本学140年のあゆみは決して平坦な道のりばかりではありませんでした。
法律学校から3科総合大学、そして戦後の文理総合大学、さらに近年のグローバル教育と高度専門職業人養成の展開という中で、3度の罹災、戦争、大学紛争、キャンパス移転、夜間部や研究科の廃止など、数多くの困難に直面してきました。そのたびに在学生と教職員、そして卒業生が連帯して乗り越えて140年の歴史が刻まれました。
本展では、そのあゆみを大学史資料館が所蔵する資料から振り返りました。中央大学の百年史をあむために収集された当館の所蔵資料は、整理・保存されて現在まで伝えられています。百年史編さんが終了した後も、本学の歴史を伝えるために収集、整理、保存を積み重ね、当館の開設により公開ができるようになりました。当館では、これからも本学の歴史をつむぐ資料を収集し、整理し、保存し、公開していきます。
創立140周年を迎えた本学は、2035年の150周年、さらにその先へと「行動する知性。―Knowledge into Action―」を胸にあゆみを続けていきます。本展が本学の未来へと皆様と共にあゆみを進めていくきっかけになれば幸いです。