ファカルティリンケージ・プログラム(FLP)は、幅広い学問領域をもつ総合大学のメリットを活かした教育プログラムです。各学部に設置された授業科目をピックアップして、5つのプログラムを設定。所属学部で主専攻を修めながら、学部の枠を超えて設けられたプログラムを体系的に学修することで、複数の専門知識をもった学際的な視点を身につけることができます。
主専攻の学びにプラスして、他分野の高度な専門知識や能力を身につけられるFLPは、どの学部の学生でも履修することができます。5つのプログラムを設置し、学生の知的興味や好奇心に応えています。
FLPの学びの中心「演習科目」は、少人数のゼミナール形式です。興味のあるテーマの調査・研究を自主的に進めながら、ゼミの仲間とディスカッションやフィールドワークを行い、実践的な能力を身につけます。
プログラムで修得した講義科目※と演習科目の12単位は、原則としてすべて所属学部の単位( 卒業単位として認定)になるので、所属学部の学修と両立して知識を深めることができます。
※プログラムによって10~20単位
Program01
環境問題を複数の視点から学び、自然と調和しながら社会活動を継続させるために必要な取り組みについて考え、より良い解決策を提起できる能力を養います。
社会問題に対する経済学的アプローチ/環境・社会・政策脳科学/持続可能性科学(社会生態系の安定性や動態、回復力〈レジリエンス〉などといった現象を幅広く探る)
■本学の大学院および国内外の大学院への進学 ■環境の専門家としての法律家 ■会計人 ■国際公務員 ■公務員 ■政治家や研究者 など
Program02
マス・メディアの世界で活躍するための広い視野を持ち、物事の本質を深く考察・分析・報告できる能力や、日本語および英語の文章力などを養います。
ドキュメンタリー制作およびノンフィクション執筆の実践/“伝え手”に必要な「表現法」と「視点」を身につける/メディア状況を学び、論理的な文章構成力を身に付ける/映像リテラシー・ジャーナリスティックな感覚と時代性・テレビの力とSNSとの共生
■本学の大学院および国内外の大学院への進学 ■新聞・通信社 ■出版 ■放送・通信 ■映画 ■広告 ■PR会社 ■音楽業界 など
Program03
開発途上国の諸問題を、経済開発、社会開発(教育、保健・衛生、ジェンダーなど)、環境、国際協力などの多角的な視点から総合的に研究し、格差・貧困問題の解決に貢献できる能力を養います。
国際協力から多文化共生・日本語教育を考える/発展途上国の格差・貧困問題と経済・社会開発:学際的・現場重視型アプローチ/企業・産業の国際比較~グローバル思考養成のために/〈ひとのつながりの新たなかたち〉を構想する惑星社会のフィールドワーク/開発社会学を通して東南アジアを捉える/国際協力から見える現代の世界・日本の課題/国際協力における開発と社会-人々の暮らしと開発介入
■本学の大学院および国内外の大学院への進学 ■国際公務員 ■開発関連のNGOs/NPOs ■開発援助関連の機関 ■国際協力に寄与する民間企業 など
Program04
スポーツを健康、医療、文化、ビジネス、サービス、行政などとの関連の中で多面的に理解し、幅広い分野でスポーツの発展に寄与できる能力を養います。
スポーツによる地域活性化の可能性に関する研究/学習及びスポーツパフォーマンスに対する自分に合った能力開発法を見つける/剣道を通じたビジネスおよび海外文化の理解/スポーツ心理(認知・行動)部分を知る/パフォーマンスの測定・分析
■スポーツ産業界(Jリーグ、球団、スポーツメーカー、広告代理店、介護ビジネス)■各スポーツ機関 ■行政機関 ■教育機関 ■大学院への進学 など
Program05
さまざまな課題を抱える地方自治体の要望に応えられるよう、専門的な知識やスキルを修得。地域社会で、課題解決の政策形成を担える能力を養います。
地域資源を活かした地域経営を考える:そのための地域資源の再発見・再評価、マネジメント/ジェンダー関係(横軸)と世代間関係(縦軸)から社会の中で人はいかに働き、暮らし、生きるかを考える/地域創生のデザイン/地域活性化の源泉を探る/現代日本社会において人びとが生きていく場所としての地域を考える/地域に寄りそい、ひとにこころを寄せるフィールドワークと子どもたちが「生きやすい」コミュニティづくり/地域計画のための分析手法/スポーツによる地域活性化の可能性に関する研究
■本学の大学院および国内外の大学院への進学 ■国家公務員■地方公務員 ■地域公益団体職員 ■政治家 ■政策秘書 ■シンクタンク■NPO法人 ■社会起業家 など