Faculty of Global Informatics
国際情報学部

市ヶ谷田町キャンパス

国際情報学科

DATA

学生数
男子355名 女子270名
演習科目数
78(1年次20/2年次19/3年次19/4年次20)
専任教員数
21名
早期卒業制度
なし

グローバル情報社会
諸問題を解決できる人

デジタル化の推進は、いまや地球規模。情報技術を活用した新しいビジネスモデルが生まれ、生活が便利になる一方で、個人情報保護をはじめとする情報に関する法律の必要性が世界で叫ばれています。「情報の仕組み」「情報の法学」「情報の国際文化(グローバル教養)」の知識と考え方で、グローバル情報社会における問題や、将来の変化にも柔軟に対応できる人材を養成します。

進化する情報社会に起こる
諸問題を解決に導く力

ICTに関する知識と、社会のルールも含む法学の理論や情報に関する法律の知識、つまり工学と法学の2つの学問を複合的に学べるのが特徴です。さらに倫理や哲学といったグローバルな価値観を身につけ、それぞれの知識を統合した視点や、変化に柔軟に対応できる思考力を修得することができます。

主要3要素を体系的に学ぶ

学科とコース制度

学びの中心となるのは、「情報の仕組み」「情報の法学」「情報の国際文化(グローバル教養)」の3要素。これらを学ぶことで、国際的な情報社会を多角的に分析し、新たな価値創造や問題解決に寄与できる人材を目指します。

学びの特徴

「情報の仕組み」を学ぶ

「情報の仕組み」では、コンピュータのプログラムはどのように動いているのか、ネットワークではどんな通信が行われているのかといった「できること」を知るために、AI・ICTなどの技術や理論の基礎を学修。新たなサービスを現実社会に適合する形で、開発・実装・運用できる専門的な技術や理論を身につけます。

授業「プログラミング基礎」

プログラミング言語を用いて、基礎的なアルゴリズム、プログラミング技法、システム開発の基礎を学びます。双方向型の講義や演習を中心として基礎知識の理解を深め、簡単なソフトウェアを自力で作りながら、プログラミング技法を身につけます。

「情報の法学」を学ぶ

「情報の法学」では、他人の権利を侵害していないか、名誉を傷つけていないかといった「やってよいこと」を知るために、情報に関する規範、法律や情報政策を学修。法の基本的な知識から、情報技術の発展で生じた課題に法がどのように対処してきたのか、今後どのように対処していくべきなのかについて、幅広く学んでいきます。

授業「AI・ロボット法」

AIは、社会のあり様を変革すると指摘され、時として負の影響が生じることも懸念されています。AIやロボットが抱えるリスクを把握し、法的予防策がとれる知識を修得。予防法学を検討・実現していくための能力を身につけます。

「情報の国際化(グローバル教養)」を身につける

「情報の国際文化(グローバル教養)」では、倫理や哲学の学修を通じて、異文化や多様性を理解し、受容できる教養を身につけます。氾濫する情報の真贋を見抜き、情報を適切に取捨選択できる高い知性を養いつつ、学問の土台となる自然科学、社会科学、人文科学などを学修。英語力も磨きます。

授業「倫理学」

古代ギリシアから現代に至るまでの倫理学の歴史を概観し、そこから現代の倫理的問題(例えば、インターネット上での行為に関する問題)にも通用する普遍的な倫理観を見出すことを目指します。

卒業後の主な進路

■主な就職先(上位30企業・機関)
dirbato/ベイカレント・コンサルティング/カプコン/三菱UFJ信託銀行/みずほ証券/三井住友信託銀行/日本オラクル/日本総合研究所/野村総合研究所/NTTドコモ/楽天グループ/共同通信社/アクセンチュア/日本電気/日本放送協会/リクルート/日本食研ホールディングス/国際協力機構/東プレ/小林製薬/NTTデータ・アイ/国税庁/ユニ・チャーム/横浜市役所/東京都庁/文部科学省/三井住友銀行/神奈川県庁/札幌市役所/ヤフー
■主な進学先
中央大学大学院/東京大学大学院/早稲田大学大学院/慶應義塾大学大学院/筑波大学大学院

目指せる資格

情報処理技術者/情報処理安全確保支援士/弁護士/弁理士/司法書士/行政書士 など

進路グラフ
2022年度就職決定者数
108名※
2022年度進学者数
9

※就職決定者数は、文部科学省の学校基本調査における「就職者」定義に準拠。

学科紹介

国際情報学科 Department of Global Informatics

国際社会が抱える情報の諸問題を分析・解明し、解決できる人材に。

国際情報学科では、国際社会が抱える情報の諸問題を「仕組み」と「法律」の視点で分析・解明し、その問題の解決策を論理的に構築する力を身につけます。そのうえでグローバル社会に受容される情報サービスや政策を実現できる人材をめざします。

[ゼミのテーマ例]

◯AI・ロボット法に関連する諸問題と解決策についての研究。法律学の知識、技術の仕組みなど、多面的に課題を捉え解決策を提示する能力を養成します。
◯情報システムや情報ネットワークの知見を使って、社会の役に立つアプリケーションやサービスをつくる研究。企業と連携した研究などを企画。
◯情報をめぐる変化がグローバル・ガバナンスにもたらす諸問題と解決策についての研究。情報に関する技術面・法的側面の知見を活かして考察します。