ファカルティリンケージ・プログラム(FLP)は、幅広い学問領域をもつ総合大学のメリットを活かした教育プログラムです。FLP独自に設計された演習科目と各学部に設置された授業科目をピックアップして、5つのプログラムを設定。所属学部で主専攻を修めながら、学部の枠を越えて設けられたプログラムを体系的に学修することで、複数の専門知識をもった学際的な視点を身につけることができます。
1年次に選考試験を行い、2年次から3年間のプログラムが開始します。
所属学部の学びにプラスして、他分野の高度な専門知識や能力を身につけることができます。他学部の学生と学ぶことで、知的な刺激が生まれます。
学びの中心は少人数のゼミナール形式による「演習科目」。調査・研究を自主的に進めながら、仲間とディスカッションやフィールドワークを行います。
修得した講義科目と演習科目の単位は、原則として所属学部の卒業単位として認定されるので、学部の学修と両立して知識を深めることができます。
Program01
環境問題を複数の視点から学び、自然と調和しながら社会活動を継続させるために必要な取り組みについて考え、より良い解決策を提起できる能力を養います。
環境などの社会問題を経済学で考える/環境に良い効果を与えるインパクトを考える/ニューロトランスフォーメーション:脳科学の分野融合/持続可能な地域づくり―環境科学と社会・経済学の接点を探って
国家公務員・地方公務員をはじめ、建設、運輸、旅行、金融・保険、新聞・放送、メーカーや大学院進学など
Program02
記者、ディレクター、プロデューサー、アナウンサー、編集者、コンテンツ・クリエーターなど、さまざまなメディアの世界で活躍できる人材を育成します。
ドキュメンタリー制作とノンフィクションの執筆/メディア・情報流通の倫理と法政策/パブリックスピーキングと自己表現/デジタル時代のメディアとその担い手/映像を読むこと、映像で表現すること&テレビの可能性を探ること
新聞・出版・放送、広告・通信・印刷業をはじめ、運輸、メーカー、公務員、大学院進学など
Program03
開発途上国の諸問題を、経済開発、社会開発(教育、保健・衛生、ジェンダーなど)、環境、国際協力などの多角的な視点から総合的に研究し、格差・貧困問題の解決に貢献できる能力を養います。
「他人事」から「自分事」への国際協力―日本語教育・多文化教育の視点から―/発展途上国の格差・貧困問題と経済・社会開発:学際的・現場重視型アプローチ/企業・文化の国際比較研究を通じて英語によるプレゼン能力の向上も養成しよう!/“異境の地”に降り立ち、ともに場を創る国際フィールドワーク/開発社会学を通して東南アジアを捉える/変わりゆく世界と新たな国際協力のありかた
国際協力機構(JICA)などの公共団体をはじめ、運輸、メーカー、金融、新聞・放送のほか、国家公務員・地方公務員、大学院進学など
Program04
スポーツを健康、医療、文化、ビジネス、サービス、行政などとの関連の中で多面的に理解し、幅広い分野でスポーツの発展に寄与できる能力を養います。
スポーツって何?/地域での障がい者のスポーツ活動を持続させるためにできること/中大のスポーツ振興に関わる活動と、スポーツ・運動と心理面の関わりを調べる。/日本における競技スポーツ文化を考える/ スポーツを「みる」/剣道を通じたビジネスおよび海外文化の理解/競技スポーツを分析する(動作解析・コンディショニング・コーチング)/スポーツと国際協力/スポーツによる地域活性化の可能性に関する研究
スポーツ産業界(Jリーグ、球団、スポーツメーカー、広告代理店、介護ビジネス)をはじめ、各スポーツ機関(日本アンチドーピング機構、日本陸上競技連盟など)、行政機関(各自治体職員)や教育機関(大学職員等)、大学院への進学など
Program05
さまざまな課題を抱える地方自治体の要望に応えられるよう、専門的な知識やスキルを修得。地域社会で、課題解決の政策形成を担える能力を養います。
地域資源を活かした地域経営を考える:地域資源の再発見・再評価、マネジメント/本物のジェンダー平等を実現するためには何が必要か―政治・法律・経済の視点からの探究―/地域創生の新しいデザイン/地域をデザインするとは何か/現代日本社会において人びとが生きていく場所としての地域を考える/地域に寄りそい、ひとにこころを寄せるフィールドワーク/地域の自立的発展のための政策を考える/スポーツによる地域活性化の可能性に関する研究/豊かな暮らしに必要なことを地域で届ける
多くの国家公務員・地方公務員をはじめ、電気、建設、不動産、金融・保険や大学院進学など
髙山 阿悠経済学部 公共・環境経済学科 4年 栃木県立栃木女子高等学校出身※2022年度の取材時点における学年となります。
プログラムが指定する講義科目(プログラムによって10~20単位)と演習科目(12単位)を、2年次から4年次の3年間継続して履修します。