの魅力を伝えるメディア出演などの広報活動から、いじめや虐待を防ぐ社会貢献活動まで、求められることには、すべて全力で取り組みます。
現役引退から瞬く間に時間が過ぎるめまぐるしい日々ですが、どんな立場でも常に周りへの感謝を忘れず謙虚でありたい。そんな想いを育んだ原点は、中央大学での4年間です。

学生生活は、サッカー以外はひたすら勉強。
英語が得意で選んだ専攻ですが、最初に受けたネイティブ教員の英語授業は別次元のレベルでした。
授業もテストも同級生のサポートなしでは乗り切れなかったと思います。
ですがその環境ゆえに知力が鍛えられ「文武両道」に成長できたことが、糧として今につながっています。

中村 憲剛

運動部であっても学業に一切手を抜かず、文武両道を貫くのが中央大学の伝統です。サッカー部もそうしたなかで好成績を収めてきましたが、 3年次に、関東大学1部リーグから降格したことがありました。
翌年すぐに1部に復帰できたのは、主将の僕だけではなく最上級生も一体となって戦力を分析し、部員一人ひとりに欠けたら回らなくなる役割を与えたからです。
深く関わるほどに「チーム愛」が高まり、強くなる。 この経験は18年間、川崎フロンターレひとすじに歩んできたことと無縁ではありません。
地域に寄り添い、サポーターの皆さんと喜びを分かち合い、ピッチの外にも大勢の仲間がいる。
大学であれほど深く学べたのも、川崎フロンターレがこんなに愛されるチームになったのも「仲間」の存在のおかげです。

学生時代の私

サッカー部の練習より授業を優先することも多く、我ながら勤勉な学生でした。 教科書をかなり熟読したせいか卒業後に「活字」が恋しくなり、今では読書の時間が欠かせません。