総合政策学部Faculty of Policy Studies

政策科学科/国際政策文化学科

LIVE!演習

[ 事例研究(演習)Ⅱ ]

宗教と社会の関係は?

多くの民族・宗教を抱える東南アジアは、世界の縮図だ。加藤ゼミは、世界最大の群島国家で多様性に満ちているインドネシアを通して研究活動を行っている。
コロナ禍において、宗教はどのような役割を果たすのか?学生たちの議論はイスラームへ向かった。

「世界」を理解する鍵は
宗教にある。

このグループの事例発表のテーマは、「コロナ禍における地域社会」。
インドネシアでは、イスラームが行動規範として大きな役割を果たしていることが指摘された。生活に密接にかかわる宗教への意識喚起だ。宗教理解が世界の諸問題解決の鍵になる。

加藤 久典 教授 研究分野:東南アジア地域研究、宗教社会人類学

日本ではなぜ
「同調圧力」が強いのか。

発表では日本において「同調圧力」を作り出す社会的状況、歴史的展開についても議論された。
これらを通して日本とインドネシアが相互に学ぶことの重要さを学生たちは自覚する。

宗教を軸に
インドネシアを紐解く。

長時間労働とは無縁。インドネシアの労働環境が恵まれているのは、祈りの時間や安息日など宗教を優先するからでは。
宗教を軸に考察するとインドネシアの社会と文化が読み解ける。

社会に根ざす敬虔な信仰心が
生の希望につながる。

コロナ禍の影響は、インドネシアと日本の違いを浮き彫りにした。例えばリモートワークはインドネシアのほうが浸透。ネットの利用率も急増している。
また、社会資本(ソーシャルキャピタル)のひとつである「近所づきあい」もインドネシアと日本では大きな違いがあった。
やはりインドネシアの多数派宗教であるイスラームの役割は無視できない。それは、どのような苦境でも「神からの試練」と考えるムスリムの思考に関係している。宗教が社会的機能を持っていることの一例ではないだろうか。

高橋 未希
国際政策文化学科 3年
東京都立狛江高等学校出身

それぞれの分野の
第一人者の指導のもとで
専門を極める

専任教員によるゼミナール形式の授業を1年次から開講。担当するのは、それぞれの分野の第一人者です。
1年次に学びの基礎を築いたあと、2年次以降はさらに専門的な学びを深め、徹底的な議論を通してロジックを鍛え上げ、卒業論文をまとめていきます。

学科紹介

政策科学科Department of Policy Sciences

政治、法律、経済に関する科目を学び、
文化的背景とも向き合いながら政策の提言をめざす。

政治、法律、経済に関する科目を数多く設置。社会科学の視点から、諸問題に多面的にアプローチします。
併せて、国際政策文化学科設置の科目も履修することで、背後にある文化と向き合い、さまざまな価値観を踏まえたうえで、解決策を提案できる能力を身につけます。

[ゼミのテーマ例]

コーポレート・ガバナンスと企業経営/政治心理学・実験政治学/公共部門の政治経済分析/公共部門の経済学/国際安全保障問題・国際関係の理論的分析/東アジアの国際政治史

国際政策文化学科 Department of Cross-Cultural Studies

宗教学、地域研究、メディア論などを学び、
社会科学を身につけ、多様な価値が共生する社会の実現をめざす。

宗教学、比較文化研究、地域研究、国際交流論など、文化理解に関する科目を多く設置。
併せて、政策科学科設置の科目も履修することで、文化の多様性を政策に反映させ、多元価値の共生する社会のモデルを構築できる能力の獲得をめざします。

[ゼミのテーマ例]

南アジア地域の社会と文化/日本の文化と歴史/日中文化の比較研究/ロシア・旧ソ連地域の社会と文化/環太平洋の移民とマイノリティから考える多文化共生/近代社会システムの限界とそのオルタナティブについて考える/アメリカの社会と文化

さまざまな視点を持って社会現象の解明を行うことをめざす

社会にあるさまざまな課題には、それぞれに異なる背景があり、正解がひとつとは限りません。
複雑に絡まる現象を紐解くためには、政治、法律、経済、宗教、文化など複数の学問分野をつなぎ合わせた知識が求められます。
こうした知識をもとに「よりよい社会づくり」をめざして貢献できる人材を育成します。

社会の「今」の課題を解決する力を育てる

グローバル化・デジタル化が進み複雑化する社会において、世界の「今」を知るためには、幅広い教養が必要です。
「政策」「文化」「外国語」「情報」の4つの柱で、段階的に教養、そしてスキルと専門領域の知識を身につけます。少人数での授業やゼミ、フィールドワーク、プロジェクト学習など、実践の場も多様です。

沿革

1993年に開設。冷戦構造の終結やバブル崩壊など、混沌とした社会に対峙するには、単一の学問分野では限界があり、複眼思考が求められるようになった時代です。
価値観の多様化が進み、社会問題は複雑化し、変化のスピードも加速する今、総合政策学部の存在価値は、ますます高まっています。

DATA(2021年度実績)

学生数 男子561名 女子656名
専任教員数 40名
演習科目数 111(1年次29/2年次15/3年次32/4年次35)
早期卒業制度 あり

卒業後の主な進路Career design

  • グローバルに活躍するビジネスパーソン

    総合商社、メーカーなど

    世界中に展開する総合商社の職員、海外に本社があるメーカーの営業職や企画職など

  • 社会の問題を多角的に考える

    公務員

    行政・経済の知識や教養を身につけた国家公務員、地方公務員

  • 語学を駆使して世界で活躍

    旅行サービス分野

    海外を飛び回るCA(客室乗務員)や旅行プランナー

  • 最先端の課題を解決する

    NPO・NGO

    国内外のまちづくりや国際協力、子どもの健全育成を支援するNPOやNGOの職員

進路グラフ
2020年度就職決定者数
248名※
2020年度進学・留学者数
8

※就職決定者数は、文部科学省の学校基本調査における「就職者」定義に準拠。